ノンタンの乳癌は、本格的に自壊しはじめた。
背中から持ち上げようとして、
指先が、今までになかった瘡蓋にふれる。
仰向けにしてみると、
胸にまで広がった腫瘍。
肉がのぞいて、
なんだか、生臭い匂いもする。
このままでいいのかと思う。
何か、あててやったほうがよいのではと。
医師は、そのままでよいと言っていた。
かえって気にして弄ってしまうから、と。
どうしようね、ノンタン。
とりあえず、ケージの中にきえーるを振りまき、
ベット兼用トイレの、牧草を交換する。
ノンタンの乳癌は、本格的に自壊しはじめた。
背中から持ち上げようとして、
指先が、今までになかった瘡蓋にふれる。
仰向けにしてみると、
胸にまで広がった腫瘍。
肉がのぞいて、
なんだか、生臭い匂いもする。
このままでいいのかと思う。
何か、あててやったほうがよいのではと。
医師は、そのままでよいと言っていた。
かえって気にして弄ってしまうから、と。
どうしようね、ノンタン。
とりあえず、ケージの中にきえーるを振りまき、
ベット兼用トイレの、牧草を交換する。
ノンタンにかまけているので、
ショコラはおろそかになる。
不満も溜まっているようすだ。
今日は、久しぶりにショコラの足ダンが響いた。
ここ数日、大食漢のショコラの食欲が今ひとつ。
ペレットを食べるが、一気食いをしない。
今までは、お皿が空っぽになるまで、一気に食べていたが、
残っているのに、一休みしている。
最終的にはなくなるとはいえ、気になる。
だいたい、牧草を殆ど食べていない。
換毛期が心配なので、お腹をもんでみたが、
今のところたぷたぷしたうさぎのお腹で、張ってはいないようだ。
図体は大きいけど、意外にデリケートなショコラ、
また、歯の調子が悪いのかもしれない。
ノンタンには、朝、晩、一掴みのペレットを与えている。
今までは、ニッパイのヘルシープレミアムシニア用が多かったが、
最近は、イースターのバニーセレクションシニア用になっている。
ノンタンも、ショコラも、どちらでもよいそうだ。
しばらく前、食欲落ち気味のノンタンのために、
乾燥したタンポポの葉、おおばこの葉等を買ってみた。
ペレットにのせると、わりとよく食べた。
最近は、ペレットを少量のお湯でふやかし、
Dフラクションを1回6滴ほど加えて与えている。
体重1キログラム当たり1日1~3滴とあるので、
最大量、朝晩与えれば2倍量を与えていることになる。
多く与えたからといって、今のところ、
それで異常が出ている様子はない。
お皿に入れて与えるだけでは食べないとき、
ふやかしたペレットを少しずつ、
指先に乗せて、口元に運んでみる。
食べ始めると、半分位は食べてくれる。
今日は、少しずつ口元にもっていくと食べた。
一口食べ、しばらく咀嚼する。
少し、息使いが荒くなる。
また、2~3粒を手にとって与えると、
食べ、咀嚼し、息をきらして、
だけど、
また、食べ、咀嚼し、
以下、しばらく繰り返す。
まだ、食べる気はあるらしい。
でも、食べるのも、少し、息が荒くなる。
がんばっているね、ノンタン。
がんばって、食べて、生きてくれて、
ありがとうね、ノンタン。
ショコラの定位置は、このプラスチックのカゴの下。
左が木のハウス、右は100均の水切りカゴ(トイレ)
すのこを敷いた、狭い隙間に挟まって眠るのが好き。
ショコラを見に行くノンタン、しばらくの間じっと前に立っている。
ボケボケの画像でも、目、白くなったのがよくわかる。
気にせず、寝るショコラ。
飽きると、牧草を食べに行くノンタン。
もともと、牧草好きなノンタンだが、
最近は、柔らかい牧草のほうが食べやすいらしい。
背後の襖が破れているのは、ノンタンがやった仕事の痕。
ショコラは、しません。
2週間に1度の通院日、
車で約30分程度の病院に連れていく。
山の方なので、道を選べば渋滞もない。
体重を計る。
なぜか、増えている。
前回、たしか1.85㎏程度だったのに、
今日は、1.9㎏
「癌になると体重が減る子が多いのですが」
医師が言う。
よしよし、悪い兆候ではないらしい。
食欲はあると伝える。
今朝も、人間がバナナを食べていたら、
珍しく膝の上に前脚をかけて、「下さい」をした。
目が弱ったから、嗅覚が強くなったのかな。
仰向け抱っこにして、腫瘍の様子を診る。
大きくなって、血がにじんだようになっている。
触ると出血するからと、特に何もしない。
ひっくり返さなかったので、気づかないでいたら、
お尻が汚れていた。
うつぶせに戻してから、少し毛をカットしてもらう。
少しでも、よい状態で過ごせるようにとのこと。
仰向け抱っこにすると、目が飛び出すと伝える。
苦しいのではないだろうかと。
呼吸が苦しいからではないだろうが、
嫌な思いなのかもしれない、と言われる。
聴診器で胸の音を聴く。
大丈夫、とのこと。
さりげなく、聞いてみる。
いつ頃まで、もちますか?
