ばあちゃんの左の腕と手指の麻痺はⅡとなっていますが、自力ではほとんど動かせません。
時々そういう方を見る事があり、不自由だろうなとは想像していましたが、直面すると全く考えていなかった現実を知ります。
麻痺した指の間が蒸れて、湿疹が出来たり、皮がむけてしまったりする訳です。
毎晩、ばあちゃんはまず自分で左手の指の間を洗い、その後私がもう一度丁寧に洗い、次に右手も洗います。
車椅子では、洗面台の蛇口で水を流しながら洗う事はできないので、洗面器に水をためて、何回もきれいな水にかえてすすぎます。
ズボンが濡れないようにビニールをかけて、きれいなタオルも先に用意しておきます。
洗った後、今度は水をしっかり拭き取る事が大切で、指を自由に動かせる事がどんなに有難い事か、教えられました。
寒くなったら手はぬるま湯で洗い、足は温度を上げて足湯にしてやろうと思います。