風の音を聞いてみたい

オーストラリア在住30年。好き勝手に語っています(^^)

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女はアホなくらいで丁度良いのだ 3

2007-09-06 10:31:08 | 子供ネタ
今日は応用編です。

息子に必要な時間と、言葉による反応の状態を見分けたら、あとは応用させるだけです。

我が息子を例に取ると、あの子は、1回言われてから、すぐには動けません。
最低でも10分は必要です。

なので、一回言って、10分置きます。
様子を見て、もう一回言います。
さらに10分置きます。時には、30分~1時間、放置します。

そこで状況に合わせて、態度を分けます。

A:単純に怠けている場合=ぎゃーぎゃー文句攻撃をします。
B:チャットなど、何かに夢中な時=「辞めるのに必要な時間」を聞いて、その時間になったら止める約束をさせます。

さて、Bの場合。
思春期の子供達は、半分子供で半分大人の感覚を持っています。
これは、大人になっちゃった人や、子供には理解できない複雑な状況です。
理屈では、わかっているのに、体が付いて行かないもどかしさ。かなりストレスになります。
これは、思春期になると、成長ホルモンと男性ホルモン、女性ホルモンなんかが、やらた出まくり、外からは見えませんが、体の中は大騒ぎになっているために、自分の意思で心と体を自由に動かせないからなんですね。

だから、頭ごなしに「あーしろ」「こーしろ」と言われても、理解するための時間が必要だし、付き合いってのも学びだす頃ですから、彼らの付き合いを邪魔するのも失礼になるわけです。

まぁ、いっちょ前に、親の言う事を聞くのはカッコ悪いって思う年頃が思春期です。
なので、彼らの付き合いを大事にしつつ、社会では守らなくちゃいけないルールがあって、付き合いは、そのルールを守った上で成り立っているんだってのを、同時に教えなくちゃいけません。

アプローチが進化します。
今までは、言葉で何度か動かし、私たちの希望通りに動くように持って行く方法でやってきましたが、もう一つ進めて、交渉・契約に持って行きます。

・彼らは、付き合いを大事にしたいと言います。
・しかし、彼らは、自分の住居や食事さえ、自分で用意できません。
・働かざるもの食うべからずってのが、社会のルールです。
・子供の仕事は、勉強する事と家事を手伝う事です。

上記をふまえて交渉します。

1.子供がやらなくちゃいけない家事の仕事分担を決める
2.こづかいは、その家事の仕事に対する報酬
3.特別な仕事をこなしたら、特別手当(欲しい物を買ってやるなど)を出す
4.勉強は、その家の一員であるために、必須の仕事ですから、最優先でやらせる
5.1~4まで、決めたルールは、特別な状況以外、毎日守る事

そうでなくても体の中が大騒ぎになっているのですから、今日はオッケーで、明日はダメなんて、臨機応変な許可に、子供達は対応できません。
ダメなものはダメ。
良いものは良い。
一度、決めたら、間違いなく実行させなくちゃいけません。

そうは言っても、こっちも人間ですから、そうそう管理しきれないってのが現実でしょう。
そんな時は、病気のフリをして寝転がるのが一番です。
そして学習させます「病気になるとやらなくても良い」

病気になってまで動けってのは鬼です。
今の社会は、そんな風になっていますが、それは自然じゃないでしょう。
だから、家の中くらいは、息抜きの場にしちゃいましょう。

ここで大事なのは、病気になったら寝るってことです。
病気の人はゲームなんてできません。ましてやチャットなんてできません。
母もそうです。
家のルールを管理できないのなら、長電話もできません、カラオケにも行けません、テレビの前の椅子に寝転がって、だらだらとテレビを見たり寝たりして休むしかありません。

男の子なんて、じっとしていたら病気になっちゃいますから、そのうち
じっとしてるのも飽きてきます。
ましてや、リビングの母の目の届くところで、じっとしてるなんざ、冗談じゃありません。

交渉・契約ですから、契約不履行になれば違法で、罰せられます。
それが、社会のルールです。

男の子に勉強させたければ、決めたルールは、必ず守り管理する事です。
逆に言うと、管理できるルールしか作らないってことです。
ここポイントです。

ってことで、自分で今やっている事をやめる時間を決めさせて、守らせるためには、決めたルールを、こちらがちゃんと守らなくちゃ、息子ってやつは、すぐに足元を見て、言う事を聞かなくなってしまうのです。

なので、あまり高望みをしないで、間違いないところでルールを決めるのがコツです。
例えば、食事の後の食器はキッチンへ下げるとか、トイレの後のふたは閉めるとか(「風水的に金が逃げるから!」と言ったら効果があった)、そんな所から始めてみましょう。

大事な事は、こちらの言う事を聞かせるって事ですから、息子が言いなりに動けば良いわけで、始めは、簡単なルールを決めて、自分も子供もなれてきたら、一つずつ増やしていけば良いわけです。

そのうち、子供も成長しますし(毎年別の人になって行くくらいの成長です)、成長に合わせてルールを変えていけば良いでしょう。
ルールを変える時は、きちんと子供に宣言します。

ポイントは、一回でわかってもらおうと思わない。
昨日書きましたが、子供の時間と子供が反応する言い方で、何度も何度も言います。
教えるんじゃなくて、刷り込みます。

-----------(我が家の様子)----------

ママ「たけし、食器下げて」
たけ「うん」
・・・・そのまま・・・

ママ「たけし、食器下げて」
たけ「うん」
・・・・そのまま・・・

ママ「たけし、食器下げて」
たけ「あ、そうだね」

3回目でこちらの言葉が耳に入れば、こうなります。
4回目、5回目、翌朝ってこともありますが、絶対に自分でやらせます。
時々、我慢できなくて、ママがキレます。
その時、息子は、悪夢を見ます。自業自得じゃ、母を怒らせる方が悪い。

------------------------------------------------

男の子は、教えても学習できませんから、刷り込まなくちゃいけません。
洗脳とも言います。
だから、一回言っただけで、全てを動かそうとしても無駄です。
感情を交えずに、何度も何度も何度も、刷り込みが完了したと思っても、また、忘れますから、根気良く。。。です。

親は、自分を悲観する必要はありません。
一回で、耳から脳に情報が到達しないのは、すごく普通ですから。
そのくせ、怒ると反発する。
そりゃ、そうでしょう。
こちらにしてみたら5回言ったとしても、息子にしてみたら、いきなり頭ごなしに怒られるんですからびっくりします。
感情は捨てて、淡々と言います。(時には、こちらもキレるが、ご愛嬌ってことで)

そんなわけで、一回でカタをつけようったって、そうはいかないのです。
3手4手先を見越して、段階を追って、目的を達成させましょう。

さて、自分で決めた時間になっても止めない場合があります。
3度、注意しても止めない場合は、電源を切ります。
はい、ご苦労様でした。

明日は、こういう交渉が通用しないキャラの子について考えてみます。
コメント (3)
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