白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
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保護活動と贈与税

2022-06-13 02:55:35 | 人間のこと
保護活動の為の支援金を募金したとき、募金する側の気持ちは、
このお金が保護活動に使われて、
辛い思いをしている動物の力になりますように、だと思うのです。

なのに、まさか、集めたお金から、
税金としてもっていかれることがあるなんて。ちょっとびっくりしたので、調べてみました。

財産を相続したときに、相続税を納めることがあるようです。遺産がたくさんあったとき、ですが。
ちらっと調べた範囲では、相続税を取る根拠は、富の再分配で貧富の差を広げないようにすることと、不労所得だかららしいのですが。
相続税法のなかで、贈与税も定められています。
相続の時に税金を納めなくてすむように、生前に財産を譲ることを想定して、生前でも財産を譲られたら贈与税を納めなければならない、ということのようです。

そして、この贈与税、相続に関係なく、他人から財産を受け取ったときもかかってきます。

何に使うかではなく、ただ、見返りなく個人が個人からもらうと、かかってくるそうです。

つまり、動物の保護をしている個人に、保護活動の支援金を何の見返りもなく渡すと、相手は贈与税を払わなくてはならなくなるのだそうです。

1年間に110万円以上もらった場合ですが。

110万円って大きなお金のようですが、20匹の動物に1年間、各5万円かけたらなくなってしまう金額です。保険の利かない動物の医療費、状態が悪ければ、軽く1回の通院で1万円、軽いです。

なんとなく、納得がいかないのです。

個人から個人に支援するとき、
お金を出すほうは、働いて税金を納めて、その残りから支援金を捻出します。
受け取った方は、真面目に保護をされている方ならぱ、集めたお金を動物のために使います。身銭を切ることも、多いでしょう。
なのに、そうやって集めたお金から、税金を納めなくてはならないのです。

公的な動物愛護センターが、寄付金等をもらっても、もちろん、税金を納める必要はないのに。
公的な機関が、救いきれない動物を、保護するために集めたお金からは、税金をとられるのです。

なんだか、納得がいきません。

もちろん、それがイヤなら、NPO法人等を作って活動すればよい、のかもしれませんが。

もともとが、相続税を補完するためにつくられた制度自体あっていないような気がします。

もっと、いろいろ調べたいのですが、書店でちらちら見た限りでは、贈与税に関してのみ詳しく書かれた本はなくて、相続税とあわせて、相続税対策の贈与というような内容がほとんどでした。