白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

ノンタンの爪

2012-04-30 23:29:02 | うさぎのこと

爪の付け根が、赤黒く染まっていたので、

子宮癌、乳癌に続いて、まさかメラノーマまで、と、

あせったこともあったが、

医師に外傷といわれ、その後の変化もないので、

すっかり忘れていた。

ふと思い立ち、爪きりをする。

左後ろ足、右後ろ足、左前足と切りすすむ。

右前足をみて、あれ、爪がない。

赤黒く染まっていた爪が、跡形もなく消えている。

あとには、まるく、ピンクの指先が残っているだけ。

気がつかないうちに、抜けてしまったらしい。

・・・

これは、痛かっただろうな、うさぎ。

とりあえず、今はなんともなさそうなのでよかった。

それにしても、

いつまでも、ずるずる続く毛換わり、ぼさぼさの毛並み、

昼間にドアを開けても、眠りこけたままの無防備さ。

さすがに、

年とったねぇ、ノンタン。

 


人間はおもてなしをする。・

2012-04-29 22:06:49 | 人間のこと

遠く九州の従兄妹が、急に、揃って来ることになった。

母と、伯母に会いに寄るという。

若くして亡くなった伯母の子、はるか年長の従兄妹たちだが、

数年前、母と伯母が九州に行ったときも、それはそれはよくしてくれたらしい。

これはぜひ、おもてなしをしたい。

別の従妹も来ることだし、今が旬の桜えびを出したいと思う。

ということになったのが、2日前。

近所に桜えびの踊りを出す店があるらしい、と伝えたら、

寿司とかき揚げを注文したらしい。

踊りは頼まないのかと聞けば、好みがあるのでやめるという。

昔の人間は、相変わらず、桜えびを生で食すのに、抵抗があるんだな。

(衛生状態も、保管方法も変わっているのに)

昨晩、遅く帰ったら、ドイツソーセージの店で、生ハムを買ったから、

生野菜とあわせて出したいという。

あわないと思うが、気持ちなのでわかった、明日朝、買いに行くと伝える。

さらに、お酒も出したいが、コップ(お猪口)もないという。

わかった、何か探すと伝える。

そういうわけで、11時頃、来客が来る前に、準備をすることになった。

スーパーの開店を待てないので、取り急ぎ、農協の売店に行く。

途中、昔からの雑貨屋があるので、もしかしたらと寄ってみる。

さして広くない店に、雑然と雑多な商品が置かれている中に、

冷酒のグラスらしきものを見つける。

他にないかと親切なお店の奥さんに、窮状を訴えてみる。

冷酒を出したいのだが、何で出せばよいかわからない云々。

見せられた冷酒グラスは2個、数が足りない。

小さめの切子ガラスのコップがあったので、聞いてみる。

半分位つげばいいでしょうということで、買い求める。

HOYAのクリスタルガラス製、どうみても高級品。

「5000円だけど、在庫にしていてもしょうがないから」と、

おおまけにまけて、2000円に、有難く購入する。

それにしても、さすがに、この店は侮れない。

ない物があったとき、一度寄る価値は絶対ある。

さらに、農協に寄る前に、酒屋に行き、

一度だけ飲んだことがある、正雪の大吟醸を求める。

コップ1杯だったけど、それはおいしかった記憶がある。

酒屋の奥さんの話では、今年も県知事賞をとったというし。

農協により、生野菜はないが、不知火(デコポン)を買い求め、

開店時間になったスーパーで、生野菜を買う。

あとは、料理が届けば、この地域らしいおもてなしになるかと。

 

九州からきた従兄妹は、それほど飲みはしなかったものの、

桜えびのかき揚げをおいしく食し、数時間の滞在で帰って行った。

本当は、母がもう少し若ければ、桜えび買って来て揚げたてを出し、

魚も買ってきて、寿司を握るくらいはできたかもしれないが。

遠くから来た人たちに、この地域の名産品でおもてなしするのも、

なかなか悪くないなと思う。

だけど、お酒にしろ、桜えびにしろ・・・最近、

勤務先のおもてなし方法に、染まってるかもしれない。

 

 


