Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(235)のん

2021-01-21 01:01:24 | コラム
93年7月13日生まれ・27歳。
兵庫出身。

公式サイト


時間は残酷だなぁ、、、と思うのは、あれ、のんさんの旧芸名ってなんだっけ? みたいなことがあること。

すぐに能年玲奈(のうねん・れな)だった! と思い出すことはしますが、まだ10年も経ってないのに瞬時に出てこなくなるとは…。



芸能界の複雑な仕組みは分かりません、
しかし本名でもある旧芸名を使用出来なくなるという現実に、真相はどうあれ旧事務所レプロの社会的イメージは悪くなりました。

20代の女の子いじめんなよ~、、、みたいな。

自分はお笑いも好きなので古くは「爆笑問題の太田プロ退社」「さらば青春の光の松竹退社」などを想起しますが、
SMAPの例を持ち出すまでもなく、円満退社、なんの軋轢もない移籍という流れは難しいようで。。。

しかしここ数年で地殻変動が起きているのか、芸能人の独立や移籍のニュースが目立つようになりました。

と、予備原稿を編集している矢先に森七菜の移籍が報じられましたが・・・
これまた円満じゃない雰囲気があり、人気が出るのも大変なんだなぁ!!と思いますね。


※声優としてもすばらしいです



<経歴>

株式会社non代表取締役。

第10回ニコラモデルオーディション・グランプリ受賞。
「カルピスウォーター」の第11代CMキャラクター。

映画俳優デビュー作は、2010年のスマッシュヒット作『告白』。
台詞の与えられていないキャラクターですが「なにか、ほかとちがう」雰囲気を醸し出していました。

『動物の狩り方』(2011)、『アバター』(2011)、『カラスの親指』(2012)、

そして麻生久美子と大泉洋が主演した『グッモーエビアン!』(2012)で好演し、多くの映画ファンの目にとまる。



2013年―NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロイン、天野アキ役をオーディションで勝ち取る。

これが当たりに当たって一気に全国区に。
観ていないひとまで知っている「じぇじぇじぇ」という流行語とともに人気が沸騰、しばらくは能年時代がつづくと誰もが予想していました。


『ホットロード』(2014)、
とくに、東村アキコ原作の傑作漫画を映画化した『海月姫』(2014)のオタク演技はコミカルで素晴らしかったです。


しかし。
2015年に事務所独立騒動が報じられると「ほぼ休業状態」に。

翌年―芸名を「のん」に変更して再始動することを表明。

その第一弾として、アニメーション『この世界の片隅に』(2016)の声優を務める。

しかしそれ以降、「のん出演」のドラマや映画はいっこうに発表されない状況がつづきます。

最近になってようやく、映画の新作が立て続けに発表されました。

『星屑の町』(2020)、
リモート撮影が話題を呼んだ『8日で死んだ怪獣の12日の物語 ―劇場版―』(2020)、
そして公開中の『私をくいとめて』(2020)は、綿矢りさの原作を大九明子が映像化した佳作。



・・・ただ、ドラマの企画が立ち上がったとしても、しばらくして「なかったことに…」みたいな返事が届くともいわれています。

芸能界の闇?

実際はどうかは分かりませんが、「第二の旬」が来ていることは間違いないです。

この際、割り切って、どんどん映画に出ちゃってください!!

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(236)倍賞千恵子』
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にっぽん女優列伝(234)野波麻帆

