ミスミソウのことは4日前にのせたばかりですが、今朝見たらつぼみが開きかけています。
真ん中あたりで茎が交差している下にピンク色に見えるのがそうです。
その右側では白い花のつぼみが3個でしょうか、出てきています。わかりますか? 株の中心です。
わが家では梅や沈丁花の花を別にすれば、まずフクジュソウが咲いて、次にミスミソウということになります。
鉢に植えたシラー・シベリカは芽を出しはじめました。
花が咲くのはいつでしょうか。早くあの濃いブルーの花が見たいです。
シラー・シベリカは学名で、「シベリアからの」シラーという意味です。以前ロシアでは学名はシラー・シビリカ、「シベリアの」シラーでした。日本でも通称で呼んでいたのかもしれませんが、シラー・シビリカといってましたね。
今はロシアでも日本でも欧米と同じように学名は「シラー・シベリカ」です。和名はシベリアツルボ、英名はSiberian squilll。学名をはじめ、どの名前にもシベリアってついてますが、シベリアには自生していないんだそうですよ。
亡くなった翻訳家の三浦みどりさんはヴォロネジで働いていた若い時、町じゅうの人たちがこのシラー・シベリカが群生する場所へと出かけて手に手にこの春告げ花パトスネージニクをもって家に帰っていったと書かれています。ずっとあとまで三浦さんはシラー・シベリカが好きで、なつかしんでられました。
土地によってはミスミソウをパトスネージニクって呼んで、摘みに出かけるところもあるそうです。
いわゆるポトスネージニクの伝説では、西洋オキナグサ(パスクフラワー)の葉が細かく分かれているのは、かつて幅広だっこにの葉に隠れた悪魔を天国から追放するよう神から命じられた首天使が稲妻で矢をうち、それでこの葉が細かく裂けた。悪魔はこの草に近寄れなくなった。こんな伝説です。オキナグサも毒草ですね。