白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

中原淳一展に行った。

2013-06-30 00:51:26 | 通信教育
老人を一人で横浜まで行かせるのが心配だったので、
荷物持ち兼、案内係でついて行く。
用事が終わって帰り、
たまたま入ったそごうで中原淳一展を行っていた。
今年82歳になった老人は、
丁度、まだ若かった頃、中原淳一にふれている。

イラスト、人形のほかに、
それいゆ、ひまわり等の、原画や、記事が展示されている。
復元したドレスや、ブラウス、部屋の見本なども。
戦前生まれの老人は、懐かしがってみている。

時代的にも、殆どふれることがなかった中原淳一だが、
イラスト等をみていると、少女マンガに与えた影響の大きさを、
思い知らされる。目に星入っているし、
一枚のイラストは、決して似ているわけではないと思うのだけれど、
大好きな、「あすなひろし」のイラストが思い出された。
なんとなく、線が似ているのかな・・。

配色に関するこだわりの部分の展示、を読んでいたら、
暮らしの手帳の、花森安治が思い出された。
家の老人は、創刊号から暮らしの手帳を読んでいたし、
また、それを捨てないでいたので、
読むものをいつも求めていた人間は、よく読んでいた。
「商品テスト」で有名になった本ではあるけれど、
もともとの名前は「美しい暮らしの手帳」といっていた。
中のコラム等も、だから、実用一本かというとそうではなく、
「美しい暮らし」という美意識に貫かれていたように思う。

おぼろげな記憶でしかないのだけれど、その中に、
靴の色に関して書かれたコラムがあって、
靴の色は、黒よりも、濃茶色?のほうが何にでも合うと書かれていた。
あと、日本の女性の肌色には、濃紺?藍?が似合うと書かれていたことも、
どちらも、ものすごく遠い記憶だけれど、
どちらも、ものすごく共感できたことを覚えている。

中原淳一の、配色のこだわりも、
それに似たところがあるように思った。
グレーに対する赤の差し色の使い方、青の選び方、
今見ていても、さすがに違うなと思わされた。

そう思ってみていると、二人とも、
戦後の物のない時代に、
「美しい暮らし」「美しい装い方」をしましょうと、
声をかけたところも、とても似ているような気がしてきた。

最近、早くて20時、ふと気づくと22時頃まで会社にいる、
なんていう生活があたりまえになり、
土日はへばってしまっているから、
自分の暮らしの改善がまったくできていない。

物のある時代なのに、身のまわりにあるのは、
手も心もかけていない、使い捨てして構わないものばかりだったりする。

なんだか、随分、考えさせらてしまった展示だった。


裁判の傍聴に行った

2008-09-06 02:50:29 | 通信教育
締切りぎりぎりのレポートを提出に東京に行き、せっかくなので一泊して東京地裁で裁判の傍聴をする。
スクーリングの時に、刑法の先生がぜひ行くと良いとおっしゃっていたし、仕事が始まったら、平日に裁判所になんて、行けそうもないから。

でも、はじめての場所なので、少し躊躇が入り、着いたのは10時ちょっと過ぎ。
本日の傍聴記録
11:00 常習累犯窃盗 新件
13:30 出入国管理及び難民認定法違反 新件 即決裁判手続きによる
14:00 出入国管理及び難民認定法違反 新件 即決裁判手続きによる
15:00 有印公文書偽造 詐欺未遂 新件
      事情により15:20頃退出

最初の裁判は前科16犯の身寄りのない68歳男性でした。せっかく出所後2年位まじめに暮らしていたようですが、ギャンブルに熱くなってお金に困って、空き巣を働いたそうです。
裁判官1名、検察官2名、弁護士1名 書記1名 司法修習生らしき人3名 はじめて傍聴した裁判は、意外に固くない。
裁判員制度を考えているからでしょうか、わかりやすい言葉づかいでした。
でも、それ以上に印象に残ったのは、ギャンブルに熱くなってお金に困って、窃盗を働いたにも関わらず、ギャンブルを止めますと言い切れない被告人に対して、裁判官も、弁護士も、頭を抱えているような雰囲気がありました。
検察官が一番他人事っぽい様子でした。証拠その他に全く争いがなかったからでしょうか。
ギャンブルでお金を使い果たしたことを、「病気が出ちゃった」と、あきらめたように被告人が言ってました。
検察官の求刑は懲役5年でしたが、弁護士が情状酌量をお願いしていました。その中で、長い刑を受刑すると出所したときに仕事もできず、社会復帰できなくなるから、ということを言っていたのが印象に残りました。