2021-01-20 00:10:00 | コラム
80年5月13日生まれ・40歳。
東京出身。

公式プロフィール

じつはスタイリストでもある野波麻帆(のなみ・まほ)さん、
原田美枝子の娘を演じた『愛を乞うひと』(98)で注目され、


グラビアなどにも進出、自分も購入しましたねぇ『月刊野波麻帆』。



※代表作は、このあたりになるのかな…


<経歴>

堀越高等学校卒業。
同級生に、高橋一生やV6岡田准一など。

第4回東宝「シンデレラ」オーディション・グランプリ受賞。

旦那は、俳優の水上剣星。


映画俳優デビュー作は、97年の『モスラ2 海底の大決戦』。

翌年―前述した『愛を乞うひと』で注目され、その年の新人賞や助演女優賞を多数受賞する。

『ekiden 駅伝』(2000)を経た2001年、『案山子 KAKASHI』で映画初主演を果たす。




飯島愛のベストセラーを映画化した『プラトニック・セックス』(2001)、
『ラストシーン』(2002)、『群青の夜の羽毛布』(2002)、『Sunner Nude』(2003)、『2LDK』(2003)、『問題のない私たち』(2004)、『悲しき天使』(2006)、『7月24日通りのクリスマス』(2006)、『Dear Friends』(2007)、『眉山』(2007)、『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(2008)、『チーム・バチスタの栄光』(2008)、『クライマーズ・ハイ』(2008)、『パレード』(2010)などに出演、
主人公の友人役が多い印象ですが、着実に堅実にキャリアを積み上げていきます。

『LIAR GAME ―再生―』(2012)、
熱演した『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(2013)、
『中学生円山』(2013)、『脳内ポイズンベリー』(2015)。

出産により少し休業状態になったものの『嘘を愛する女』(2018)で復帰、最新作は『浅田家!』(2020)。


ギャル期を経た現在は、艶っぽさが出てくるようになりました。

お子さん居るから難しいかもしれませんが、ちょっと色っぽい役も演じてほしいですね。

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伝染るんです。

2021-01-19 01:58:52 | コラム
いまの勤務先はさすが大手というか、コロナ対策が徹底していて、ソーシャルディスタンスを保てないと画像が貼りだされたりしてなかなかに厳しい。

初勤務から数週間は「間隔の感覚」に慣れなかったりしたのだが、いまは完全に身体に染みついた。

その感じのまま休日に外出とかしてみると、「そうでないほう」に違和感を抱くようになり、あぁこりゃ感染するだろうな、、、みたいに思ってしまう。

コンビニでも、飲食店でもそう。
(飲食店批判じゃないよ、むしろ応援したい。ただ、お客さんの動きかたがね)

映画好きだからと擁護するわけではないが、映画館はもともとスペースが広いし、うまい感じでソーシャルディスタンスを保てている。

いちばんひどいな、こりゃ感染してもおかしくないなぁ! と思ったのが、役所の出張所だった。

すごい混雑していたし、
たとえば受付表をもらう際のタッチパネルとか、本来は1時間ごとに消毒とかするでしょう、それをしていないように思ったし、
備え付けのボールペンだって危ないし(だって、水道の蛇口で感染するんだぜ!)、
待っているひともソーシャルディスタンスを保てていない。

こういう視点を宿せるようになったのは、煽りに煽るワイドショーではなく、職場のおかげだろうね、そういう意味では感謝感謝。


この状況、多くのひとはある程度の覚悟を持ち始めているよね、長い付き合いになるだろうなと。

五輪大好きな自分でも思うものなぁ、
経済の問題は置いておいて、
意固地になるよか、IOCより先に国内で中止を決断するリーダーのほうが、結果的に格好いいし評価されるっていう発想は浮かばないものかって。

結局IOCの決断に従う、、、みたいな未来図が、かなり鮮明に見えちゃっているんだもの。。。


―これほどまでに口下手で優柔不断なリーダーがあらゆる制度や政策を台無しにしている姿を見せつけられているうちに「雄弁で決断力のある決然たるリーダー」を待望する国民感情が醸成されそうで不気味だな。で、軽佻なおしゃべりとウケ狙いの決断を連発している調子ぶっこいたあの男が出てくる、と(小田嶋隆)




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『にっぽん女優列伝(234)野波麻帆』
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外国女優別キャリア10傑(56)モニカ・ベルッチ

2021-01-18 00:10:00 | コラム
~モニカ・ベルッチのキャリア10傑~

イタリアの宝石と称されるモニカ・ベルッチ嬢、56歳。

この歳で嬢というのも失礼な気がしてくるけれど、未だ色気全開、その美貌と肢体をスクリーンで拝むと体温2度くらい上がるので、このひとはずっと嬢でいいのかもしれない。



(1)『アレックス』(2002)

行くな!

