Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(28)忽那汐里

2022-10-26 00:10:00 | コラム
~忽那汐里のキャリア10傑~

忽那(くつな)ちゃん29歳、英語堪能な日系オーストラリア人3世。

逸材であるはずなのに、正直いって映画の代表作というものが「未だ」なく。

もったいない、じつに、もったいない。
現代の日本映画界では、彼女を持て余してしまうのか。

だから、、、というわけではないのでしょうが、いま彼女は活躍の場を海外に広げています。

飛躍してほしいなぁ!!


(1)『マイ・バック・ページ』(2011)

川本三郎による名著を映画化、妻夫木くんも松ケンも熱演、学生運動時の熱気が伝わる力作でした。



(2)『少女たちの羅針盤』(2011)

そう、彼女が最も熱視線を浴びていたのは2011年だったと。
本来は、ここからでしょうよ!



(3)『ペタル ダンス』(2013)

映画の出来でいったら、この映画がキャリアでトップになるかもしれないロードムービー。

共演に宮崎あおい、安藤サクラ、吹石一恵、韓英恵など。


(4)『女が眠る時』(2016)

海外進出のきっかけになった作品。
監督ウェイン・ワン、共演に武と西島秀俊って最強の布陣、、、だったのに、監督が気負い過ぎたか。

しかし忽那ちゃんの魅力はきちんと捉えられていた。



(5)『海難1890』(2015)

エルトゥールル号遭難事件(1890)とイラン・イラク戦争勃発(1985)、ふたつの出来事から浮かび上がる真実を描いた意欲作。
忽那ちゃんは遭難事件篇ではハル、戦争篇では春海の二役を演じた。


(6)『守護天使』(2009)

映画俳優デビュー作。
カンニング竹山が主演で、話はちょっと覚えてないが(^^;) 忽那ちゃんはひたすら可愛かった。


(7)『半分の月がのぼる空』(2010)

漫画化やアニメ化、実写ドラマ化もされた人気のライトノベルを映画化。
の割に、映画版はあまり話題にならなかった印象だが、これけっこうよく出来ている佳作かと。

共演の池松壮亮くんがグンと伸びるのは、この直後です。



(8)『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(2013)

井上荒野の原作小説を行定勲が演出、主演は阿部寛と小泉今日子。

忽那ちゃんは、主人公の娘を好演。


(9)『黒衣の刺客』(2015)

ホウ・シャオシェンの監督復帰?作。
日本からは忽那ちゃんのほかに妻夫木くんも参加。

じつは忽那ちゃんのシーンはいちどカットされるも、シャオシェンの計らいによりインターナショナル版で復活!


(10)『BECK』(2010)

人気コミックを人気俳優で映画化、このメンツで、あの落としかた、、、そりゃあ文句も出るよね。


自分も、納得出来なかったなぁ!!

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(433)』
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少なくとも2度は起きます。。。

2022-10-25 00:10:00 | コラム
尿意か夢に驚いたのか、あるいは「たまたま」か。

タイトルのとおり、就寝時に「最低でも」2度は必ず目が覚める。

覚めたものだから、
尿意を感じなかったとしても「とりあえず」小便に立つ。
コップ1杯の水を飲む。
再び寝転ぶ。
いつの間にか、zzz…となっている。

若いころはなかったことなので、確実に歳を取ったということでしょう^^


布団に入っているときが「なにより」幸福な季節がやってきました。

「なんでこうも、目が覚めるんだよ!」と思うことはあっても、ナンダカンダ衣食住がコト足りている環境に感謝!すべきなんでしょうね。


※ビューティフルドリーマー…令和版『うる星やつら』が話題になっているけれど、自分はそこまでハマったクチではなく。
けれどもこの映画(パート2)だけはやっぱり好きで、この作品に触れるだけで押井守の異能っぷりが分かるというものです。


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『日本女優別10傑(28)忽那汐里』
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なによりも映像、映像! でした^^

2022-10-24 00:10:00 | コラム
予告どおり、「午前十時の映画祭」で連日『レイジング・ブル』(80)鑑賞。

初日の金曜・土曜・日曜の3連続で(^^;)

