朝起きたら、あちこちに血痕が残っていた。
夜の間に出血していたらしい。
お腹をみると、まだ血がにじんでいる。
貧血もすすんでいるのか、今日は調子が悪そうだった。
まだまだ、一緒に居たいんだけどな。
朝起きたら、あちこちに血痕が残っていた。
夜の間に出血していたらしい。
お腹をみると、まだ血がにじんでいる。
貧血もすすんでいるのか、今日は調子が悪そうだった。
まだまだ、一緒に居たいんだけどな。
2週間ぶりに通院をした。
体重1.65キロ、前回と変わりない。
よかった。
貧血だが、少しずつすすんでいる場合は、
体も馴れていくのだと医師がいう。
うさぎも、人間も、女性のほうが貧血に強いのだろうか。
最近、医師と人間の会話も、
ノンタンが生きているだけで、十分という感じになっている。
意外にタフなんです、と言うと、
一応医師は、よく看てあげているからですね、と言ってくれる。
・・・放ったらかしの人間は恥ずかしい。
お腹の腫瘍は、縦横、ざっと4センチ以上になっている。
ノンタンの胴の幅が12センチ位だから、
かなりの場所を占めていることになる。
それでも、歩いているし、食べている。
お腹をつけることができないので、
前足を踏ん張りながら、キャベツをイチゴを食べている。
人間は、それを見ているだけで、
命ってすごいものだと思わされる。
草食動物としてのノンタンは、
草食動物らしく、きっと最期まで、
足を踏ん張って、食べて、生きるのだと思う。
さて、よたよたしているノンタンだが、
今日は1日人間が居るので、部屋の中に放牧している。
当然、ショコラも一緒に放牧しているので、
たまに、血迷ったショコラに襲われたりもしているが、
一緒になってペレットの皿に顔を突っみ、
寄り添ってうとうとして、
お愛想でショコラの毛繕いまでして、
なんとか1日過ごしている。
窓を閉めた部屋の中は、日差しがぽかぽかと暖かい。
明日は1日ケージで留守番、
だけど、穏やかに過ごせますように。
気がついたら、ショコラの換毛がはじまっていた。
どうしても、ノンタン優先で、ショコラ後回しになっている。
とはいえ、ショコラも8歳、
意外にデリケートな性質なので、急にお腹が痛くなったりする。
気がついたので、ファ-ミネーターでばしばし梳く。
ふわふわの毛が、ばっさばっさ抜ける。
・・・寒さ厳しい折なのに、こんなに抜いてもよいのか、と
心配になるくらい一気に抜ける。
袋いっぱいの抜け毛がとれた後には、
一回り小さくなったショコラが残っていた。
少しだけ、涙目になっている。
かわいそうにね、ショコラ。
明日もまた、抜いてあげよう。
ノンタンは生きている。
ペレットは殆ど食べないし、
ケージの外に出しても、
水切りカゴの中でよりかかりうとうとしているが、
それでも、
貴重品の人参葉、パセリなどは、食いついてくる。
キャベツの外葉も少しずつむしって与えると食べる。
イチゴも、ブルーベリーも、甘い薬も、
自分から食べてくれる。
それから、少しだけは、カゴを出てうろうろ歩いたりもする。
お腹に大きな腫瘍をくっつけているのに、
よくがんばっている。
明日は晴れるといいね。
少しでも暖かな日だと、過ごしやすいのだけど。
ノンタンの食欲がないので、
当然のように、手に入りづらいよいものはノンタンへ
ショコラにはその余りがいくようになる。
ノンタンにパセリを与える。
ノンタンは贅沢なウサギなので、
人間に給仕されるのも嫌いではない。
なかなか食がすずまないときは、
人間が傍らにかしづいて、
たとえばパセリの葉、一房ずつを、
口元に持っていき食べて頂く。
当然、あたりにはパセリの芳香が漂う。
気がつくと、
それまでペレットに夢中だったショコラが、
