白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

お花見

2011-03-30 01:30:55 | うさぎのこと

栃木の友人から、はがきがきた。

震災見舞いに缶詰を送ったお礼だった。

一緒に花見に行ったねって書かれてた。

もう、二十数年前のことになる。

戸塚の川沿いをずっと歩いたね。

あれから彼女はいろいろあって、

今は大きい息子さんが居て。

だけど、電話の向うの声は変わらなかったから、

きっと、らしく生きてるんだと思う。

私は、いろいろあったような、

なかったような。

友人達と疎遠になってしまったのは、

生来の不精と、たぶん、

今の状況が誇れる状態ではないから、

会わせる顔がないってことだな。

見栄っ張りなんだな。

 

それでも、

またお花見したいねっていう言葉に、

そうだね、って返していた。

それまで、元気で。


地震の影響

2011-03-27 23:50:07 | うさぎのこと

こんなに遠くなのだが、地震の影響。

1 残業が増えた。半月で30時間近い。

2 新車の納車が遅れた。

たいしたことないねぇ。

 

たぶん、一番心配なのは、

富士山の活動が活発化していること。


つながり

2011-03-22 23:05:39 | 人間のこと

すっかり疎遠になっていた福島の友人から手紙が届いた。

震災後、やっぱり気になって電話してしまった。

嬉しかったと言ってもらえた。

幸い、被害は少なかったようだが、

灯油も、ガソリンも不足しているそうだ。

一度だけお邪魔したことがあったが、

ここよりも、遥かに寒かったのを思い出す。

でも、仕事もあるから大丈夫だと書かれていた。

彼女は看護士だから、忙しいんだろうなと思う。

何もできないけど、缶詰だけはまだ手に入るから、

ヤマトが集配を始めたら送りたいと思う。

大切な物流だけど、少しだけ、貸して頂こう。

 

仕事を変わり、住所を変えるたびに、

その時の人とのつながりも気がついたら、

遠くなってしまっていたけれども、

私にはまだ、忘れたくない、失いたくない人たちが居る。

だから、不精ばっかりせずに、

少しだけ、その気持ちを送りたいと思う。

 


地震だ!

2011-03-15 23:42:02 | 人間のこと

突然、ぐらっときた。

慌てて、ストーブを消して、

テーブルの下に隠れる。

戸棚から、缶詰やら何やら落ちてくるが、

見てるだけ。

ようやくゆれが収まったので、

ガスの元栓を消し、

エラー表示になっていた風呂のガスを消し、

床に倒れた花瓶の水を拭く。

心臓がバクバク波打っている。

正常な判断力を失っているので、

意味なく、無事メールを送ってみて、

遠くに響くサイレンにおびえる。

これで、震度4だという。

まだ、どきどきがとまらないというのに。

・・・

震度五、震度六なんていったら、

どんなに怖かっただろうと。

・・・・

それでも、

震度4でも怖かったので、

今日は、風呂には入れそうにない。

・・・

寝不足なのに、寝るのが怖い。


どうぞ

2011-03-13 18:45:43 | 人間のこと

福島、栃木、仙台には、古い友人が居る。

私自身にいろいろあって、連絡をとらないまま疎遠になっているけれども、

無事だろうか。

こんな時に電話しても迷惑なだけかとも思いつつ、

やっぱり気になるので、

そして、何か力になれることがあれば、したいので、

古いはがきを引っ張り出して、電話をかける。

栃木の友人は元気だったが、

福島、仙台は通じない。

どうぞ、無事で居てくれますように。

たかちゃん、くんこ、

どうぞ、無事で居てくれますように。


地震だ

2011-03-12 23:16:30 | 人間のこと

幸いなことに、この地域には地震の被害はなかった。

揺れている最中に、なんだか長いねと、電話していた。

知らないって、のんきなんだな。

と言っているまに、津波警報が発令され、近隣に避難勧告が出る。

主要な道路は殆ど通行止めとなり、

帰宅が遅れた同僚は、帰る手段をなくした。

そして、今日の出荷はできないという通達。

それでも、まだ、よくわかってなかった金曜日。

 

