Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(33)黒沢あすか

2022-12-15 00:10:00 | コラム
~黒沢あすかのキャリア10傑~

「なんでもやるひと」のイメージが強いので、主に映画、さらにいえば「とくに」インディーズで活きるひと、、、というのは本人も自覚していることでしょう。

ほんの少しだけ年上の50歳、俳優としては、まだまだこれからじゃないですか^^


(1)『六月の蛇』(2002)

塚本晋也流のロマンポルノ。
あまり言及するひとが居ないのだけれど、塚本さんって石井隆の次に女性を美しく艶っぽく撮ることが出来るひとだと思う。



(2)『冷たい熱帯魚』(2010)

園子温によるスプラッターで、でんでんとともに狂ったシリアルキラーを嬉々として演じて爽快。


(3)『沈黙 ―サイレンス―』(2016)

なんと、わがスコセッシ入魂の作品にも参加。

岡田三右衛門の妻を演じる。
出番は少ないものの、ラストシーンを作ったのは彼女なのだ!!



(4)『ヒミズ』(2012)

古谷実の原作漫画をカルト的に愛しているひとは多く、そういうひとたちからは不評。
だったものの、自分は志に感動したものです。
なにより主演ふたり―染谷将太、二階堂ふみ―が素晴らしい。

黒沢さんは、ヒロイン二階堂を虐待する母を怪演。



(5)『嫌われ松子の一生』(2006)

意外なスマッシュヒットを記録した、中島哲也監督&中谷美紀主演作。
黒沢さんはヒロイン松子の親友めぐみ役、
松子に劣らずのジェットコースター人生で、ストリッパーからAV女優へ、そして会社社長にまでのぼりつめる。


(6)『サンクチュアリ』(2006)

堂々の主演作。
(そう、意外と主演は少ないのよ!)


女性ふたりの同性愛っぽい関係性を描くのは瀬々敬久、こういう野心作を撮るために雇われ仕事もきちんと受けるのだろうなぁと想像してますよ、監督!


(7)『女の子ものがたり』(2009)

原作は天才サイバラの漫画。
下位に登場する『上京ものがたり』の続編だが、映画の出来としてはコッチのほうがよかったかな。


(8)『闇金ウシジマくん』(2012)

人気漫画の映画化作品。
大島優子の母親を演じるも、病的なパチンコ狂いだし、やっぱり「ごくフツーのひと」を演じることは少ないよね(^^;)



(9)『渇き。』(2014)

役所広司の顔面力の前に、若手―小松菜奈、妻夫木聡ら―は少し迫力負けしているものの、黒沢さんだけは負けてないのよね!


(10)『上京ものがたり』(2013)

北乃きいちゃんに見惚れていたら映画が終わっていたのだが(^^;)
黒沢さん以外にも池松壮亮、木村文乃、岸部一徳などなど配役が素晴らしいのですよ。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『総括終わっちゃったのに(^^;)』
コメント
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