10周年記念同窓会の報告がUPされました。こちらです。
ミニミニ展も載せていただきました。ありがとうございます。
ここでは当日のさくらママミニミニ展で展示した一部をUPさせていただきます。
さくらママさんが亡くなった際の代表と副代表の文章は、3年前の八王子いぬ親会「さくらママと預かりっ子たち」展のスタートパネルに使わせてもらったものです。
さくらママを偲んで
さくらママは、ちばわん初期の活動を預かりボランティアとして支えてくださった方です。
預かりボランティアがわずかしかしかいなかった時期、2003年2月から2007年5月14日虹の橋へ旅立たれるまでに44匹の犬たちを預かってくださいました。子犬、成犬を次々と預かり、2004年1月には、モカ・チョコ・ヒナの3匹(前年11月にへその緒がついたまま保護された子犬たち)を預かり中に緊急保護の成犬ゆずを預かったところ、なんとゆずが6匹出産し預かりっ子が総勢10匹になったこともありました。
2009年5月第1回八王子いぬ親会では「さくらママと預かりっ子たち」展を開催いたしました。さくらママの預かりっ子のいぬ親さまたち、さくらママ応援団の多大なご協力をいただき、これもひとえにさくらママさんのご人徳であると感じたものでした。
亡くなって5年、さくらママを偲ぶ最もふさわしい場所として10周年記念同窓会でそのときの展示品の一部を展示させていただくことにしました。
ちばわん 八王子いぬ親会
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<旅立たれた当初 心情を綴った日記を開催によせて>
さくらママ
ちばわんが活動を始めてまだ間もない頃から、一時預かりボランティアとして支えてくださっていた私の大好きな方の1人である「さくらママ」さんが昨日お亡くなりになりました。
今もさほど進歩してないかもしれないのですが、さくらママさんがお手伝いを始めてくださったばかりの頃は、私の手際は相当悪かったはずです。
でも、一度もさくらママさんに叱られたことがありません。
いつも励ましてくださっていました。
保護した成犬や子犬を預かっていただくために何度も訪問させていただいたことがありますが、どんなに時間がズレて到着が深夜になってしまっても、どんなにその子達が車酔いで汚れ泥んこだったとしても、迷惑そうな顔なんて1回もされたことありませんでした。
嫌な顔をするどころか、いつだって、到着したばかりの泥んこだったり痩せている保護犬達や、運んできた私達を労い、本当に暖かい言葉をかけてくださいました。
そして、ひどく汚れている犬達を何の躊躇もせず抱き寄せてくださっていました。
さくらママさんとは思い出がいっぱいあり過ぎて、感謝しきれないし、まだ心の整理が付きません。
やらなければいけないことが山のようにあり、普段からどうしても自分のプライベートなことは後回しにしてしまっていました。
さくらママさんのお家に遊びにいきたいなって思っていても、「これが終ってから・・・」「一段落ついたときに・・・」とズルズル先に延ばしてきてしまいました。
さくらママさんの体調も思わしくなくなったので、それもありずっとお会いできませんでした。
無理しても、お会いしておけばよかった・・・
さくらママさんに会いたい、話がしたい・・・・・
もうそれが叶いません。
本当に悲しくてしょうがありません。
さくらママさんは天国できっと私達を見守ってくださっているはずですので、さくらママさんに恥ずかしくない活動を、今後も続けていきたいと思ってます。
さくらママさん、今まで本当にありがとうございました。
さくらママさんに励まされ癒された人や犬達は、本当に数え切れないくらい存在しているはずです。
2007年5月15日 記
ちばわん 代表 扇田佳代
さくらママさんへ
ちばわんの預かりさん、さくらママさんが、5月14日午前5時に永眠されました。
2003年の2月、初めての預かりっ子である成犬キャンディとの出会いをはじめとし、これまで40匹余りのわんこたちを預かってご縁をつないで下さいました。ときにはちょっと難しい子がいたり、へその緒がついたまま捨てられていた赤ちゃんわんこもいました。出産直前にやって来て、翌日出産したわんこもいましたね。
どのわんこのことも我が子のように愛し、可愛がって、やがて素敵なご縁が見つかって新しいご家族の元へと巣立って行くそのときには、車に乗った子を見送りながら毎回涙ぐんで・・・。
それでも、また次々と現れる保護わんこたちの存在に、泣いてなどいられないとまた奮闘する日々。
私達ちばわんボランティアの全員が、さくらママさんをとても頼りにしていました。
HPの『預かりのお仕事』をクリックすると、ママさんが記された手紙が出てきます。
ちばわんのお母さんとも呼ぶべきさくらママさんとのお別れが、こんなにも早く訪れるなんて・・・・・落ち着いたらまた一緒にやりましょうねと、つい先日笑ってお話していたのに・・・。
さくらママさんの包容力は、たくさんの人をも惹きつけ、はるか遠方からも、たくさんの方がママさんに会いにいらっしゃいました。
きっと今頃ママさんは、ラッキーちゃんと虹の橋で再会して笑っていらっしゃるのでしょう。
最後の預かりっ子だった海斗くんも、昨日はいつもの散歩道で立ち止まり、やけに風にクンクンしていたそうです。何かを感じ取ってお別れしていたのも・・・とパパさんがおっしゃっていましたよ。
さくらママさん、これまで本当にありがとうございました。
ママさんの志を忘れず、保護わんこなんて存在しない世の中になるまで、これからも歩んで行きますね。
どうか見守っていて下さい。
2007年5月15日 記
ちばわん 副代表 吉田美枝子
(ミニミニ展ではももははさんが協力してくださいました。