白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

埋葬

2014-07-31 00:47:01 | うさぎのこと

3代のうさぎを見送ってきた。

亡くなったうさぎは、みな、自宅の庭に埋葬した。

できるだけ早く。

 

生きているうさぎは、大切な家族だった。

まぁ、あまり大切に扱ってはいなかったが、

それでも、一緒に暮らす家族だった。

暖かな体温の生き物を、

撫でたり、抱いたり、側にいたりするのが好きだった。

 

だけど、

死んだうさぎには、触れたくなかった。

冷たく強張った体は、抱きたくなかった。

命が抜けてしまった時点で、

それは、怖い、厭わしいだけの物になってしまう。

うさぎだけではなく、人間の、家族の遺体であっても。

 

私は、冷たいのかもしれない。

臆病なのかもしれない。

 

今でも時折り、

初代のうさぎのことを、気立てのよいうさぎだったなと思い出す。

二代目のMOGUのことを、かわいかったなと思う。

三代目のノンタンのことを、きれいな子だったと。

だけど、その中の1匹でも、剥製にして手元におきたいとは思えない。

骨にして置いておきたいとも思わない。

 

そして、もちろん、解剖したいとも思えない。

 


人間は本を読む

2014-07-31 00:20:20 | 映画と本

年明けから部屋の引越しをしている。

 

この機会にと、物の取捨選択をして処分してみるが、

本と、コミックが、あちこちから出てくる。

片付けるはずが、つい、読みふけってしまったり、はかどらない。

 

すでに、本棚は雑多な本で満杯なのだが、

うさぎと、お風呂で読書をする習性の人間のおかげで、

気に入りの文庫本ほど、ひどい状態になっている。

読みたいのに、いつのまにか姿を消してい

る本もある。

 

もったいないけれど、読み直したいこともあり、

少しだけ、買い換えることにした。

 

「たった一つの冴えたやり方」

「海の沈黙」

「ソロモンの指輪」

「寺田寅彦の随筆」

 

今年の夏も旅行等の予定はないので、読書に励む予定


人間は本を読む

2014-07-31 00:20:20 | 映画と本

年明けから部屋の引越しをしている。

 

この機会にと、物の取捨選択をして処分してみるが、

本と、コミックが、あちこちから出てくる。

片付けるはずが、つい、読みふけってしまったり、はかどらない。

 

すでに、本棚は雑多な本で満杯なのだが、

うさぎと、お風呂で読書をする習性の人間のおかげで、

気に入りの文庫本ほど、ひどい状態になっている。

読みたいのに、いつのまにか姿を消してい

る本もある。

 

もったいないけれど、読み直したいこともあり、

少しだけ、買い換えることにした。

 

「たった一つの冴えたやり方」

「海の沈黙」

「ソロモンの指輪」

「寺田寅彦の随筆」

 

今年の夏も旅行等の予定はないので、読書に励む予定


うさぎは病院に行く

2014-07-28 22:37:28 | うさぎのこと

いつものことながら、終了間近の病院に駆け込む。

先客は数匹のわんこ。

外に居る、元気過ぎる子が2匹と、

待合室の、飼い主さんの腕の中で、毛布に包まれた1匹

しばらくして、首が傾いたわんこが、連れられてきた。

飼い主さんの腕の中で、呆然と仰向けになっている。

・・・

このところの暑さは、高齢わんこの体にもきついらしい。

ショコラは、ケージの中でごそごそ動いている。

君はいつもの、目のまわりのケアだけだからね。

・・・

重症のわんこは、院長先生に、

ショコラは若い先生に診てもらう。

 

ノンタンの時も、モグさんの時もそうだったなと思う。

病気がひどくなってからは、いつも、

院長先生を指定して、と言われていた。

隣で、診療前の時間に来てと言われていたのも同じ、

具合の悪いわんこが、病院を嫌がらないのも同じだ。

ノンタンもモグさんも、注射も診察も嫌がらなかったね。

何回も、がんばって持ち直したんだよね。

わんこ達も、良くなって夏が過ごせるといいね。

 

