Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(217)

2017-04-15 07:12:36 | コラム
プロ野球のシーズンが始まり、楽しみがひとつ増えた。
(現時点でいうと、広島・楽天すげーな! 中日も、ある意味ではすげぇ)

自分は格闘技マニアなので、野球もサッカーも大きな試合以外は・・・というタイプのはずだが、
日本シリーズが終わってしまうとスポーツニュースも観なくなるし、ガキのころは「肥満児なのに?」野球帽を被っていたわけで、ずっと気になる競技ではあるわけだ。

選手も知っているほうだけれども、ホンモノに怒られるのがイヤなので笑、許されるのであれば、いちおう野球ファンと「小さな声で」いっておこう。


父親がアンチ巨人だった影響か、巨人以外のチームを応援していたのが中学生まで。

高校生のころに伊藤智仁の投球を目にしてから、しばらくはヤクルトのファンになった。



誰も打てないスライダーを武器に、三振記録を伸ばした、けれども「ガラスのエース」と呼ばれた天才型ピッチャー。

このころの監督はノムさん、キャッチャーは古田。

自分は誰か特定の選手を好きになって、チームそのものを応援していくという野球ファンなので、
伊藤が第一線を退いてからはソフトバンク、
マーくんが登場してからは楽天、
ここ数年は(新井が好きなので)広島推しになっている。

※トップ画像は、きゃりぱみゅのTwitterより


というわけで。
今回の初体験シリーズは、「初めてのプロ野球生観戦」でいってみよう。

トータルで10回もない。

たとえば、あす16日は横浜アリーナでMMA興行『RIZIN』があり、当然のように生観戦する。
日本で開催されるMMAは「ほぼ100%」生観戦するので、たった1年でプロ野球の生観戦記録を超えてしまうのだった。

それでも、すべての競技の生観戦のなかでは上位にくるほうだろう。

MMAは特別だとして・・・

ボクシング、柔道、つぎにくるのがプロ野球なんだもの。


ただ野球観戦のために関東を出ることはないため、東京ドームと神宮球場でしか野球を観たことがない。

ヤフオクドーム、札幌ドーム、そしてマツダスタジアムで、いちどは野球観戦したいものだけれど。


思い出が多いのは、東京ドームではなく神宮球場のほう。

吞んだ帰りに『ホームラン軒』でラーメンを喰い、そのあと神宮球場の周辺をうろつき、「おねえさん、いま、ヤクルト勝ってます?」という、ワケワカラン誘いかたでナンパをしていた時期があったから笑

勝率は低かったよ、当たり前だよクソヤロウ。


さて、なんでも「生」がいいっていうのは、たしかにそうで。

ライヴ行かないと、そのミュージシャンの真の魅力は分からないというのは実際にそうであろうし、

「寝技の攻防なんてテレビで観ていたほうが分かり易い」という意見に賛同する自分でさえ、それでもMMAは生観戦にかぎると思っている。

あの空気、一体感により、凡戦だって「そこそこ」面白い試合だと思えるときがあるし。
(それはダメじゃん!!)

そんな、自分にとっての「プロ野球、初の生観戦」は、19歳の夏だった。

そう、意外と遅かったのです。


つづく。


※奪三振タイ記録を出した直後の、サヨナラホームラン負け

伊藤は、こういうことがほんとうに多かった。

このあと伊藤は、ベンチでグローブを叩きつけるのだった・・・。

タイミングをずらし、ホームランに持っていった篠塚はさすが技巧者だけれど、これ観てしばらくは、大嫌いになったなぁ笑




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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(218)』
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Basquiat

2017-04-14 00:10:00 | コラム
よくチャリで通る高架下のトンネル、ここの攻防戦が、なかなかに激しい。

べつにストリートギャング同士の喧嘩があるわけじゃない、
オヤジ狩りだってない、

そうではなく、壁の落書きの攻防戦。

たとえば月曜日に(ラッカースプレーで)落書きされたとすると、水曜日には消されている。

その週の金曜日、再び落書きされる。

次の週の月曜、消される。

この、繰り返し。

どっちも意地になっていて、ちょっと笑える。


書くほうだってラクじゃない、
どう考えても脚立が必要な場所だってあるし、
決まった字体というかスタイルがあり、60秒でささっと済ませられるものではないだろう。

みんな一緒で、ちょっとつまらないけれどね。


たとえばバスキア(トップ画像)や、
バンクシーのような、




消すにはもったいない、あるいは、その横に書き足したくても「レベルが違い過ぎて」恥ずかしくて出来ない、、、みたいに思ってしまうような、真にオリジナルな「作品」を提示してみたらどうか。


初期は模倣で構わないけれど、そこに留まるのか否かで、君らの人生も変わってくると思うのだよな~。


・・・べつに、そこまで考えていないのか。
そのとき楽しければいいや、みたいな感じなのかな。





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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(217)』
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ペエスケと婦人公論