オールタイムベストテンに入る映画なのに、スクリーン未体験だったからね感慨もひとしおです。

スクリーン鑑賞してみて、あらためて思ったこと。

デ・ニーロ・アプローチと呼ばれる体重の増減。
もすごいけど、
プロボクサーの話を個の問題へと落とし込んだポール・シュレイダーの脚本。
もすごいけど、
「暴力は大嫌い」「ボクシングは正気の沙汰じゃない」と公言しながら全身全霊で演出したスコセッシの演出。
もすごいけど、

いちばんの功労者は、四角いリングを縦横無尽に駆け巡ったマイケル・チャップマンによるカメラでR!ということ。





もうこれは、自分が何十万字を費やしても実物に触れてもらわないことには理解出来ないと思います。

ので、ぜひ!ぜひぜひ!!ぜひぜひぜひ!!!




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日本女優別10傑(27)久我美子

2022-10-23 00:10:00 | コラム
~久我美子のキャリア10傑~

まぁなんと麗しい!!
多くの映画監督が起用したくなるのも当然という気がするわね、
現在91歳、ひっそりと暮らしいるようですが・・・久我美子映画祭とか開催して、再評価で登壇してもらってもいいのではないかしら?


(1)『また逢う日まで』(50)

超のつくメロドラマ。
内容は忘れても、このシーン忘れるひとは居ないでしょう^^



(2)『酔いどれ天使』(48)

掃き溜めに鶴。
出番は少ないながら、沼&三船との対比が見事。



(3)『にごりえ』(53)

樋口一葉の代表作を今井正が映画化。
生真面目な?監督なので、ひじょうに端正な創りの映画だなぁという感想。


(4)『白痴』(51)

野心に満ち満ちた作品を松竹が勝手に編集(166分)し、黒澤が激怒した話はあまりにも有名。

ひたすら怖い映画だったけれど、やっぱり黒澤によるオリジナル版(265分)が観たい!!



(5)『女の園』(54)

共演に高峰三枝子、高峰秀子、岸恵子という豪華さ。
どんなキャピキャピ映画かと思ったが、封建制度を突く木下恵介の社会派でとっても驚いた。


(6)『あにいもうと』(53)

室生犀星の名作を水木洋子が脚色、天才ナルセが演出した名作。
何度か映画化されているけれど、これがベスト。


(7)『噂の女』(54)

溝口健二の映画では有名ではないが、けっこう好き。
田中絹代の娘を演じる。



(8)『青春残酷物語』(60)

オオシマが松竹の待遇に激怒、その怒りを作品に落とし込んだ力作。
こう書くと…松竹だけよく揉めるイメージが(^^;)

それにしても。
久我さん、よくこのキャラクターを受けたなぁ!!


(9)『風立ちぬ』(54)

自分は・・・
聖子ちゃんの歌→この映画→宮崎駿→堀辰雄の順で知った世代。

聖子ちゃんは直接的に無関係だけれどね!!

結核を知ったのも、この物語だった・・・のかもしれない。


(10)『お早よう』(59)

小津後期の佳作。
小津映画と久我さんって、なんだかとっても「しっくり」きます。

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『なによりも映像、映像! でした^^』
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譲りまくります^^

2022-10-22 00:10:00 | コラム
年齢の割に、歩く速度が遅い。
異様に、遅い。

万引きGメンのころに負った傷が遠因で、リハビリ後は正座が出来ない程度、、、だったのだけれど、あれから歳も取ったからね、まぁ歩くのが遅いだけで歩けるのだから日常生活に支障はない。
ない、が、

たとえば・・・

混雑時の電車の降車とか、混雑時の映画館の退場とかね、そういうとき、自分が先頭に居ると後ろを歩くひとに迷惑がかかり。

それが分かっているので、いっつも最後尾につくようにしている。

「もう最後かな」と思って立ち上がったら、まだまだ残っているひとが居た―という場合は、どんどん譲る。とことん譲る。

べつに急いでいるわけでなし。

こんな感じで、毎日を過ごしています^^



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明日のコラムは・・・

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