羊、好きです。モフモフがたくさんでてくる映画なんて最高だね。
TUTAYAで5本1000円だったので、ひつじのショーンも、しっかり借りてきてたり。
さて、感想です。
まるまる、モフモフの羊たちと、じいさんのそれなりに快適な独り暮らし、北欧のセーターと自然の映画でした。そして、宮崎県の口蹄疫のことを思いだしました。
大事に育ててきた動物を、まだ具合が悪いわけでもないのに、殺処分しなければいけない辛さが伝わってきました。あのときも、貴重な種牛の血統だけでも救えないかとやっていたなと。
それから、40年間こじれた兄弟の絆の回復。兄弟だけに、一度こじれると回復が難しいことがひしひしと伝わってくる。倒れた兄を助けたり、兄の部屋に昔の兄弟揃った写真が飾ってあったり、憎みあっているわけでもないことは伝わってくる。だけど今回の事件がなければ、たぶん、このまま一生話もせずに、終わってしまったのだろうな。で、お葬式で残された方は後悔するんだな。こじれるとね。つらいね。
ふとしたことで妹と疎遠になって、数年会わなかった時期がありました。又、会えるようになったきっかけは、父が亡くなったことでした。あのときも、父の危篤の連絡をすることさえ、躊躇したおぼえがあります。妹も驚いていたけれど。
だから、ラストの吹雪の中の出来事がなければ、絆が復活できなかっただろうというのは、自然に伝わってきました。
結末は、どうかな。
羊たちの処遇はともかく、西洋人は寒さに強そうだから、ハッピーエンドだと思うのですが。
好きな映画です。
もちろん、羊のショーン映画版も好きです。全然違うな。