駆け寄ってきて、自分にもくれとアピールしている。
ショコラだって、もちろん、パセリは好きなんだ。
だけど、ごめん・・・。
しばらく待っても、何ももらえないショコラは、
とてもとても哀しげな顔をして、行ってしまう。
遠くから、こちらを見る目に、
人間に対する不信感がありありとみてとれる。
ごめんね。ショコラ。
イチゴも、人参の葉っぱも、
ショコラも大好きだって知っているけれど。
でもこれは、みんなノンタンの。
ごめんね。ショコラ。
人間って、やっぱり、意地悪だよね。
2週間たち、ノンタンの通院日。
実は、今朝早く目覚めたら、かなりの出血の痕があった。
気になるのか、しきりにお腹を舐めている。
少し撫でて、気をそらそうとしてみたが、
どうしても気になるらしい。
今日の病院は、休み明けのせいかかなり混んでいた。
ノンタンは、膝に乗せたキャリーの中で、
あっちを向いたり、こっちを向いたりうろうろしていた。
幸い、犬の声がしても、動じている様子はない。
一時1.95キロに増えていた体重は、
1.65キロに減っていた。
痩せたなと思っていたらやせていた。
ペレットをあまり食べないことを伝える。
野菜と果物は食べることも。
どんなものを?と聞かれたので、
キャベツの外葉、大根葉、カブの葉、パセリ、
春菊、セリ、ヨモギ、フェンネル、イチゴ、ブルーベリー等を伝える。
医師にいいですね、といわれる。
(今考えると青梗菜のこと、言ってなかった・・)
ノンタンは、かなり贅沢なうさぎだったりする。
春菊、5本しか入ってないのに、198円だったりするし。
イチゴは1パック398円だったので、
人間はもったいなくて食べていない。
キャベツの外葉は無料だけど。
いやいや。
お腹の腫瘍は、かなり大きく血がにじんでいる。
出血のことを伝え、何か止血する方法はないか聞く。
医師は、顔色がかなり白い、貧血しているという。
白うさぎだからと、言いそうになったが、
そういうことではないこともわかったので、黙っている。
止血剤のたらし方を教えてもらい、処方される。
ついでに、残り少ないDフラクションも1本お願いする。
本日の病院代
止血剤 1000円
飲み薬 2000円
Dフラクション 12000円
診察代はないんだな。
帰り道、スーパーに寄り道して、
大根葉、カブ、春菊、パセリを買う。
貧血だけど、うさぎにほうれん草はダメだから、
鉄分の多い野菜はパセリだろうな。
もう少し春になれば、ヨモギがもっと茂るのだろうけれど、
今はさすがにこの地域でさえ、霜がおりている。
庭のセリも、タンポポも、ごくわずかしか生えていない。
1株から少しずつ、少しずつ、もらってくる。
少しでも、貧血に効くといいのだけれど。
それでも、
ノンタンはぼそぼそ牧草を食べ、
ショコラに寄り添ってうとうとしている。
痛かったり、辛くなければいいね。
イチゴ、あげようね。
喪中をいいことに、何一つ新年の準備をしない人間のもと、
ノンタンは無事、年を越しました。
人間が休暇なので、1日中、そこらに放牧しています。
腫瘍がかなり大きくなったので、
もうお腹をつけて寝そべる姿はみられませんが、
食欲はあるようです。
キャベツの外葉、フェンネル、ヨモギ、タンポポ、
フキの葉、奮発したブルーベリー等々、
ぼちぼち食べています。
寝そべる代わりに、適当に寄りかかって休んでいます。
耳が立っている間は、生きてるなって思います。
今日は、少しだけ、抱っこしてお尻の汚れをとってみました。
やっぱり嫌だったようで、逃げたいそぶりをみせました。
構うのは、ショコラだけにしておいたほうがよさそうです。
今日も、よい天気、明日も、晴れますように。