Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

きょうは、だまる日。

2021-03-11 02:23:42 | コラム
いつもうるさいヤツなので、きょうくらいは、だまります。

合掌。

日常がつづくことのありがたさを痛感しますね。

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明日のコラムは・・・

『映画スタッフ別10傑(2)カイル・クーパー』
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にっぽん女優列伝(245)原節子

2021-03-10 00:10:00 | コラム
20年6月17日生まれ・2015年9月5日死去、享年95歳。
神奈川出身。

最初にいっちゃいますけど・・・

あんまり、よい原節子(はら・せつこ)さんのファンじゃないなぁ自分、、、と思っています。

久我美子や香川京子、木暮実千代のほうが好き。
そんな自分ですから、小津映画の原さんには「あんまり」ピンとくるものがなく、黒澤映画における原さんのほうが感情的でいいなぁ! と思うのです。

『わが青春に悔なし』(46)後半における迫真の演技、
『白痴』(51)における堂々とした演技が好きで、

なんとなく控えめな小津映画の演技に、物足りなさを感じてしまうのですよね。






日本人らしくないほりの深さ、スタイルのよさで人気だったのはよく理解出来るのですけれどね。


※とはいえ『東京物語』そのものは、歳を取るたびに、その凄さ深さ残酷さが分かるようになりましたけど。。。



<経歴>

現代ではもう、そう名付けられることは「いろんな意味で」ないでしょう、「永遠の処女」と評された大女優。

家庭が困窮していたことから私立横浜高等女学校(現・横浜学園高等学校)を中退し、映画の世界へ。
そう本人が決意出来るほど、目立った存在ではあったのでしょうね。

35年、日活多摩川撮影所に入社。
映画俳優デビュー作は、同年の『ためらふ勿れ若人よ』。

こちらフィルムが現存していないので、自分も観ていません。

『魂を投げろ』(35)、原さんにとっての初トーキーにあたる『緑の地平線』前篇後篇(35)、天才・山中貞雄による『河内山宗俊』(36)、『生命の冠』(36)、『丹下左膳 日光の巻』(36)。

この36年に転機が訪れます。
ドイツのアーノルド・ファンク監督に見初められ、日独合作映画『新しき土』のヒロイン役に抜擢され評判を呼ぶ。

37年、発足したばかりの東宝映画株式会社に移籍。

『レ・ミゼラブル』を下敷きにした伊丹万作の巨人伝』(38)、『田園交響楽』(38)、『冬の宿』(38)、『美はしき出発』(39)、『忠臣蔵』前後編(39)、『街』(39)、『東京の女性』(39)、『光と影』前後編(40)、『嫁ぐ日まで』(40)、『女の街』(40)、『姉妹の約束』(40)、『結婚の生態』(41)、『希望の青空』(42)、まだ無名だった黒澤が脚色したことで知られる『青春の気流』(42)、『緑の大地』(42)、『母の地図』(42)、『ハワイ・マレー沖海戦』(42)、『阿片戦争』(43)、『望楼の決死隊』(43)、『決戦の大空へ』(43)、『熱風』(43)、『怒りの海』(44)、『北の三人』(45)などなど、戦前戦中は戦意高揚映画に出演したり、また、山本薩夫に多く起用されていました。

46年―資生堂のイメージガールに起用された原さん、いっぽうで黒澤がゾルゲ事件を下敷きにした力作『わが青春に悔なし』に主演し話題を呼ぶ。

やがてフリーになった原さんは、40年代後半から50年代にかけて数々の名作に出演し黄金期を迎えます。

『安城家の舞踏会』(47)、『三本指の男』(47)、『誘惑』(48)『時の貞操』(48)、『幸福の限界』(48)、『お嬢さん乾杯』(49)、
新しい時代を象徴したとされる『青い山脈』(49)と『続青い山脈』(49)、

