かかりつけの先生はまだあまり診察をしていないらしい。最初に無理したからこじらせてるのかもしれない。
薬を取りに行き、状態を伝言する。先生に診てもらえるならともかく、そうでなければ、片道30分は負担が大きすぎる。若い先生達には失礼だなと思うけれど。
鼻息が荒い。動けない。心臓の鼓動がみてわかる。食欲も落ちている。減らしたステロイドをもとに戻す。
でも、まだ、口元に近づければ食べる。食べたい気持ちはあるらしい。
今のうさぎに、何がしてあげられるのだろうか。
立てなくなったとき、もう長くないのかなと思った。
だから、病院の薬も1週間分だけお願いした。
ペレットも、2袋だけ頼んでみた。
先々週かな、これはやばいなと思っていた。
食べれない、飲めない、糞も小さい、
横座りで座り込み、立つ力がない。
体の下にあった脚は、糞尿ですっかり汚れている。
もう年だからねぇ。
それでも、できることはしてみようかと。
抱き上げて、きえーるをスプレーしては脚を拭く。
(きえーるはバイオの消臭剤、
たしか、牛の糞尿か何かから作ったと聞いた覚えが)
おなかと背中をマッサージしてみる。
このときも、さほど張りはなかった。
口元に葉っぱや人参をもってくる。
細切りの人参、リンゴ、1つずつつまんで口元にもっていく。
人参もリンゴも好きだね。
リンゴでも、人参でも、食べたい気持ちがわいてきたら、
どさくさに紛れて葉っぱも与える。
パセリ、しその葉、三つ葉、ドクダミ、セリ、タンポポは好きだね。
もうそろそろ、春の草は終わりだけどね、
とにかく食べさせて、糞を出さなくては。
トイレのあるケージに移動するのは無理そうなので、
寝床にころがしておく。
寝たきり生活には、お風呂用の給水マットがいいみたいだね。
水入れから水を飲むこともできなそうなので、
とにかく葉っぱを与えてみる。
利尿剤入りの薬を飲ませるのは、酷かと辞めてみたり。
・・・
気が付いたら、食べている。
気が付いたら、糞が大きくなった。
あれ、少し立てるね。
少しなら、歩けるのか。
ペレット食べるのね。
水も飲んでいる・・・
朝、昼、夜と、野草に野菜を与える。
パセリ、大根葉、小松菜、セリ、三つ葉、
ドクダミ、しそっぱ、水菜に、青梗菜、何でも。
朝与えた一つまみの草が、昼にはなくなっている。
薬も喜んで飲む。
・・・
年も年だから、安心してはいけないし、
やっぱり、ほとんど寝たきりでよたよたしているし、
鼻息荒く、ふがふがしているし。
だけど、少し、ましになっている。
まだ、もう少し、生きれるだろうか。
・・・
安心してはいけない。
日によって状態は違うし。
腰が抜けたように立ち上がれない日もある。
夜中に見たら、
横になって倒れて(寝て?)いることもある。
だけど。。。
食べたいのね。
食いしん坊だからねぇ。
食べるの大好きだからね。
・・・
ま、いいか。
もう病院には行かない。
先生も、まだ、出て来れないみたいだし。
でも、薬は続ける。
・・・
無理に生きなくてもいい。
だけど、
食べれる間は、生きていればいい。
そして、
生きれる間は、居心地よく過ごせれますように。
できることを。