ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市緑区にある見沼自然公園に水鳥などを見に行きました

2015年01月18日 | 季節の移ろい
 さいたま市緑区にある見沼自然公園にカモ類などの水鳥などを見に行きました。

 広大な見沼自然公園の真ん中に大きな修景池があり、オナガガモやカルガモ、ヒドリガモなどの水鳥が水面を泳いでいます。

 このカモたちにエサを与えて、水鳥との接触を楽しむ方が多数います。



 エサを与える様子を見せると、カモなどの水鳥が岸辺に集まってきます。



 修景池には、四季を通してオオバンが数羽、住み着いています(夏にはスイレンの花と葉の合間を、オオバンが泳いでいました)。

 水面を泳いでいるオオバンを見ていたところ、もう一羽のオオバンが近づいてきて、二羽の争いになりました。







 この争いの原因も、この争いの勝者がどちらなのかも分かりません。

 修景池の隣には、大きな芝生広場があります。土曜日や日曜日には子供連れの家族がピクニックして楽しんでいます。平日は、幼稚園・保育園の幼い子供たちが連れられてきて、芝生広場で遊んでいます。

 その広い草原の一郭に、カワラヒワの群れがいます。草原の中に落ちた草の種や昆虫などを探している様子です。



 冬鳥のツグミも一定間隔ごとにいて、エサを探しています。



 修景池の奥にある雑木林の中に、例のバズーカ砲のような望遠レンズをつけた一眼レフカメラを持つ野鳥観察愛好家のグループがいました。

 今回は、時々姿を見せるアトリの群れを待っているそうです。ウソやマヒワはまだ姿を見せていないそうです。ウソやマヒワは、その内に現れることと期待しています。

ミステリー作家の米澤穂信さんの短編小説集「満願」を読み終えました

2015年01月17日 | 
 人気ミステリー作家の米澤穂信(よねざわほのぶ)さんの短編小説集「満願」を読み終えました。

 この単行本は、2014年3月20日に新潮社が発行しました。東京都内の大型書店に行った際に、この単行本が平積み展示されていて、売れている(あるいは売りたい)本だと思いました。購入した単行本は、17刷でした。約10カ月かけて数10万冊冊の売れ行きと推定できます。



 今回購入した動機は、1月に新聞紙に掲載された新潮社の広告のコピーが、「『満願』は年末の各社ミステリランキングで3冠を達成。 早川書房の『ミステリが読みたい!』、文藝春秋の『週刊文春ミステリーベスト10』、宝島社の『このミステリーがすごい!』で、すべて第一位をとった」と書かれていたからです。これが頭の片隅に残り、購入しました。

 以下は、ネタばらしです。この短編集は、「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」という6編の短編が集められています。

 個人的には「夜警」「万灯」が面白く、気に入りました。逆に、「死人宿」「関守」はつまらないと感じました。

 最初の「夜警」は新人警察官が殉職した話です。冒頭の短い文書の中に、先輩警察官が今回殉職した新人警察官をどう見ていたのか、端的に表現されていて、描写力などの文章のうまさを感じます。伏線も巧みで、良くできたミステリーです。

 「万灯」は殺人を犯した犯人が“裁かれている”と自覚するシーンから始まります。これがなかなかの伏線です。専門商社の担当者がバングラデシュの支社で天然ガス事業の商談をまとめるために苦心し、あるところで一線を超えてしまう話です。描写力が優れていると感じる文章が続きます。最後のオチは、想像を超えるものです。

 「死人宿」は、ストーリーはありますが、主人公とその“元恋人”の気持ちのぶつかりや流れがよく分かりませんでした。二人の気持ちのやりとりでは何を伝えたいのか、分かりませんでした。「関守」はすぐにオチが分かる物語です。割と単純な流れです。

 今回、短編集のタイトルになった「満願」は、殺人を犯した女性の真意を探る話です。でも、共感できる内容ではありませんでした。これが代表作なのか、その理由が分かりませんでした。

 描写が的確な文章がうまいミステリー作家だと感じましたが、共感できる心理描写がわからない部分が多い短編集と感じました。読後感があまりよくないとの印象です。どこがよくないのかは的確に指摘できないのですが。

日本経済新聞紙の「来年度予算案96.3兆円決定」を拝読しました

2015年01月16日 | 日記
 2014年1月15日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載された「税収増 痛み先送り 来年度予算案96.3兆円決定」という記事を拝読しました(主要な大手新聞紙の一面トップは、この来年度予算の記事です)。

 96.3兆円という過去最大額の2015年度予算案が決まったと伝えます。赤字を減らす目標を達成する道筋をつけたものの、昨年(2014年)春の消費増税と企業からの法人税などが増えたという恩恵に頼ったものと解説しています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版は見出し「税収増、痛み先送り 15年度予算案96.3兆円決定」と報じています。



 記事のリードは、社会保障の支出を抑えて、税の仕組みを変える努力はなお足りず、痛みを伴う改革が不可欠だと伝えます。3年目を迎えるアベノミクスは、成長も財政の立て直しも長期戦に入ると解説します。

 日本の国と地方の借金の残高は2015年度末に1035兆円に膨らむという現実を突きつけます。

 財務省は改善点を訴えているそうです。税金による収入は、従来の実績に比べて、消費増税と企業の収入増による法人税の増加によって24年ぶりに高いそうです。そして、“赤字国債”を発行した結果の借金(赤字)は予算案としては6年ぶりに40兆円を下回るものです。

 これをもう少し詳しくみると、政府の政策執行に使う費用は実際の税収入だけでは賄えない、すなわち基礎的財政収支の赤字を減らすための目標は、2015年度予算ではGDP(国民総生産)に対して、3.3パーセントと、「5年間で半減する」との目標は達成する見通しです。

