Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

そういやイートインは、数えるくらいしか。。。

2023-10-26 00:10:00 | コラム
スコセッシの映画に、大晦日の格闘技に、来年の米国旅行(予定)にと、まぁ生きるための夢は沢山ありますが、クリスマスくらいは「入れたらなにも残らないもの」で金を使いまくろう!!ってことで、今年もケンタさんのバーレルを予約します^^

そういえば。
マックもケンタさんもそうなのだけれど、イートイン(店内で食べること)は滅多にない。

ときどき、付き合いで入るだけ。
基本テイクアウトあるいはデリバリーです。

なぜって、ポテトとか鶏肉とかってビールで流し込みたいじゃない??

『パルプ・フィクション』(94)の会話のように、カップじゃなくグラスでビールが出てくるフランスのマックであれば大歓迎!ですが^^





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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(84)深津絵里』
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令和版・海外俳優列伝(103)J・K・シモンズ

2023-10-25 00:10:00 | コラム
55年1月9日生まれ・68歳。
アメリカ出身。

そこそこ長い俳優キャリアを築いているJ・T・ウォルシュさんの名が、一般的な映画ファンに浸透したのは芸歴20年を経過してから。
この列伝で度々言及しているように「たったひとつの映画で、人生を変えたひと」なのです。

その映画とはもちろん、『セッション』(2014)。

※音楽の世界に、これほどはっきりとスポ根要素を取り入れたのは初のことですね^^



<経歴>

モンタナ大学卒。

じつは、おじちゃんになってから突然のマッチョ化!!笑


実質的な映画俳優デビュー作は、94年の『サイレントナイト/こんな人質もうこりごり』。

『ジャッカル』(97)や『サイダーハウス・ルール』(99)、『ギフト』(2000)などでキャリアを積む。
やはりこの面構えなので、刑事が似合いますよね。

2002年より始まったサム・ライミによる『スパイダーマン』のシリーズ(~2007)で、J・ジョナ・ジェイムソン編集長を好演。


このシリーズが、オスカーを取る前の代表作になるでしょうね。
(2021年の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にも出演)

コーエン兄弟にとってもお気に入りで、『レディ・キラーズ』(2004)と『バーン・アフター・リーディング』(2008)に出演。
ほかに青春映画の快作『JUNO/ジュノ』(2007)、
ジョージ・クルーニーが好演した『マイレージ、マイライフ』(2009)、
『スティーブ・ジョブズ』(2013)などなど、次第に存在感を増していく。

そして2014年―『セッション』でオスカーはもちろん、数々の助演賞に輝く。

映画における音楽の先生は印象的なキャラクターが多いですが、テレンス・フレッチャー先生がいちばんのビッグインパクトでしょうね~。。。


そのほかの作品に・・・
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)、『セッション』で組んだデイミアン・チャゼル監督による『ラ・ラ・ランド』(2016)、
『ジャスティス・リーグ』(2017)とその続編(2021)、
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021)、そして最新作が『レッド・ワン』(2023)。


もういっぺんくらい、暴走じじいみたいなキャラクターを演じてくれないかな(^^;)(^^;)


次回の列伝は、J・T・ウォルシュさんから。

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令和版・海外俳優列伝(102)ジェームズ・ベルーシ

2023-10-24 00:10:00 | コラム
54年6月15日生まれ・64歳。
アメリカ出身。

さぁ、日常に戻りましょう^^
いつの間にか100人を過ぎた列伝、本日はジェームズさんの登場。

そう、奇人ジョン・ベルーシの弟さんです。


弟さんの存在感が強烈過ぎて、デビュー時はパッとしなかったかもしれません。
けれども地道にキャリアを積み重ね、よきおじちゃん俳優となりました。

※無表情シュワ氏との演技対決も、よい感じ



<経歴>

ジョンとともに劇団「セカンド・シティ」に参加、コメディを主軸とする集団で、おそらく最初は兄弟ともに俳優よりもコメディアンになりたかったのでしょうね。

82年―ジョンがドラッグ乱用により死去、
その後もコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演したのは、兄への弔いみたいなところもあったのでしょうか。。。



実質的な映画俳優デビュー作は、81年の『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』。

『大逆転』(83)や『きのうの夜は…』(86)、『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』(86)、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(86)などに連続出演を果たし、
88年の『レッドブル』で初の大役をものにする。
いわゆる刑事のバディ物で、そういえば旧ソ連と米国の対比というのは、この時代までぎりぎり通用したもの、、、なのかもしれません。
(その決定打が、90年の『レッド・オクトーバーを追え!』だったかなぁ。現在の有事のありかたによっては、また描かれることになるのかも…だけれど)

つづく『K-9/友情に輝く星』(89)は、堂々の単体主演。
とはいえ、共演者として存在感たっぷりのワンちゃんがついてきたわけですが^^


以降も『MR.デスティニー』(90)や『カーリー・スー』(91)、
本人役で登場した『ラスト・アクション・ヒーロー』(93)、
今世紀に入ってからは『ゴーストライター』(2010)、そして最新作が『女と男の観覧車』(2017)。

露出度は高いとはいえないけれど、出てくるとうれしいひと。のひとりであります。

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宴のあと

2023-10-23 00:10:00 | コラム
映画の余韻に浸りきっていて、呆けた感じから抜け出せません、、、が、あすから通常コラムに戻ります。


きのうまでに3回、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を鑑賞。

こんな格好で笑


3つの劇場で観たけれど、やはり新しさもあって109シネマズ南町田グランベリーパークが環境的に最もすばらしい。

街はすっかりハロウィンでした。。。



これから都心の劇場へと攻めていくわけですが、ひとつだけいっておくと。。。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は傑作にちがいないですが、自分が求めるスコセッシではありません。