2017-04-13 00:10:00 | コラム
「旧」坂口杏里の告白記事が載っているというので、久し振りに雑誌『婦人公論』を手に取った。



たぶん、小保方ちゃんと寂聴さんの対談記事以来かな、『婦人公論』を開くのは。

自分みたいなのが、この雑誌を持つのもおかしな感じだし。


それでも。
『婦人公論』には、思い出がある。

かーちゃんが読んでいたから。

かーちゃんは、本や雑誌を読むことが「ほとんど」なかった。

『婦人公論』だって、自分から進んで買ったりしていたわけではない。

近所の仲のいいおばあちゃんが、自分が読み終わると「読む?」といって持ってきてくれるんだよね。


かーちゃんが自分から進んで買ったりしていたのは、『ペエスケ』単行本くらいなものだろう。

なぜか、この漫画が大好きだったんだ。




本や雑誌に興味がなかったというより、そういうことにお金を使いたくなかったんだと思う。


そうした性分は、じつはかーちゃんだけで、とーちゃんも、ねーちゃんも、もちろん自分も、そういうことにけっこう金を使うタイプである。


で、家族それぞれの「気に入り雑誌」についての話。(現在、ではなく、一緒に住んでいたころ)


とーちゃん…『文藝春秋』

いかにもだなぁ! と思う。

ときどき、『週刊宝石』も買っていたか。


ねーちゃん…『GB』

大江千里、アルフィー目的だった。




ちなみにトップ画像は、『GB』の巻頭グラビアを飾った椎名林檎。
この号は、永久保存ということでラッピングして飾ってある。


自分…『ロードショー』、
それと内緒? で『アクションカメラ』などのソフトアダルト系


現在は、『キネマ旬報』『ダ・ヴィンチ』『ゴング格闘技』『BRUTUS』を、買ったり買わなかったり。


※22歳のころの、『ダ・ヴィンチ』読者代表? 記事





18禁雑誌に駄文を載せているものから見ても、紙媒体が売れなくなったなぁ、、、と実感する。

ネットで稼いでいるから、収入そのものには影響がないけれどね。


友人には「お前んちの大量の雑誌、大事に取ってあってもカビとか生えるんだから、CDに焼いてデータ化して、紙は捨てちゃえば?」などといわれるが、そういうことは出来ないのだよなぁ。

それはべつに紙媒体側のプライドとかではなく、単に思い出がいっぱい詰まっているから、、、なのだった。


※ねーちゃんが買っていた『GB』は、ねーちゃん読了後、自分も読ませてもらっていた。

そのころに知ったのが、元春さんだったっけ。




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明日のコラムは・・・

『Basquiat』
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にっぽん女優列伝(8)麻生久美子

2017-04-12 00:10:00 | コラム
78年6月17日生まれ・38歳。
千葉出身。

公式プロフィール

イマヘイ今村昌平の映画としては、けっして成功作とはいえなかった『カンゾー先生』(98)。

主演の柄本明は頑張ってはいますが、走っている場面がぜんぜん走っているように見えませんでしたし、イマヘイのねちっこい演出にもキレがありません。
一般の評価もけっして高くはないのですが、それでもこの映画を観ている「男子」は多いです。

なぜかといえば、麻生久美子(あそう・くみこ)さんのお尻が拝めるから。



男たちは口をそろえていいます、よく分からん映画だったけど「麻生ちゃんの尻はよかったよね」と。

本サイトで何度も主張していますが、そういう見かたがあってもいいのですよね~。


※このPVの後半に出てくるひとが麻生さんであること、気づいてないひとも多いようです




<経歴>

『全国女子高生制服コレクション』、第6回グランプリ受賞者。

このことからも分かるとおり、当初は女優ではなく、アイドルのほうに興味があったようです。


映画俳優デビュー作は、95年の『BAD GUY BEACH』。

つづく『7月7日、晴れ』(96)も観ていますが、再見すれば麻生さんだと気づくものの、当時は、はっきりいって注目もしていませんでした。

ですから98年、オーディションで選ばれた『カンゾー先生』を観て驚いたのです、誰だこの美女は!? って。


美貌とナチュラルな演技、脱げる度胸もある女優さんが放っておかれるわけがありません。

麻生さんのもとにはオファーが殺到するようになり、あっという間に映画界の売れっ子に。

『ニンゲン合格』(99)、
初主演となる『ひまわり』(2000)、『風花』(2001)、『回路』(2001)、『Stereo Future』(2001)、一人二役に挑戦した『RUSH!』(2001)、