こればっかりは、なんともいえません。
急変もある、だけど、
クリスマスは迎えられるんじゃないかな。
ノンタンはがんばっているから。
あとは、毛が浮いているから、ブラッシングをきちんとして、
調子を崩さないように、あとは普段どおりに。
次は2週間後、薬をもらって帰る。
こうなってくるとホスピスか、
100歳位のお婆さんを介護している気分だな。
いつもどおり、いつもどおり、
おいしいもの食べさせて、
寒くないように、保温しすぎないように、
のんびり、のんびり、したいように。
悪くない兎生だろう、ノンタン。
その間のショコラ、
朝ご飯を食べ終わったので、後はやることもなく、
その辺の隅で、寝てました。
ノンタンは、もともと、
なでるとお返しに舐めてくれる、
礼儀正しいうさぎだ。
背中をなでる。
鼻から額にかけてなでる。
少しだけ、
ぎりぎりと歯軋りをする。
手を離そうとすると、
顔をすりつけてくる。
昨日は、腫瘍から出血していた。
少しだけ仰向けにしてみたら、
やっぱり、
大きくなっている。
がんばって、と、
撫でてあげたいけど、
だけど、
何も言わずに撫でるだけにする。
少しだけみつけた、
タンポポの葉っぱ、
まだまだ小さいセリの葉、
そしてフェンネル、
大根の葉、
みかんに、りんご、
まだまだ、おいしいものがあるよ。
まだまだ、生きてるのも悪くないよ。
あんまり頑張って生きようとは、
しないらしい。
食べられる動物が、
頑張って生きるるのは、
辛さを伸ばすだけだから、
なのかもしれない。
だから、辛くなければ、
痛かったり、
苦しかったり、しなければ、
生きていたいと思う、
かもしれない。
今日は、
ミカンがおいしかったな。
人参の葉っぱがおいしかった。
そんな記憶がいっぱいになれば、
まだまだ、この世も捨てたものではないと、
思ってくれる、かもしれない。
うさぎなんだから、
頑張らなくていい。
だけど、
まだしばらくの間は、
何かいいことがある、
かもしれないから、
ここに居ようね、ノンタン、って。
今日は少し食欲が落ちている。
だけど、好物のミカン一房は、
夢中になって食べた。
明日も、元気で。
うさぎ達は、日中も放牧されている。
ノンタンは、ショコラにくっついたり、耳を舐てあげたり、忙しい。
かと思えば、牧草を食べている。食欲は問題ない。
もともとショコラに比べたら、きれい好きなノンタンだが、
土曜日は、お尻に食糞がべたついていた。
寒かったので、温めた清浄綿で拭く(アルコール無添加)。
仰向けは嫌がるので、尻尾を少し持ち上げて拭く。
少し嫌がり、終わったら、逃げて行った。
仰向けにすると、腫瘍が大きな瘡蓋状になっている。
多少、匂いもするようだが、見た目膿等はない。
少し出血していることもある様子。
土曜日に汚れていたお尻は、今日はマシになっていた。
毛繕いが行き届かないせいか、換毛がだらだら続いている。
しつこくない程度に、浮いた毛をとってみる。
薬は甘いので喜んで飲む。
薬の準備をしていると、顎をすりつけて下さいをする。
撫でると、ぎりぎりと歯軋りをする。
手を離すと、頭を擦り付けてくる。
目は、もう、真っ白になってしまった。
年とったね、ノンタン。
でも、年とると、癌の進行は遅くなるらしいよ。
(人間の場合)
今も、ショコラの横で、お腹をつけて寝そべっている。
いいね、ノンタン。
明日も、この調子で。
よかったこと。
ノンタンは、甘いものが好き。
だから、シロップで溶かした薬も、
口元に近づけるだけで喜んで舐める。
急に寒くなったので、ケージの中には、
カイロを入れてあるけれど、効果あるかな。
食欲はある。
牧草をしっかり食べている。
糞もきちんと出ている。
ケージを開けると、外に出てくる。
ショコラの顎に顔を近づける。
これは、服従の印かな・・。
だけど、
腫瘍はめっきり大きくなりました。
少しの間でも、
仰向けになるのは、嫌がります。
だけど、まだまだ大丈夫。
明日も、元気で。