白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

うさぎ、接待する

2010-03-28 23:24:38 | うさぎのこと
2歳になる姪っ子が来たので、
年輩のノンタンが、挨拶に行く。

姪っ子は「うさぎ」と呼びかけるが、
触ってみる勇気はなく、
やや遠巻きに観察している。

ノンタンは普段入らない部屋で、
最初は少し緊張してたが、
少しばかりうろついたあとは
いつものマイペースに戻る。

せっかくの接待なので、
香りの強いフェンネルをとって、
食べさせてみる。

姪っ子は、しげしげと観察する。

食べさせてみるかと、手渡してみたが、
さすがに手からは無理なようで、
ノンタンの目の前に放り投げる。

それでも食べている姿をしげしげと見る。

なでてみるかと聞くが、それはちょっと、らしい。
人間がなでていると、それはそれで気になるらしい。

それから、
あろうことか、「うさぎ、踏む?」と聞く。
最近、姪っ子のマイブームが、「踏む」なんだな。
「踏まない」と答えておく。

子どもは危険きわまりないので、
温厚なノンタンといえども、何があるかわからない。
指を口もとや、目にもっていくことだけはしないように。
小さなぬいぐるみを背中に乗せられるくらいなら、
ま、許してあげましょう、かな。

30分程度にて、接待終了。
ノンタン、お疲れ様でした。




宦官提督の末裔(3)

2010-03-24 00:56:10 | うさぎのこと
ここからは、うさぎのこと。

2代目MOGUは、飛びシッコが激しいので去勢した。
3代目ノンタン、4代目ショコラは、血尿にて、卵巣と子宮を摘出した。
実際には、摘出した子宮は2匹とも、子宮腺癌に侵されていたけれども。

3匹とも、人間の愛玩動物なので、意思を問われることもなく、去勢されたわけだ。

人間は、3匹にとっては、生死を握っている皇帝ということになる。

ふむ。

ま、ノンタンも、ショコラも、他に引き取り手なさそうだったからね。

だけど、自由を求めて旅立つのだけは、やめてもらいたいと切に願う。

宦官提督の末裔(2)

2010-03-24 00:08:21 | 人間のこと
人間と人形が競演する。
心の中が人形によって表現される。
心の中での対話が、人形とのやりとりという形で表現される。

ただ、心に映しだされるのは、繰り返し見る夢の物語。

夢の中で、彼は、宦官鄭和となる。

物語は、16に分かれる。

現代の会社、彼は会社員の一人。
無機的なオフィスの中で、パソコンに向かう。

やがて、彼を除く全員が退社したあと、
彼のモノローグがはじまる。
毎晩見る、夢の話。

彼、語り手、人形が現れ、舞台が進んでいく。

暗転を繰り返し、
時には、内輪話のようにもなり、
時には、劇中劇のように、白い人形たちが演じる。

その中で、徐々に、宦官として出世するなかで、
奪われていったものに対する苦さが伝わってくる。
その苦さは、「彼」の感じる苦さにもなる。

おちゃらけた掛け合いなのに、だから、笑うことが許されない。
笑ってしまったら、よけい、苦くなるような気がする。

観終ったとき、感動したとも、面白かったとも、思えなかった。
だけど、観なければよかったとも、思わなかった。

一人で観に来て、よかったと思った。
残念ながら、この芝居に関して、話せるような相手が今はいない。

ただ、彼は、箱に私物を詰めて、会社から出て行ったけれども、
私には、それはできないし、今、そうするべきだとも思わないので、
せめて、100%奪われないようにと・・・

そんな風に考えるのも、すでに、去勢されているからなのだろうか。
それとも、そんな風に考えること自体、まだまだ青臭い証拠なんだろうか。

舞台的には、・・・と思ってしまった場面もあったけれど、
また、観る機会があれば、(日本国内なら)出かけたいなと。

繊細な人形の動きはもちろんよかったけど、
人間の、加納さんも、大久保さんも、声がいいから、言葉がしっかり伝わりました。

宦官提督の末裔

2010-03-22 00:46:13 | 人間のこと
ふと、結城座のホームページをみたら、上演予定が載っていた。

「私には名前がない
 私には性別がない
 旅立ちが私の帰り道
 さすらいが私の住処」

ちらしの言葉に惹かれて、観に行くことにした。

結城座では、随分前に「オンディーヌ」を診た(他にも観たけど)
客演で山口小夜子さんが出ていて、ほんと、綺麗だった。
ひとりの登場人物を、人形と人間が演じたのも、印象的だった。

さて

前知識なく、観に行ったわけだが。
花組芝居の加納幸和さんも、大久保篤さんも、失礼なことに、全然知らなかった。
知っていたのは、人間と人形が共演するということだけ。

芝居が始まる前に、結城孫三郎さん・千恵さんと、演出家・美術担当の方が、
人形の姿で説明をしてくれる。
なるほど・・シンガポールという国、劇作家のこと、
知っているのと、知らないのでは、芝居の意味することの受け止め方が異なる。
孫三郎さんと千恵さんの掛け合いは、軽く、少々お茶らけていて、
この雰囲気は、芝居が始まってからも続く。

さて、軽く、お茶らけているのは、明るい笑いを求めているのでしょうか?

