特別企画の第五夜は、「銀残し」。
難しいことをいうと・・・
現像の際「必要になるはずの」「銀を取り除く作業」を「敢えて省く」ことにより、映像に独特な個性を持たせる撮影用語のこと。
どういうこと?
と思っちゃうでしょうが、それがどういう効果をもたらすのかが分かればいい話で。
カラーだけど、カラーじゃないような。
もちろんモノクロではないけれど、なんとなくモノクロに見えることがあるような。
くすんだ感じの、彩度の低い色を。
そんな、市川崑からの難題に挑んだのは撮影監督・宮川一夫。
60年―『おとうと』を発表、世界で初めて銀残しをやってのけ、賞賛を受ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/fb/cc0ebbd8613077cba59f6a4d15b3b91a.jpg)
この技術を気に入り、自作で多用しているのはスピルバーグとデヴィッド・フィンチャー。
ほら、『プライベート・ライアン』(98)や『マイノリティ・リポート』(2002)、
それから『セブン』(95)の映像って独特でしょう、ほかの映画と比べて全体的に暗く、眩さが少ない?っていうか。。。
『セブン』の追跡シーン、とくに外に出てからの映像は、ことばは妙だけど「銀、残しまくり」でこの技術を最も効果的に使った映画なのではないかと。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『年末特別企画 この技術がすごい!(6)』
難しいことをいうと・・・
現像の際「必要になるはずの」「銀を取り除く作業」を「敢えて省く」ことにより、映像に独特な個性を持たせる撮影用語のこと。
どういうこと?
と思っちゃうでしょうが、それがどういう効果をもたらすのかが分かればいい話で。
カラーだけど、カラーじゃないような。
もちろんモノクロではないけれど、なんとなくモノクロに見えることがあるような。
くすんだ感じの、彩度の低い色を。
そんな、市川崑からの難題に挑んだのは撮影監督・宮川一夫。
60年―『おとうと』を発表、世界で初めて銀残しをやってのけ、賞賛を受ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/fb/cc0ebbd8613077cba59f6a4d15b3b91a.jpg)
この技術を気に入り、自作で多用しているのはスピルバーグとデヴィッド・フィンチャー。
ほら、『プライベート・ライアン』(98)や『マイノリティ・リポート』(2002)、
それから『セブン』(95)の映像って独特でしょう、ほかの映画と比べて全体的に暗く、眩さが少ない?っていうか。。。
『セブン』の追跡シーン、とくに外に出てからの映像は、ことばは妙だけど「銀、残しまくり」でこの技術を最も効果的に使った映画なのではないかと。
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明日のコラムは・・・
『年末特別企画 この技術がすごい!(6)』