2件目、3件目は、即決裁判手続きということで、審議の後、すぐにその場で判決を言い渡しました。
というよりも、判決の前から、裁判官は執行猶予の説明をしていました。
1人めは、偽造パスポートで入国して15年、まじめにプレス工で働いて国に残した家族に送金していたペルー人男性でした。不思議なことに、日本に入国してから正式なパスポートを発行してもらい、外国人登録もしていたみたいです。そんなことあるんですね。
懲役2年6ヶ月、執行猶予5年の判決でした。裁判官は気軽な事件なのか楽しそうでしたが、同時通訳で話を聞く被告に、今回は刑務所に入らないけど、次回は不法入国やオーバーステイだけで刑務所に入ることになると詳しく、念押しするように説明していました。
だからか、30分の予定が、少しオーバーしたようで、途中で次の事件の関係者が傍聴人席に入ってきました。
二人めは、観光目的で来て8ヶ月オーバーステイした中国人女性です。日本が居心地がいいから長く居てしまったと言っていました。
日本人と結婚する手続きをしている時に、逮捕されたそうです。
検察官が、「日本にはしばらく来れませんよ」と念押ししていたのが印象に残っています。こちらは、事件の関係者らしき人が、傍聴に来ていました。

4件目は・・・入って後悔しました。傍聴人が、被告人の両親らしき2人のほかに、私しかいない。
有印公文書偽造で少年院に入った経験のある、現在無職のまだ若い青年の裁判でした。
この事件の弁護士さんは、年配の男性で、4件見た裁判の中で一番やり手のようでした。
提出された証拠にも、いろいろ注文をつけたりしていました。
この裁判だけは、裁判官が3名いました。
事件の内容は、他人の免許証を偽造して口座を作り、携帯電話を買って売ってしまおうというしたが、携帯電話の店でおかしいと思われて捕まったという事件でした。
犯罪の事実に争いはなく、弁護士は情状酌量を訴える戦法のようです。
心配している様子の両親に比べ、無表情な被告人が印象に残りました。

ただ、ご両親が私のほうを気にしている様子がありありと伺えたので、途中でしたが退出させてもらいました。私が同じ立場だったら、他人に聞かれたくないと思えたので。

今日傍聴した裁判は、偶然、犯罪の事実自体には争いがなく、被告人の事情を述べて、情状酌量を依頼するものばかりでした。
刑法の勉強のためとしては、不足するのかもしれませんが、勉強になりました。

それにしても、裁判所ってやっぱり、相当、敷居は高いです。

明日が締切りなのに、

2008-09-04 01:32:08 | 通信教育
書き上げたレポートは、刑法総論1と憲法1だけ。
刑法総論をもう1つに、てこずっている。
共犯だからな。

先生、やればやるほどわからなくなるって言っていたが、
すぐ逃避するから、やっているというほどやってないけど。
やらなくても、やっぱり、わかりません。
なんだか、いろんな説が出すぎる。

医師が看護師に毒入りの注射を渡し、患者に注射をさせて、殺そうとしたが、
実は、看護師は毒入りの注射と知っていて、自分も殺意をもって注射した、
という問題です。医師と看護師の罪責は?