さて、重病ではないショコラは、だけど、丁寧に丁寧に、

涙でガビガビになった目の周りをカットしてもらう。

おとなしくしていると、偉いね、とほめられる。

目のまわりのガビガビをきれいに落として終わり。

3キロあった体重が2.95キロに減っていたが、

これはどうなんだろう。

食欲はあまり変わりないけれど、

あげられる葉っぱが減ったから、野菜は減った・・かもしれない。

しばらく気をつけてあげようと思う。

今日はお手入れだけなので1000円。

7時終了なのに、7時半近くなってしまった。

重病でもないのに、申し訳ない。

・・・・

次回は、もう少し早く・・来れるかな。

 


うさぎはなつかない・・

2014-07-24 00:25:02 | うさぎのこと

ショコラと暮らして約5年・・・相変らず、全然なついていない。

人間の気配がすれば逃げるし、呼んでも、来ることは全くない。

嫌がることをすれば噛まれ、腕には数箇所の青あざが残っている。

 

ショコラと暮らして約5年・・なつかないけれど馴れてはいるようだ。

昼間のうさぎは、油断しきって伸びている。

突然、首根っこを掴まれ、仰向けにされるのは嫌らしいが、

それでも、本気の抵抗はされたことがない。

歯をむき出してうなったこともないし、

うさパンチも、キックも、そういえば、されたことはない。

 

朝が来て、ペレットの音がすれば、そわそわと駆け寄ってくる。

膝の上で、ブラッシングされれば、だんだん体が伸びてくる、

手から、餌も食べるし、抱っこもできる。

嫌かもしれないが、爪切りもできる。

車で病院とも平気だし、注射されるのも、問題ない。

 

ショコラと暮らして5年、

なついてはいないけれど、人間との暮らしに馴れきっていると、みた。

今さら、愛情豊かな関係は築けそうにもないが、

うさぎはうさぎ、人間は人間で勝手に暮らし、

時たま、寛いだうさぎの姿を眺めることができる。

 

家にだらけたうさぎが1匹、それで十分なのかもしれない。

 

だけど犬はね、もっともっと、なついて、かわいいって、ショコラ。

 

 

コメント (2)

ブラッシングをする

2014-07-21 01:27:52 | うさぎのこと

夜、うさぎを捕まえて来て膝に乗せる。

目のまわりのお手入れと、ブラッシングをする。

豚毛のブラシで、背中にブラシをかける。

今の時期は、抜け毛よりもマッサージが主かな。

ホーランドのショコラは、ふわふわの毛質をしている。

立ち耳のミニウサギだった、初代やノンタンとは全く違う手触り。

換毛期は始末に終えないが、それ以外の時期は、

撫でているだけで、心がなごむ手触りだ。

ショコラのほうも、背中のブラッシングはさほど嫌ではないらしい。

ノンタンに舐めてもらうのには、かなわないだろうけれど。

こんなフワフワのショコラだが、そ家に来たばかりのときは、

しらみがたかって、毛並みも悪かった。

元々のお家では、ペレットを食べるとむせてしまうということで、

牧草と、乾燥野菜しか与えてもらっていなかったという。

ペレットのおいしさに目覚め、野菜や野草を食べ、

牧草はあまり食べなくなったけれども、

毛艶は確実に良くなっている、気がする。

デブにはなったけれども。

10歳まで生きているのだから、

それほど、健康に悪い生活ではない、と思いたい。

・・・

ブラッシングが終わったら、目のまわりの手入れ。

相変らず、はげて、よくはならない。

濡らした脱脂綿でぬぐって、柔らかいティッシュで水気をとって、

薬を塗り、目薬をさして、

身もだえして嫌がる、うさぎを押さえつけて・・

ごめんね、ショコラ。

せめて、痛くないといいのだけれど。

きっと、ヒリヒリ痛いのだろうね。

 


