本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

面白いを体系的に理解する

2019-07-10 21:07:45 | 2019年始動。革命のスタート。
面白い!のつくり方


面白いという曖昧な感覚の体系化
面白い表現とは何か。面白い表現をするにはどうすればいいか1

電通のアートディレクターが「面白い」を体系化した本。
科学というより,感覚の集大成。
主観の積み重ね,主観の意識的な分析以上に強いものはないんじゃないかと思う。

面白さというものを極めて本質的なものであるとした上で,その本質的なことを自分の中で同体系化して、どのように実生活に応用すればいいのか,ということに主軸をおいて話を展開したいと思います。12

◎ 核心
これからは(というより、もうとっくに)個人がコンテンツ化する時代なのです。そういうジ時代に必要なことの1つが、やはり「面白さ」です。たくさんのコンテンツが乱立している中,人は当然「つまらないもの」よりも「面白いもの」を選ぶはずです。これだけのモノや情報が溢れかえっている中で生き残るためには、いかに「興味をそそるか」ということが重要なスキルになってくるのです。243

【アイデアと面白さ】
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」アイデア発想のメソッドして有名な「アイデアのつくり方」の中で,ジェームス・W・ヤング氏はこう言っています。「インプット」なき「アウトプット」は存在しないのです。159
▼②-a★★★★★項目+α
◎ 面白い発想のためのステップ
a.「余裕」を持つ

0-0-0書き出し
★★★★★人生には歯車の噛み合わせのように「遊び」が必要である、ということを述べました。日常の何でもないような「遊び」の中にこそ,「面白さ」のヒントがあるものです。ここでいう「遊び」は、今の世の中で優先さている「効率」というものと、最も縁遠いところに存在しています。「効率」ばかり追い求めて生活していると,たしかに最短距離でゴールに辿り着けるかもしれません。しかしそれでは、たまたま道端に魅力的な花が生えていたとしても,それに気づかずに素通りしてしまうかもしれないのです。161

◇余裕を持つ方法
・ゆっくり歩く
・新しいルーティンを持つ
・歩きスマホをやめる166

b.「よそ見」をする

自分が興味を惹かれるものに素直に「よそ見」をするのがいいでしょう。171
c.「観察」する

自分の好奇心に沿って発見し,それを「これは何が面白いのか?」「どういう種類の面白さなのか?」と観察する。175

0-0-
★★★★★フィンランドでは統一テストを廃止し,授業時間も減らすことで学力が世界でもトップレベルまで伸びたというのです。そこに登場する数学教師が「テストで点を取る訓練は教育ではない」と明言しています。そして普段から宿題もなく、学校が終わった後の時間を有効に使えるようにしているそうです。子どもたちの好きなことや自主性を尊重すると同時に、子どもには,「遊び」が必要であるということも、ハッキリと述べられているのです。179

d.「法則化」する
e.「表現」する160

◇ 関連づけ方
◇ ずらし方 211


◎ メモの魔力にも通じる
具体的に面白いと感じたものを、なぜそれを面白いと感じたのか?
言葉にしていく。


何か面白いものを発見した時や思いついた時.それはどういう面白さなのかとうことを分析し,「A」が「B」になっているから面白いのだな、という関係性を見つけ,それを法則に大ニュス売る。193

◎笑により,面白いことにより,社会的知性が強化される。
★ ★★★★「ラットや類人猿は賢いから笑うと思われがちだが,笑i
には知性は不要である」と考えているそうです。曰く「逆に考えたほうがいいでしょう。つまり、どんな種の動物でも,遊ぶことが社会的知性を強化するのだと」
★ この「遊び」というのが、大変興味深いところです。たしかに生存競争というだけで言うならば,あらゆる動物にとって「遊び」など必ずしも必要のないことなのかもしれません。100

<笑いの効用>
★ ★★★★笑顔1回で、チョコバー2千個分に相当する脳への刺激が生じるそうです。生物学的には,笑顔はコルチゾールやアドレナリン、ドーパミンなどストレスホルモンを減少させ,さらにはエンドルフィンのような幸せホルモンを分泌し,血圧を下げる働きがあるようです。116

◎定義◎とりあげる
【面白いの定義】
人を引きつける何らかの魅力がある状態23面白いの反対の「つまらない」「平凡である」

【面白さを磨くトレーニング】本質
「どういう表現が人に「面白い」と思ってもらえるのか」を知るためには,とにかくたくさんの経験を積むことが一番です。身もふたもないように聞こえるかもしれませんが,仕事だけでなく、SNSなどのコミュニケーションでも同じ要なことが言えます。あまり他人の評価に振り回されるのもよくありませんが,そこには必ず何らかの理由があるはずです。それを冷静にコツコツ分析して、経験値を蓄積していくことが大切なのです。15

誰かに何かを伝えるための表現というのは,自分本位ではなく,見る人の気持をとことん考えることが大切です。15

①の後に、★★★★★②
定義の次に◎◎1★★★★★
◎ 何よりもまず、見る人に興味を持ってもらうことが,とにかく重要なのです。そして、そこに必要なものこそが,「面白さ」なのではないかと、私は考えているのです。17

<デザインとは=課題解決>
人とモノの間にある関係性をデザインするというと、ちょっと大げさかもしれませんが、それこそがデザインの真髄であると,私は考えています。そしてさらに、そのデザインに「面白さ」が加わることで,よりよい関係が築けるようになるのです。18

◎定義の後に◎◎2
<面白い表現のスタート>
まずは、自分が面白い!と感じる表現、つまり自分の面白さのツボを押される表現について知る必要があります。32

面白さの基本「共感」43

<面白さの地図をつくろう>
何か面白いものに出会った時は、まずそれは「共感的な面白さ」なのか「差別的な面白さ」なのかということを考えて、次に、質としては「笑える面白さ」なのか、逆に「趣がある面白さ」なのか、ということを考えてみるといいでしょう。この分類をすることが、自分の「面白さのツボ」をしるための第一歩になります。70

◇ 面白さの要因
ギャップ、予定調和は崩れているか?88

◇ 趣がある
「じわじわくる」「よくできている」「未知」「シュール」132

【面白い力を鍛える】
・面白いと思ったものに対して,自分が面白いと思った理由を明確にしていく。
・ 面白いと思ったものを写真でいちいち撮っていく
・ 自分が面白いと思って作ったもの、表現を振り返る習慣を持つ
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