・・・素朴な疑問。
なぜ看護師が殺意をもっていたことがわかったのだろう。
私が看護婦なら、
先生に言われたとおりに注射しましたが急変しました。
で、押し切るでしょう。
それなら、まず、責任は問われないと思うし。
あ、でもその場合、
医師から指示命令を受けたという証拠が必要になるのかな。
そういえば医師は、注射についてカルテに書かなかったのか。
・・・。

それはさておき。
えと、医師は間接正犯か、教唆犯だと思うんだけど、
看護婦ってどうなるのだろう。

・・・教科書を見ているんだけど、どうもよくわからない。

こんなことなら、
民法か、会社法のレポートを書いておいたほうが良かったかと。

・・・

それでも、ゴンゾウは観る。来週、最終回だな。

・・・

殉職させて終わるのは、やめて欲しいと切に思う。
少なくとも、私は、許しません。

スクーリングの感想

2008-08-25 02:05:52 | 通信教育
1週目 午前 憲法 午後 なし
2週目 午前 刑法 午後 会社法
3週目 午前 法学 午後 民法

憲法 H先生
先生の説明はわかりやすく、板書もみやすかった。
基本的人権と司法審査を中心にする講義方針どおり、
基本的人権に関しての話が多かった。
「憲法というルールを定めることによって、
国家権力を制限し、それにより人々の自由を保障する」
という考え方を習ったことが、
次に、刑法、法学を学ぶときに、どれほど有難かったか。

この週は、午後の授業をとらなかったので、図書館で復習。
紹介された判例をデータベースで調べたり、楽しく過ごす。
授業の復習も、それなりにできたし。
図書館に飽きると、飲み物を片手に外のベンチに行ったり。
一番、優雅に過ごした1週間。

刑法 T先生
この先生の授業が受けられたことは、とても幸せだった。
わからない人間に教えることが、よくわかっている先生だと思った。
だから、説明はとてもわかりやすく、全く予習をしてない私にも、
わかるように話して下さっていたが、
もしも事前にしっかり予習をしていれば、先生の話すことが、
もっと理解できるのだろうなと思わされた。
レポートの書き方も丁寧に説明してくださった。
授業の間に、2回くらい「隣の人と相談して」と言われたが、
結局、1回も、隣の人と話ができなかったのが心残り。
(いい年をして、相変わらず人見知りな、この性格が悪い)

会社法 O先生
声がはっきりしていて、説明がわかりやすい先生だった。
でも、午後なので、何度もうとうとしてしまった。恥ずかしい。
初心者にも関わらず、会社法をとってしまったのは、
簿記の絡みで、多少は何とかなるかなと甘くみてたわけで
でも、簿記で使う部分と、法律で使う部分はやっぱり違う。
会社の合併の話を聞きながら、仕訳を書いてしまう自分が・・・。

この週は、最初、憲法のレポートを書こうなんて思っていたが、
すぐに、それどころではなくなってしまった。
図書館で会社法の宿題をやって帰宅し、
その日に受けた刑法の授業を、復習する生活。

法学 K先生
授業の開始のときに、「ロシア法が専門だからわかりにくい」とか、
「字が汚いから」等、先生、わざわざ言わなくても、と、正直思った。
説明は、話があちこち飛ぶので、わかりにくい。ぼっとしてるとついていけない。
先生自体が、考えながら話しているように思える時もあるし。
しかも、毎日、任意で提出する宿題が出る。(800字位のレポート)
でも、私は、K先生の授業が好き。楽しかった。
社会の変化につれて、法が変化していくということを教えて頂いた。
もしも、もっと、歴史や、法思想の知識があったら、
せめて、スクーリングの参考文献にあげられていた本を読んであったら、
もっと、先生の話が理解できただろうと悔しかった。
論文の書き方を、繰り返し、繰り返し、教えて頂けたのも嬉しかった。
「序論と、本論は書けるけど、この問題の結論が何を書いていいのかわかりません」
と聞いた時に、呆れた顔もしないで、きちんと、わかるように説明して下さった。
基本は、とっても、面倒見のよい先生だと思う。
都合で1日欠席しなければいけなかったのは、とても残念。

民法総論 Y先生
もりだくさんの内容を、たった5日で教わらねばならず、早かった。
Aさんと、Bさんが、たくさん出てくる説明は、わかりやすかった。
レジュメでの授業は、初心者を対象にして基本的な説明が中心だったから、
宅建を勉強していた私は、「なんとなく」わかると復習感覚で受けていたけど、
教科書を読み直すと、やっぱり、大学の教科書だった。反省。