やっぱり病院に行こう

2014-07-03 00:46:27 | うさぎのこと

特別悪くなったわけでもないが、

目の周りのガビガビが気の毒なので、

仕事を切り上げて病院に行く。

気がつけば、2ヶ月近く通院していない。

19時終了なのに、18時半過ぎても、まだ、混雑している。

うさぎは、手術室としても使っている部屋に。

院長の保佐に、新顔の、研修中の若い獣医さん。

ずっとうさぎを飼っていて、

もともとは、患者さんだったという。

うさぎを診てくれる病院は少ないから、心強いね。

普段は、犬と猫が多いのに、この日は、

うさぎ3匹、モルモット1匹、犬が6、7頭、猫は、帰ったところ。

ショコラは、目のまわりのケアをしてもらう。

重病ではないから、いいねと、丁寧に、丁寧に、

うさぎを大切に診てくれるから、

代々のうさぎ達は、みな、病院が嫌いじゃない。

やっぱり、定期的に通ったほうがいいねと言われる。

診察と目の周りのケアで1000円、

目薬、塗り薬あわせて3700円

体重3キログラム、やせないし太らないから、

ま、これがこの子の体格でしょうと言われる。

もう少しね、ショコラのために、時間をとってあげたいね。

帰宅後、少し毛玉になっていると言われた毛皮にブラシをかける。

少し、噛まれて、青あざになる、

まだまだだね、目標15歳にしようか、ショコラ。


最近のうさぎ

2014-07-01 23:50:19 | うさぎのこと

なかなか病院に連れていかないので、

涙目のまわりが、だんだん、ひどくなってきた。

仕方ないので、毎晩、ケアすることにした。

・・・

まず、油断しているうさぎを持ち上げる。

逃げようと暴れるうさぎを、ひっくり返す。

目の周りの、涙で固まった毛を指でこしょげてほぐす。

目やになのか、涙が固まったのか、べたべたごそごそする。

指だけではきれいにならないので、濡れた脱脂綿で拭く。

摘んでは拭いているうちに、毛の束が取れたりする。

あ、はげて、赤剥けになってしまった・・。

・・・

だいたい、このあたりで、鼻息は荒くなっている、

嫌だ、嫌だと、身もだえする。

赤向けになった皮膚を弄られているのだから、

さぞかし沁みて痛いのであろうと同情する。

同情するが、同情では、きれいにならないので、拭く。

・・・

あまりに呼吸が荒くなり、心配になり、うつぶせにもどす。

濡れたままにもできないので、仕上げにティッシュで拭いてと。

ついでに、体のそここに浮いた抜けかけた毛も引っ張る。

なんとか逃げようと必死なうさぎは、

人間の太ももに爪をたてて抵抗する。

・・・

痛い、でも、少々、赤くなるくらいでは、

人間として、退くわけにはいかない。

いかないのだが、やっぱり痛い、みみず腫れになっている。

腕のあたりも噛まれて、痕がついている、

昨日の青あざもこれか、なかなかやるな、うさぎ。

・・・

最後に、もう一度ひっくり返して目薬を挿し、

赤く剥けた目の周りに薬を塗る。

サークルに戻すと、慌てて、奥の隅に逃げ込む。

物陰から、恨めしそうな目で、こちらを眺めている。

かわいそうなので、庭の野草を少しとって、置いておく。

出てこない。

少しだけ、隠れているうさぎの前に放ってみる。

出て来た。

食べるのか、うさぎ。

時々、恨めしそうな目をこちらに向けながら、食べ終わる。

・・・

よかった、食欲をなくすほどのストレスではなさそうだ。

しばらく放っておけば、きっと、ペレットも食べるだろう。

それから、しっこして、寝て、明日、そして夜になったら、

またケアしてあげるからね。がんばってね、うさぎ。

コメント (1)

郷静子 レクイエムを読んだ

2014-07-01 23:23:58 | 人間のこと

薄い文庫本、本棚の隅にこっそり立っている。

時々、思い出して、ふと、手にとってみる。

楽しい本ではない。

主人公の少女は、終戦後の防空壕の中でたった一人、

胸を病み、水を飲みに外にでることもできないほど、

衰弱しきって、ただ、横たわっている。

横たわりながら、戦争中の、まじめでひたむきな、

一途に、お国のためと信じて働き、過ごしてきた、

自分のしてきたことを、回想している。

正しいと思っていた、信じていた、一生懸命だった。

だけど、

正しかったのだろうか。

大切な友人に対して、大切な人に対して、

・・・

中学生か、高校生の年頃、

まだまだ、保護が必要な子ども、

まじめで、ひたむきで、一途な、よい子を、

こんな思いをさせて、たった一人、見殺しにする、

読むたびに腹が立って仕方ない。

・・・

だから、時々、引っ張り出してくる。

楽しくもないのに、繰り返し読んでみる。

今、一杯の笑顔で笑いかけてくる姪っ子が、

けして、こんな逝きかたをしないように。

建長寺のあじさい。細かな白い花がレースのよう。

ある所にはあるけれど、ない所にはない、ホタルブクロ、好きなのに巡りあえなかった、

これも、建長寺にて。