それは最初から分かっていたこと。
原作があるし、先住民オーセージ族への鎮魂歌として映画を創っているのだから。

今年でいえば、『フェイブルマンズ』『VORTEX』のほうが好き。
映画の完成度や話法などの呪縛から解放され、「映画監督そのもの」と化した作品だから。

『タクシードライバー』(76)や『レイジング・ブル』(80)、原作に基づいた『グッドフェローズ』(90)には「それ」があったからね、それと『沈黙』(2016)にも。


強調しておきたいのは、失望なんかしていない。
期待値と出来が絶妙なバランスを保った、、、といえばいいのかな。

ほぼ100点。
ただ長く映画ファンをやっていて、しかも神の映画となれば、101点を期待してしまうものだからね。

そういうことです^^

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ああ無情…キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン評

2023-10-22 00:10:00 | コラム
※「ネタバレ、おおいにあり。」です。


「モリー、享年50歳。殺人への言及はなし。」

ウィリアム「キング」ヘイル(ロバート・デ・ニーロ)を裁判で指差すアーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)の場面に触れたとき、『グッドフェローズ』(90)のエピローグ直前を思い出す映画ファンは多いだろう、

愛情も友情も信頼もありゃしない、バカげた人生だ、俺にはなにもない、すべてを失った―結局スコセッシは、いつの時代の、どんな物語を紡ごうがいつも同じ。
むしろ捉えかたによってはカタルシスの得られる『タクシードライバー』(76)が異質なのであって、「ああ無情」こそスコセッシの映画史を貫く世界観だったりする。

堂々の206分、体感的には長いと感じさせず、
原作『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』を思えば、あと30分くらい長くてもよかったか。

副題のとおりの物語だが、1920年代のオクラホマを舞台に、戦争帰りのアーネストが「キング」を頼ってこの地にやってきて、先住民オーセージ族のモーリーと結婚したことから起こる奇々怪々を描いていく。

裏米国史といった趣だが、先に原作を読んでいたものだから、てっきり「FBIの誕生」を主軸に持っていくものだと思っていた。
だがスコセッシの興味は西部劇の再構築にあり、エドガー・フーヴァーの名もいちどきりしか出てこない。
なるほどそういうことか、
スコセッシ本人が登場し、現実に引き戻すような演劇/ラジオ収録的エンディングを用意したのはそのためだったか、、、と合点がいった。

レオが扮するアーネストは呆れるほどに馬鹿野郎だ。
野心に溢れ自信に満ち満ちている。頭も悪いようには見えないのに、狡猾なキングの思うとおりに動き、愛しているはずのモリーの家族を根絶やしにしていく。



キングの目的はシンプル、金に尽きる。
興奮するアーネストに「落ち着け、興奮していると馬鹿みたいに見える」と叱るが、その権謀術数を支えるのは存在感と「ことばの強さ」くらいなものであって、完全犯罪とはいえぬ雑さが目立つ。

自殺に見えるよう「前から撃て」と指示したのに後ろから撃つ。
ダイナマイトの量が多過ぎて狙った家以外まで吹き飛ばす。

1世紀前だから足がつくのが遅かっただけで、現代であれば最初の犯行で檻の中だったのかもしれない。



未成年者を雇ったことから逮捕されるラモッタ。(=80年の『レイジング・ブル』)
愛を失っただけでなく、ホームさえ思うように動かせなくなったロススティーン。(=95年の『カジノ』)
敬愛していたはずの恩師ホッファを自ら殺すことになるシーラン。(=2019年の『アイリッシュマン』)

自分の人生、なんだったんだろう。
トラビスはその煩悶を経過し乗り越えたのかもしれないし、もしかしたら「あのあと」に、そこに辿り着き「ああ無情」と思うのかもしれない。

『グッドフェローズ』のヘンリーはどうだろう、
彼の場合は馬鹿が過ぎてそのことに気づかなかったか、いやでもトミーの奇行に触れ、呆れ、もうついていけないという顔をしていたころもあったじゃないか。


なんで、こんなことを。きょうは、こんなによい日なのに…。
『ファーゴ』(96)の署長マージのことばは、凶悪犯グリムスラッドには響かない。

好んで犯罪を描く現代の映画作家が辿り着く境地といえばいいのか、とくにコーエン兄弟などはそこに市井の民の視点を入れて物語をしめくくる。

観客のこころに届く最良の手法だろう、
スコセッシやイーストウッドはもう少し手厳しくて、観客を突き放す傾向にある。

良いか悪いかではもちろんなく、ただそのほうが「ああ無情」感は強調されていくのだろうし、ふたりはそのことに確信を持っている。


最後に。
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は、音楽家ロビー・ロバートソンに捧げられている。

音楽面からスコセッシを支えた才人。
スコセッシは「耳がよい」といわれているし、実際にそう思うが、相棒の助力があったからこそだろう。
『カジノ』の『朝日のあたる家』あたりは、想像でしかないが、ロバートソンが「これ、よくない?」みたいに薦めたにちがいない、、、なんて。


『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)のエンディングでようやく流れるタイトルクレジットのデザインは、好んで起用したソール・バスを追悼したものに見えた。

関係者が次々と鬼籍に入っていくなかで、80歳の巨匠がその精神を自身の映画史にきっちり焼き付けて前へ進もうとしている。

信者としては、もうついていくほかはないのです。。。




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明日のコラムは・・・

『まだ未定、軽いヤツいきます(^^;)』
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