新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

マスメディアは不勉強では

2022-06-03 08:35:19 | コラム
韓国領事館前に徹夜で長蛇の列:

そうです、お察しの通り韓国に入国する為のヴィザを取得しようとする、若き女性たちの行動の事。主にテレビ局がこの現象を「知らなかった!」かのように、さも驚いたように報じているのは、私に言わせれば笑止千万だ。彼らは何度もこの界隈を取材に来ていたのだから、それ位の事が読めていてもおかしくはないのだ。あの報道の仕方は「彼らは不勉強である」と思わせるのだ。

恐らく彼らの目には入っていなかっただろうが、私がこれまでに何度も「ここ新宿区の一角にあるKoreatown(言いたくはないが、文法的にはKorean townとすべきだが、彼ら韓国側が勝手にこう名乗ったので使っているだけ)に物思わざる老若男女じゃなかった老若女たちが年がら年中晴雨に拘わらず殺到するので、大久保通りの歩道は日中にはほぼ通行不可能」と指摘して来た。

確認しておくと、あのtownがある場所の地名は「大久保」で「新大久保」ではない。「新大久保」はJRの山手線の駅名である。彼らはこの辺りを繰り返して「新大久保」として取材しているので、駅名とあの混乱振りは承知しているはずだ。それでも、彼らは韓国領事館前の行列に驚いてみせるのだ。老若女たちはこの大久保通りの山手線内側に韓国産の化粧品と非正統派の韓国料理を求めてやってくるのだ。

それを承知していれば、彼らマスメディアが「何故彼女たちがCOVIDの襲来で韓国に行けなくなった為にKoreatownに群がるのか」くらいは解っていても不思議ではないのだ。その女性たちは韓国渡航が解禁ともなれば「本場に行こう」と考えるのは当然ではないのか。私は化粧品と食事以外にも彼女たちはK-PopだとかBTSだかにも惹かれているはずだ。まさか彼女らが何処で再開したか不明な韓一館のような名店のブルコキや冷麺を楽しみにしている訳ではあるまい。

私は彼らマスメディアに「新大久保のKoreatownの大多数の女性ファンたちが本場の韓国に行こうと方向転換した結果がこの夜を徹しての大行列だ」くらいの解説をして欲しかった。念の為に付記しておくと、嘗て私が勝手にこの地区の韓国料理の正統派の三大名店と評価した「田舎屋」、「ハレルヤ」、「松屋」の中で生き残って普通に営業しているのは「松屋」だけになった。



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