そして初めて小津と組んだ『晩春』(49)、

『女医の診察室』(50)、
完全版(4時間25分!!)をどうしても観たい『白痴』(51)、

小津の『麦秋』(51)、成瀬の『めし』(51)、

『風ふたたび』(52)、『東京の恋人』(52)、『恋の風雲児』(53)、前述した『東京物語』(53)、
川端康成×成瀬の『山の音』(54)、
『ノンちゃん雲に乗る』(55)、『驟雨』(56)、『愛情の決算』(56)、『婚約三羽烏』(56)、『兄とその妹』(56)、『東京暮色』(57)、『智恵子抄』(57)、『最後の脱走』(57)、『女であること』(58)、『東京の休日』(58)、『女ごころ』(59)、『日本誕生』(59)、『路傍の石』(60)、『娘・妻・母』(60)、『秋日和』(60)、『慕情の人』(61)、『小早川家の秋』(61)、『娘と私』(62)。

63年12月―小津が死去したことをきっかけに事実上の引退、最後の作品は62年の『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』でした。

以降、表舞台には一切顔を出すことなく、2015年9月5日に肺炎のため死去する。
享年95歳。

最期はひっそり、、、というのがなんとも、らしくもあり―といったら、ファンでもないオメーがなにをいってるんだ!? と叱られるでしょうか。

合掌。



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『きょうは、だまる日。』
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にっぽん女優列伝(244)浜辺美波

2021-03-09 00:10:00 | コラム
2000年8月29日生まれ・20歳。
石川出身。

公式サイト


10代後半~20代前半の女優さん、フレッシュさでいったら圧倒的に森七菜だと思いますけど、美少女度でいったら、浜辺美波(はまべ・みなみ)さんがダントツかなぁと個人的には。

※ギャルメイクに関するYahoo記事でも、ほとんどのコメントは「元がいいから」ときたもんだ


※グラビア自分も保存しちゃっているし



若いひとには毎回こういう表現を用いますが、演技力そのものは分かりません。

でも可能性は感じます、かなり大きな。
だって天下の、東宝芸能所属ですし。




<経歴>

堀越高等学校卒業。
第7回『東宝シンデレラオーディション』、ニュージェネレーション賞受賞。

しかしすごい部門ですよね、大賞にするには若過ぎるということなのでしょうけれど、シンデレラオーディションそのものが「新しい世代からの逸材」を探すものだと思うのですけれど。。。

映画俳優デビュー作は、2011年の『空色物語「アリと恋文」』。

まだ小学生ですからね、自分も、かわいい子だなぁとは思いましたけど、将来性が云々とは思っていなかったです。

『逆転裁判』(2012)を経て、『エイプリルフールズ』(2015)あたりから美少女出現?という話題をちらほら聞くようになります。

2017年―美少女たちが麻雀の世界でトップを目指す人気漫画『咲―Saki―』の映画版で主演を務める。

翌年の『咲―Saki―阿知賀編 episode of side―A』にも出演、
麻雀ぜんぜん知らないのですけど、美女がワンサカ出るので飽きずに楽しむことが出来ました。




これで波に乗ると、自然と話題作に連続出演するようになっていきます。

『君の膵臓をたべたい』(2017)、『亜人』(2017)、『となりの怪物くん』(2018)、『センセイ君主』(2018)、『映画 賭ケグルイ』(2019)、『アルキメデスの大戦』(2019)、『屍人荘の殺人』(2019)、『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020)、『映像研には手を出すな!』(2020)、『約束のネバーランド』(2020)などなど、映画の出来はどうあれ、美波さん本人は出ているだけでOK!みたいな魅力で押し切っちゃっているところがあります。

繰り返しますが、これからなのですよ。

公開予定作品に、『映画 賭ケグルイPart2』(5月予定)。

そろそろ、演技力はどうなん? みたいなことがいわれ始めると思います。

がんばれ!!