一番きつかった週。
法学の任意提出のレポート、書く前に、頭の中を整理する段階で止まる。
レジュメを読む、ノートを読む、教科書を見る・・・等々。
ただ、そういう時、私は、自分一人で集中したいタイプらしい。
煮詰まっては、集中できる場所を探して、うろうろしてみたり。
周囲の物音が気になって仕方がない。共同生活には向いていないんだな。
でも、辛かったけど、書くということは、やはり勉強になると痛感した。

先生方は100分授業×2回という、ハードワークなのに、
とてもよく教えて下さった。休憩時間の質問にも丁寧に対応して下さっていた。
(学生時代の教授って、もっとずっと、遠い存在だったような気がするけど)
各科目の内容だけでなく、何を勉強したらよいか、どうやって勉強したらいいか、
考えるきっかけを教えて頂けたと思う。
スクーリングの費用よりも、宿泊費と、交通費の負担が大きかったけど、
教えてもらえることの幸せを、心から感じた3週間だった。

今は、なんとなくレポートが書けるような気がしているけど。
期日までに、何通仕上がるんだろうか。

スクーリングが終わった。

2008-08-24 00:26:20 | 通信教育
東京とは思えないような場所で、
3週間の法律漬けの日々が終わった。

大学が斡旋してくれた宿舎に滞在したため、
勉強以外の何もしなくて良い快適な生活。

多少の変化はあるものの、こんな感じ。

 6:30 起床
      朝食まで時間があれば予習等
 7:30 朝食
 8:00 バスにて学校へ
      授業開始まで自販機のコーヒーを手に予習等
 9:10 午前講義(100分授業×2)
12:40 昼食
13:30 午後講義(100分授業×2)
17:00 講義終了
      休憩後図書館にて復習、宿題等
19:00 バスにて宿舎へ
19:15 夕食(とっても豪華だった)
20:00 シャワー、洗濯等すませて復習または予習等
23:00 就寝
(ただし、試験が近づいたり宿題があると1:00、2:00就寝)

と、ひたすら孤独に学業に励む。

レポート2通提出してから、スクーリング出席なのに、
レポートどころか、教科書も読まないで来てしまったから。
準備不足で、せっかくの先生の説明が理解できない。
申し訳ない、恥ずかしい、もったいない。
それに以外にはまる性格なので、
説明を聞いていると、憲法も、刑法も、法学も、面白い、
だから理解したい。
本を読み、考えることが辛いけど、楽しくて仕方ない。

まあ、テレビも、パソコンも、漫画もないからだったりするけど。

思いっきり、勉強にはまっていた3週間だった(週末除く)

同室のとても若い彼女には、かなり、
気詰まりな思いをさせてしまったようではあるが。

本当は、いろんな人と、授業の話等もできたら楽しかったのだけど、
人見知りなので、こればっかりは、仕方ないなと。

さぁ、レポート書かなきゃね。


スクーリングも

2008-08-22 20:58:26 | 通信教育
明日で最後。
また、失業者の生活にもどる。さびしい。
最後の試験なのに、ゴンゾウが頭から離れない。
内野さんより、法学やらねば。

今週いっぱいで

2008-08-19 18:28:45 | 通信教育
スクーリングが終わってしまう。
今週は、法学と民法総則。やっぱり法学は難しい。歴史や思想についての知識がないからだと思う。
先生も、説明は下手だけど、大切なことを教えようとしてくれていることは伝わるから、なんとか食いついて行きたいんだけど。眠い。

刑法がわからない

2008-08-15 22:15:11 | 通信教育
先生はとてもわかりやすく、親切に教えてくれるのに、あまりにも事前の予習不足で、聞いていることの、半分もわかっていない感じで、とても恥ずかしい。
明日試験なのだが、答案を提出するのも恥ずかしい。

パソコンもない

2008-08-13 20:23:46 | 通信教育
教科書以外の書籍もない。
テレビだって勿論ない。
という環境に、隔離されれば、
いくら私でも、
勉強したりする。
今だけの、贅沢だな。

一週間留守にしたが

2008-08-10 20:58:59 | 通信教育
ウサギは、変わりないようだった。
家族によくしてもらったようだ。
人間のことを忘れたかと思ったが、「撫でてもいいですよ。」と寄ってきた。
それだけ確認したら、また一週間留守になる。