対応のため、休日出勤の指示が出た翌日。

通勤しようとしたら、狭い道路に延々トラックが止まっている。

天気もよく、殆ど何も被害はないのに、トラックは動かない。

支援物資を送る手配をと指示を受けるが、送る手段の確保ができない。

いつもなら30分足らずで着く場所にさえ、

他県を通って、数時間かけて行かなければたどり着けないという。

 

夕方、津波警報は解除になり、交通網も回復した。

いつもどおりの、平和な夕暮れがくる。

申し訳ないように、平和な、夕暮れだった。

 


死にたいと父が言う

2011-03-08 00:55:52 | 人間のこと

また、いつもの泣き言だ。

おかしなことをして、トラブルを招くとそう言って嘆く。

悪いのはすべて周囲、

自分は被害者だということらしい。

 

たぶん、認知症なのだから、仕方ないのかもしれないが、

認知症の前に、親であり、人間であると見てしまうので、

対等な存在だと見てしまうので、腹がたつ。

 

人の気持ちを考えない人は、

年をとり、認知症になっても、

人の気持ちを考えない人である点は変わりない。

「自分のことだけだから」と母がぼやく。

 

好きにすれば、と言いながら、

母がおろおろするので、対処を考える。

関わりたくないと思いながら、

いろいろと対応をしては、裏切られる。

 

しかも、

これから悪化することはあっても、

良くなることは、考えられない。

 

子どもの頃、

母方の祖父の葬儀のときに、

「ぼける前に死んでくれて良かった」

そう言った父。

何一つしたわけではないのに、

そう言った言葉だけは、今も覚えている。

 

同じ言葉を贈ってあげましょうか。

いまさら、理解力も低下しているから、

意味もわからないんだろうな。

 

それでも、父の姿を見ていると、

その血をひいている自分の未来が怖くなる。

 

どちらにしても、

明るい思考にはなりそうもない。


それでも。

2011-03-08 00:41:38 | 人間のこと

人間は、

かなりめげているらしい。

そして、

人間は、

投げ出したくなっているらしい。

 

たぶん、

この状況から、

この閉塞感から、

逃げ出したいのだし、

破壊したいのだろう。

 

だけど、

それをやったらおしまいだと、

声が聞こえるので、

やり直せるほど若くはないのだと、

そんな場所がどこにあるのかと、

聞こえるので、

動けない。

 

動いてもいいんだろうけどね。

所詮、うさぎなのだから、

逃げ出してもいいんだけどね。

人間になりたいと願うのは、

間違いなのかもしれない。

 

うさぎは、うさぎらしく。

 

うさぎなのだから、

逃げ足が早いのだけが、

取り柄なのだから、

やばいとなったら、

そこで、おしまい。

 

それで、いいんだけどな。


私の中の景色

2011-03-07 01:33:46 | 人間のこと

めぐりめぐって、元にもどれみたいな、

全く進歩のない生活を送っているのだが、

一つだけ得た財産は、

景色の在庫を増やしたこと。

鳴沢の清流

宇都宮の真冬のさらさらした粉雪

横浜の基地の側の道

函館の吹雪

晴れた日のナナカマドに積もった雪

そこに住み、そこで触れなければわからなかった景色

これだけは、私の財産なんだな。

傍観者には

一番ふさわしい財産じゃないだろうか。


続けるということ

2011-03-07 01:25:28 | 人間のこと

ふと、目にしたHPから、学生時代の先輩を思い出した。

ブログの内容を見て、ああ、やっぱりと思った。

あの頃からずっと、今も、同じ活動を続けているらしい。

変わった先輩だった。

普段はそんなに口数が多くないのに、存在感があった。

ゴキブリの格好が似合ってたのよね。それはともかく。

一つのことを、ずっと続けられるってすごいな、

そして、いいな。

きっと、いろいろあったのだろうけれど、やっぱり、いいな。

そう、思った。

不肖の後輩は、会わせる顔、ないですねぇ。