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にっぽん女優列伝(243)葉月里緒奈

2021-03-08 00:10:00 | コラム
75年7月11日生まれ・45歳。
東京出身。

公式Instagram

俳優活動ではなく、スキャンダルの数々で有名になってしまった感のある葉月里緒奈(はづき・りおな)さん。

ヒトサマの色恋にアレコレいうほど無粋なことはないと思っていますけど、
それでも当時は、

手塚理美のほうがぜんぜんいいのになー、どうした真田さん!!
とか、イチローよお前もか!?

とか思っていたのも事実。

ピンときてなかったんですよ、女優としても女としても。

魔性といわれるほどのひとなのか? っていう。

そんなこといって、写真集はちゃんと手にした自分(^^;)


まぁ目の前に現れたら、ひょっとしたら、くらくらするほどのエロスにやられてしまうのかもしれませんが。。。

いまはちょっと落ち着いたのでしょう、昔のわざとらしさがなくなって親近感を抱きます。




<経歴>

いわゆる帰国子女で、米国シカゴはウィリアム・フレムド高校卒。

写真家・会田我路のすすめで、92年ごろ芸能の世界に。

売り出されたころのキャッチコピーは「やる気!元気!ハヅキ!!」だったそうですけど、なんかイメージとちがうテンションですねぇ苦笑


映画俳優デビュー作は、95年の『写楽』。

決定的に狙いを外しちゃった映画だと思うのですけど、共演した真田広之と恋仲になったという報道があり、初出演にしていきなりバッシングを浴びます。

97年、ホラーの新しい可能性を提示してくれた傑作小説『パラサイト・イヴ』のイヴ役に抜擢される・・・も、ヘンなタイツヌードだったため不評を買う。

自分も、そのひとりです!



98年―女優さんの新しい魅力を発掘することに定評がある、石井隆の『黒の天使 Vol.1』に主演。

やっぱりこれが、代表作になると思うのですよね。
それでも恥ずかしい演技は散見されましたが。



映画俳優デビューさせたことからくる責任感か、あるいはほんとうに気に入ったのか、篠田正浩は『梟の城』(99)、『スパイ・ゾルゲ』(2003)に連続起用。
(こう書くと自分、ぜんぜん評価してない感じがしますけど、……まぁ、そうですね……もごもご苦笑)

翌年、「里緒菜」から「里緒奈」へ芸名変更。

ほかの作品に、『叫』(2007)や『BOX 袴田事件 命とは』(2010)など。


あらためていいますけど、「いまの葉月さん」はすごくいいと思うのです。

ですから、「いまの葉月さん」で主演作を観てみたいなぁ!と。。。

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どうしよ、ほんとうにかかるぜGoodfellas!!

2021-03-07 00:10:00 | コラム
やっば!!(^▽^;)

・・・いや前言撤回、ぜんぜんヤバくない。

いやいや現代的な意味でこのことばを使うのであれば、やっぱりヤバいのか。

今年の『午前十時の映画祭』のラインナップが発表、

自分が希望を出していた『グッドフェローズ』(90)がまさかの選出、

「5万円までなら、出す」といっちゃったよ笑



・・・いやべつに、出せといわれれば拒否しないがね。

いつどこに、どうやって出せばいいのか、こっちが反論出来ない答えをくださいよ誰か!!


うれしいなうれしいな、

上映時期は次回の冬、上映期間は2週間。

いまから「どうすれば14日間連続で鑑賞出来るのか」を考えている。

有休をフルで使用する、あるいはいまの仕事をとりあえず辞めてみる、、、というふたつの選択肢がある。

W杯の度に退職するサッカーマニアみたいなものだね。

とにかく楽しみでしょうがない、今年は新作ではなく、この名画を浴びることが最大の夢になったというわけです。


※マニアの楽しみかた

『レイジング・ブル』(80)からつづく、ジョー・ペシとフランク・ヴィンセントのやりあい。


『レイジング・ブル』→ジョー・ペシの圧勝
『グッドフェローズ』→ジョー・ペシの2連勝
『カジノ』(95)→ヴィンセントの逆転勝利・笑



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