 今回の2015年度予算自身は、0.5兆円も膨れながら、この赤字が減るのは税金の入りが4.5兆円も、前年度を上回るからと説明します。消費増税によって1.8兆円増、企業の儲けによる法人税と、給料アップによる従業員の所得税の合計が2.6兆円も増えるからと説明します。

 こうした陰に隠れて、政府の支出は課題が目白押しと説明します。政策執行の予算の約4割を占める社会保障費は、自然増によって2015年度は0.4兆円も増えます。医療費や年金などの抜本的な対策を先送りしたままと、課題を指摘します。

 消費税10パーセントの引き上げ、公共投資のリストラも道半ばのままと説明します。2016年度の統一地方選、参議院選挙を控え「有権者への痛みを避けている」との識者のコメントを載せています。

 そして、日本の成長戦略の“第三の矢”の中身は相変わらず不透明なままです。例えば、安倍晋三首相は「日本を水素社会にする」と発言しながら、それを実現させるコンセンサスについては、手つかずです。真の中身を説明せずに、キャッチフレーズだけで済ませています。次世代を担う若者たちに、重いつけを残さないために、痛みを伴う改革は不透明なままでの予算案の作成・決定です。

栃木県真岡市郊外の井頭公園で冬鳥のシロハラに出会いました

2015年01月16日 | 旅行
 栃木県真岡市郊外の北側にある井頭公園(いがしらこうえん)に野鳥観察に行った話の続きです。

 井頭公園は中央に井頭池があり、その周囲をコナラ、クヌギ、アカマツなどの雑木林の丘陵が囲でいるために、さまざまな野鳥が住んでいます。



 雑木林では、シュジュウカラ、エナガ、コゲラなどがあちこちにいて鳴いています。ただし、背の高い木の上部にいて、枝から枝に移動するので、なかなか撮影はできません。

 午後2時台ですが、斜面に立つ木の上部なので、太陽光が斜めに当たっていて、光のコントラストが強く、いい画像になりません。エナガの例です。



 雑木林の地面に堆積した枯れ葉をつっいているのは、ビンズイの群れです。7、8羽います。



 同様に、雑木林の地面の枯れ葉をつっいているのは、冬鳥として日本に飛来したシロハラです。それぞれが、ある一定間隔でエサを採っていて、テリトリーを持っています。





 シロハラは散歩する方が近づくと、いったん木の枝に飛び上がって、隠れます。そして、少し経って安全とみると、また地面に降りて、枯れ葉をほじくり返します。

 枝先に出てきたモズです。周囲を見渡しています。



 井頭池の岸辺に登場したジョウビタキのメスです。



 ジョウビタキのメスは、雑木林では日が当たらない木陰の枝先に留まり、いい画像を撮影できませんでした。また、ジョウビタキのオスも近くに出てきましたが、日の当たる場所には出てきませんでした。

 井頭池の北側にある丘陵部分の雑木林には、バズーカ砲のような望遠レンズをつけた一眼レフカメラを三脚にのせた野鳥観察愛好家が数人、お目当ての野鳥の出現を待っています。「何を待っているのか」をお伺いすると、「ベニマシコが先ほどまで数羽来ていた」と教えてくれました。

 残念ながら、その後はベニマシコは出てきませんでした。日ごろの行いが良くないようです。



栃木県真岡市郊外にある井頭公園に野鳥観察に行って来ました

2015年01月15日 | 旅行
 栃木県真岡市郊外の北部にある井頭公園(いがしらこうえん)に野鳥観察に行って来ました。

 井頭公園は「93.9ヘクタールという広大な敷地の中央に井頭池があり、その周囲をコナラ、クヌギ、アカマツなどの雑木林の丘陵が囲む、豊かな自然環境」との謳い文句の通りの公園です。当然、水鳥などの野鳥観察地として有名です。

 井頭池は南北方向に長細く伸びた、少し西側に傾いた大きな池です。



 その井頭池南端の岸辺に「鳥見亭」という水鳥観察所があります。その水鳥観察所の横に、来場者が水鳥にエサを与えるゾーンが設けられています。



 小さな男の子がカモ類(主にオナガガモ)にエサを与えると、オナガガモが多数、そのエサを求めて集まってきました。



 ここは山陰のために、この南端部分は水面が薄く凍っています。

 井頭池の岸辺を北側方向に上がっていくと、井頭池の岸辺近くの杭などにマガモやカルガモなどが休んでいます。



 このほかに、井頭池にはコガモ、オナガガモ、ヒドリガモなどが飛来しています。

 残念ながら、ミコアイサとオシドリは来ていませんでした。

 井頭池の川岸を北側に半分程度歩くと、一本道の山道に見える橋(土手)に出会います。ここを渡りながら、さらに北側の岸辺の赤松林などを見ると、オオサギとコサギがそれぞれ1羽ずつ、木の上部に留まっていました。



 よく見ると、木の下側の枝部分に白い汚れがついています。

 その赤松林のさらに北側の木々に、カワウの群れが留まっています。





 先ほどの、木の枝の白いものは、カワウの糞でした。カワウが巣(コロニー)をつくると、その木々が糞で枯れるという問題が起きます(埼玉県比企郡滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園でも、カワウのコロニーによって木が枯れる問題が起きています)。

 栃木県真岡市の北部にある井頭公園は、南北に通る高速道路の東北自動車道と常磐自動車道の真ん中にあり、両方の高速自動車道をつなぐ北関東自動車道の真岡インターの近くにあります。

 今回、真岡市北部に行ってみて驚いたことは、茨城県つくば市北端の筑波山がかなり近くに見えたことです。茨城県が予想以上に近い地域でした。