観る前からひどい作品であることは予想しつつ、それでも麻生さんの衣装とスタイル目当てで観に行った『RED SHADOW 赤影』(2001)、



『贅沢な骨』(2001)、『命』(2002)、『ラストシーン』(2002)、『魔界転生』(2003)、『アイデン&ティティ』(2003)、『ゼブラーマン』(2004)、『eiko エイコ』(2004)、『CASSHERN』(2004)、『丹下左膳 百万両の壺』(2004)、
『ハサミ男』(2005)、『THE 有頂天ホテル』(2006)、『涙そうそう』(2006)、『どろろ』(2007)、『夕凪の街 桜の国』(2007)、『怪談』(2007)、『ハーフェズ ペルシャの詩』(2008)、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(2008)、『純喫茶磯辺』(2008)、『たみおのしあわせ』(2008)、『アキレスと亀』(2008)、『コドモのコドモ』(2008)、『罪とか罰とか』(2009)、『おと・な・り』(2009)、『インスタント沼』(2009)、『ウルトラミラクルラブストーリー』(2009)。

現在も大活躍ですが、とくに2000年代は旬だったこともあって映画キャリアに途切れがないです。
このなかでいちばんを挙げるとするならば、『ウルトラミラクルラブストーリー』でしょうか。


『シーサイドモーテル』(2010)、『日輪の遺産』(2011)、『モテキ』(2011)、『宇宙兄弟』(2012)、『ガール』(2012)、『グッモーエビアン!』(2012)、

そして現時点における最高作かもしれない『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(2013)、

『ニシノユキヒコの恋と冒険』(2014)、『小野寺の弟・小野寺の姉』(2014)、『ラブ&ピース』(2015)、『グラスホッパー』(2015)、『俳優 亀岡拓次』(2016)、最新作は『森山中教習所』(2016)。


いつの間にか? 結婚し、俳優活動はスローペースになりましたが、野心的な映画監督からの熱烈オファーは絶えることがありません。

そりゃあそうでしょう、自分が監督だったとしても、麻生さんにアプローチかけると思いますもの。


次回のにっぽん女優列伝は、麻生祐未さんから。

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明日のコラムは・・・

『ペエスケと婦人公論』
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にっぽん女優列伝(7)浅野温子

2017-04-11 00:10:00 | コラム
61年3月4日生まれ・56歳
東京出身

公式ブログ…花の写真が多いですね


浅野温子(あさの・あつこ)さんといえば、一昔前も現在も『あぶない刑事』シリーズ(86~89、日本テレビ)で演じた「真山薫」役かもしれませんが、
自分の世代、とくに男子にとっては、『陽暉楼』(83)の「珠子」役のほうがインパクトがあったのではないでしょうか。

これね、これ。




「真山薫」も、ある意味では「おんな」を強調したキャラクターではありましたが、「珠子」に比べれば、女子高生と風俗嬢くらいの差がありますもの。

ガキには強度の強い、強烈な色香を感じさせる熱演でした。





80年代後半は「W浅野」と評され、浅野ゆう子とともに、主にテレビドラマの世界で活躍。

芸歴の割には映画キャリアは少なめ、けれどもデビューから数年の映画出演作はどれも忘れ難く、もっとスクリーンでの演技を拝みたいですね。

ちなみに自分は、ゆう子と温子だったら、後者派です。

<経歴>

長男は、NHKアナウンサーの魚住優。




中学生のころ、オーディションに合格し、山口百恵の『エデンの海』(76)で映画俳優デビューを飾る。

翌年、 若松孝二×松田英子の『聖母観音大菩薩』(77)で清冽なヌードを披露する。
まだ16歳でした。

温子さんは身体をさらけ出すことに対し積極的? で、『スローなブギにしてくれ』(81)でも拝ませてくれて? いますし、
べつに助平心とかではなく、これぞ映画女優! だと思うんです、ほんとうに。

渡部ちゃんと佐々木希の結婚はめでたいですし、羨ましいのですが、『風俗行ったら人生変わったwww』(2013)で風俗嬢を演じたにも関わらず、脱がなかった希ちゃんは、なんだかな~、、、と思ったのでありました。


物語は無茶でも、少女・温子は可憐だった『高校大パニック』(78)、
『さらば映画の友よ インディアンサマー』(79)、『ねらわれた学園』(81)、『化石の荒野』(82)、『汚れた英雄』(82)、
前述した『陽暉楼』に『薄化粧』(85)、
『姉妹坂』(85)、『チェッカーズ SONG FOR USA』(86)、『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』(86)。

このあたりまでは「映画女優」していたのですが、『あぶない刑事』が当たってからはテレビドラマでの活躍が多くなっていきます。

スクリーンに登場したといっても・・・

『あぶない刑事』(87)
『またまたあぶない刑事』(88)
『もっともあぶない刑事』(89)
『あぶない刑事リターンズ』(96)
『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』(98)
『まだまだあぶない刑事』(2005)
『さらば あぶない刑事』(2016)

・・・こういう感じですもの。

このシリーズ以外の、映画の近作は2008年の『赤んぼ少女』。


うん、やっぱりちょっと、もったいない気がします。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(8)麻生久美子』
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