ここからは、少しネタバレ。

軽く、お茶らけた掛け合いが、一番、毒を含んでいたのでした。

観終わって、翌日くらいに、いろいろきます。

演出家の意図は、ちょっと、一方的・単純すぎるんじゃないかな、と
思うところもあったりしたんだけど。

白い人形の動きには、とても、惹かれました。
何より、客演の加納さん、素敵でした・・・。

2時間以上の長丁場でしたが、久しぶりのお芝居はよかったです。

この文章、微妙に思うところを隠して書いてたりするんだな。


うさぎ、ストレスがたまる?

2010-03-18 01:17:14 | うさぎのこと
日によって、ショコラの態度が異なる。

ノンタンがふらふらしていても、気にもしない時もあれば、

別の部屋に居るのに、攻撃しに来る、時もある。

日中は同じ部屋の、お互い姿が見えるケージに、とじこめられている。

そのこと自体は、それほど気にしていないように見える。

お互い、うとうと寛いだり、食事をしたり、毛づくろいしたり、

ケージの中のうさぎらしく、過ごしている様子だ。

食欲も糞の量も、変化はないし、

ノンタンはといえば、食欲が増えて、糞も多くなったくらいだ。

とはいえ。

夜、人間が寝ている間、部屋中自由に過ごしているノンタンは、

夜、ケージに隔離されるショコラからみたら、気に入らないのかも。

もう少し、ショコラのメンタルヘルスを考えたほうがいいのか。



うさぎ 襲われる

2010-03-15 23:52:54 | うさぎのこと
油断した隙に、ショコラがノンタンの部屋に入り込む

ノンタンがぼつぼつ食べているペレットをむさぼり食い、

ついでに糞を撒き散らしていく。

ひどい仕打ちだ。

ノンタンは、頭を下げて、嵐が過ぎ去るのを待つ。

・・・

ある程度、順位が確定したようなので、

ショコラの首根っこを捕まえ、抱き上げて、顎をこすりつける。

誰が一番上位かを教えてやらなければなるまい。

ケージに戻されたショコラは、ふてくされて不貞寝をしてしまった。

人間監視のもととはいえ、2匹同時放牧は、見果てぬ夢かもしれない。

とはいえ、なんだかショコラが不憫になってきたので、

不貞寝しているショコラを撫でてみる。

服従の姿勢なのか、撫でられるのが満更でもないのか、

手を離すと、顔を突き出してくる。

なんだかね。

かわいいんだか、かわいくないんだか。

うさぎも5才を過ぎると、一筋縄じゃいかないというわけだな。

うさぎ 吸われる

2010-03-14 23:03:02 | うさぎのこと
相変わらず、すさまじい換毛期のショコラ

毎日、ぶちぶち抜いているが、一向に減らない抜け毛。

心なしか、糞も小さくなったし。

数珠球のように、つながっている糞も多い。

ラバーブラシをかけても、ラチがあかないので、

ついに、最終手段を考える。

本体に掃除機をかける。

弱のつもりが、うっかり、強でかけてしまった。

あわてて、スイッチを切り替えたけど、

あまりの仕打ちに、目が見開いてしまった。

すまない、ショコラ。

お詫びに、とっておきの野草を与える。

根にもたない性格でよかったと、切に思う。

人間、行き詰まる

2010-03-13 00:11:47 | 人間のこと
人間が、ざわざわしているので、

何が不満なのかと考える。

たぶん、もっと、

頭を使う仕事がしたいのだと気づく。

熱中できるくらいに。

不景気なのだし、

この年齢でもあるし、

とりあえず、どんな仕事でもマシなのだと、

思わなければいけないのだと。

だけど。

贅沢にも、いらついている自分がいる。

・・・

別に、勉強好きじゃなかったのにね。

うさぎ ごまをする。

2010-03-02 01:04:47 | うさぎのこと
ショコラが同じ部屋に来てから、
ノンタンは、少し、甘えん坊になった。

体の大きい(2.4キロ)ショコラが、
きゃしゃで(1.8キロ)年もくってるノンタンを、
追いかけたり、脅したりする。
だから、そっちに行くなって言うのに、
ノンタンも、無用心すぎるんだけどな。

それでも、流血沙汰はさけたい人間が間に入って助けるので、
こいつの側に居れば、まぁ安心だと、思っているらしい。
最近は、枕の上に座り込んで居眠りしたり、けづくろいしたり。

ショコラのケージを掃除なんかしていると、
わざわざ、ひざに前脚をかけ、鼻つんつんをして
ちょろちょろとなめてみたり、ほんと、愛想がよい。

誰が用心棒か、わかったということだな。

以前の、気の強いお嬢様も悪くないけど、
甘々のうさぎには、やっぱり、弱いんだな。