だから行くなって!!

あまりにも残酷な展開に目をつむりたくなった。

ギャスパー・ノエらしい悪意に満ちた物語だが、表現の力を信じているという一点のみでこの映画を支持したい。




(2)『マレーナ』(2000)

ジュゼッペ・トルナトーレ監督作。

少年の視点で綴られる、ある女の半生。

美しいっていうのは、それだけで罪になるのかな…。


(3)『マトリックス・リローデッド』(2003)

ネオとトリニティの関係に嫉妬するキャラクター。

・・・っていうか、彼女がどんな立場のひとなのか、何遍観ても分からない笑



(4)『パッション』(2004)

キリストの受難と磔刑を描く、メル・ギブソン監督作品でマグダラのマリアを好演。


(5)『007 スペクター』(2015)

ボンドガールのひとりを演じる。

しかしメインはレア・セドゥであって、ファンとしては出番少なめだから残念~。


(6)『オン・ザ・ミルキー・ロード』(2016)

鬼才クストリッツァ健在、彼ならではの寓話のなかでミューズを演じた。




(7)『ジェヴォーダンの獣』(2001)

18世紀のフランスを舞台としたアクション。

実在したとされる「ジェヴォーダンの獣」そのものを本作で知ったひとも多いよね。

自分もそうです。


(8)『ドラキュラ』(92)

コッポラが息を吹き返した傑作で、ドラキュラの花嫁のひとりを演じた。

当時はまだ、名前も知らなかったけれど。。。


(9)『ツイン・ピークス』(2017)

監督リンチ自身が演じるゴードン・コールの夢のなかに登場。


つーか、リンチが会いたかっただけでしょ? というキャスティングだよなぁ笑


(10)『ドーベルマン』(97)



元旦那ヴァンサン・カッセルと共演したアクション・・・なんだけど、じつはこれ、大っ嫌いな映画なのね。

カイエ・デュ・シネマをケツ拭く紙にしたら、それが過激になるの?

やたらと褒められたパンク精神に、それはガキに過ぎないと違和感を抱いた当時の自分。

それでも最後まで観ていられたのは、たぶん、モニカが美しかったから、、、なのだと思う。

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『伝染るんです。』
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赤と黄色

2021-01-17 00:12:01 | コラム
♪ 真っ赤な自転車、2人乗り
真っ赤な自転車、風になる
このまま どこかに連れてって、誰も居ない防波堤 ♪


愛車のタイヤを交換、
フレーム本体がもともと赤のところへきてタイヤも赤仕様、バルブキャップ(空気の差込口ね)も赤にしたので、だいぶ「真っ赤な自転車」になってきた。

通常の3倍のスピードが出るというアレね、赤い彗星のシャアみたいなものだと。

※特定によるイタズラ防止のため、真横からのショットはアップしないよ





まぁチャリでは派手なほうだと思う。

チャリだけでない、ファッションそのものが歳を取るごとに派手化していっている。

無地のTシャツなんか1枚もないから「無地Tシャツ」を指定される派遣仕事の際は焦ったし、
白とか黒ではなく蛍光色を好むようになってきて、オレンジや黄色といった、(ファッション的に)攻めてる色を躊躇なく着てしまう。

他者の評価によると「似合っている」らしいが、なんとなく迷走している気がする。

真っ赤なチャリに乗っている男のファッションが、黄色のパーカーに黄色のスニーカーなんだよ。
青を足せばもう、ほとんど信号機じゃないか🚥


・・・まあね、それで気分がいいのだから無問題ではあるのだが、20年後―どんなおじいちゃんチャリダーになっているのかなぁと想像したら、ちょっと怖くなったのであった。



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明日のコラムは・・・

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