時速20キロ

2012-04-16 01:19:06 | 人間のこと

春になったことでもあるし、雨も降っていなかったので、

うさぎを置いて、久しぶりに遠出をする。

ナビに、茶銘館と入れて検索した。

地図も持っていなかったので、ナビの言うままに進む。

国道362号、快調に静岡の市街地を抜けて、

だんだん山道になってくる。

目的地の北にある千頭には、以前に行ったことがある。

そのときも、九尾のあたりを抜けたような気はしたが。

ここまで、山を登らなかった気がする。

かなり運転が下手なレベルに入る人間は、

すれ違うのもやっとの狭い坂道に、だんだん困ってくる。

すれ違うのがやっとの道なのに、地元の方なのか、

結構なスピードで向かってくる。

カーブミラーを確認しつつ、

こんな力量で走っていてすみませんと謝りながら、

時速20キロ程度で、ひたすら目的地を目指す。

 

かなり上るので、景色はよいです。

下界に比べて、気温が低いからなのか、

ところどころに現れる桜の木は、

まだまだ薄いピンクがきれいです。

時々、はっとするような枝ぶりの、

桜にも出会いました。

ゆっくり景色を眺めながら走るなら、

なかなかよい道なのですが・・。

 

ナビは、どういうつもりで、

私にこの道を案内したのだろうか。

 

だけど、対向車にびくびくしながら、走ったおかげで、

頭の中は完全にからっぽ。

すっかりストレス発散できてしまった。

 

帰りは、島田に下って、バイパスで静岡へ。

ま、最初からこっちでよかったのだけどね。

 


暖かくなった。

2012-04-12 22:15:15 | うさぎのこと

部屋に入ると、うさぎしっこの匂いがする。

寒い時は、気にならなかったのだけれど。

やっぱり、暖かくなると匂うねぇ。

しかたないので、

窓を開けて換気をする。

夜風はまだ冷たい。

 

ノンタン、換毛期。

格安で手に入れたファーミネーターに、

ぱっさり毛が巻きつく。

背中をなでると、ふわふわと毛が舞う。

 

春になったんだね。

 


春になった。

2012-04-09 23:14:46 | うさぎのこと

庭の雑草も、茂りはじめた。

うさぎの食卓が、豊かになる。

最近の食べ物

フキの葉、ヨモギ、フェンネル、

春菊、タンポポ(花と葉)、オニタビラコ、

セリ、三つ葉

根っこがとけはじめた人参を、

土に植えておいたら、

立派な葉っぱが生えてきた。

もちろん、これもウサギの食卓へ。

しばらく、いい季節が続くね。

 


喘息?

2012-04-03 00:29:18 | 人間のこと

うっかり感染したインフルエンザの後、

1ヶ月たっても、咳が収まらない。

話をしようとすると、コホコホと咳き込んでしまうものだから、

すっかり変な人になってしまった。

仕事にも支障が出るので、病院に行く。

 

初診なので、過去の既往歴やら何やら書き、

息を吐いてみたり、風車をまわしてみたり、

念のためにレントゲンもとってとあれやこれや、

喘息では、といわれる。

確かに、とても小さい頃、小児喘息だったらしい。

とはいっても、

このあたりには、そういう子どもが多かったというし、

なかでも、軽いほうだったとも聞いている。

そういうと、医師は、

小児喘息だった人が、大人になってから喘息になるのは、

再発ではなくてずっと治ってなかったのだと説明する。

そういえば、ここ数年以上、風邪をひいた後、ひたすら咳が長引く。

あまり風邪をひかないから気にはしていなかったのだが、

というと、普通は、そう咳は長引かないのだと、さらに説明される。

とりあえず、1週間、

気管支拡張剤と、ステロイドの吸入をして様子をみるらしい。

なるほど。(でも、うさぎは、絶対に手放さないと心に誓う。)

 

昔々、人間がまだ子どもだった頃、

この町の東側の工場はとても景気がよく、

毎日、毎日、もうもうと煙を吐いていました。

その頃、

学校の校舎の窓ガラスも、家の窓ガラスも、

白く変色して、いくら磨いてもとれませんでした。

本当は平らな筈の蜜柑の葉も、くるくると丸まっていました。

小児喘息、たぶん、多かったようです。

高度経済成長期でした。

 

今、咳喘息を発症する大人が増えているらしい。

もしかしたら、その頃の「ツケ」が、今になって出てきたのか。