だから、家に帰るとまず、シロ君のケージを開ける。ケージの前は敷物を敷いあるから、そこで勝手に遊んでいるようにと。
甘いね。シロ君の好奇心は、入ってほしくない所に向かう。わざわざ、狭い隙間を通って、カーテンの影に隠れる。カーテンをかじるのも、時間の問題だな。
だんだん悪くなるね。
次は何をするかな。
すっかり、忘れてしまっていた。
ここ10年近く、婆様たちと暮らしていたからだな。
婆様たちは、もう、完全に出来上がっていたので、
食べるものを食べさせて、したいようにさせておけばよかった。
シロ君は、体は大きいけれど、まだたったの2ヶ月、
本当だったら、やっと親から離せる時期だったりする。
おなかは大丈夫だろうか。
野菜、どのくらい食べさせてもいいのかな。
ペレット、固くて食べづらくはないか。
寒くないか。
給水器の水で、体、ぬらしてないか。
敷物かじってないか。
・・・
これでは、おちおち、外出もできやしない。
・・・
おなかを触ってみると、少し張っているのではと気になり、
座ったとき足がはみ出していると、開帳肢が心配になり、
・・・
子うさぎを育てるって、こういうことだったのだなと。
・・・
来週は病院に行く予定。
それまで、しっかり食べて、しっかり寝て、たくさん出して、
大きくなぁれ。
先代のうさぎ達のために用意してあったもの。
水入れとわらの巣だけ、シロ君用に。
まだ、かじらなそうだから、足もとは布。
すべり止めと、保温をかねてるけど、どうかな。
かじりそうになったら、即、撤去だね。
これで、2ヶ月。
子うさぎなのに、足と耳のでかいこと。
顔は馬面だねぇ。
ペレットも、野菜も、牧草もよく食べて、
ぽろぽろウンチもたくさんしている。
よしよし・・