Part3 Defining the Future
CH9. Mogul
ピクサーはトイストーリーに続き、『バグズライフ』『モンスターインク』などヒット作品を連発するようになる。
このことでジョブズはハリウッドでジョージルーカスや、スピルバーグと並ぶように称されるようになりだす。
ピクサーはこの時点でディズニーの時価総額を上まるようになる。
CH10.Breaking new ground 新境地を開拓する
初期iMacの発売。Appleのオールインワンのフィロソフィーの本格化。インターネットにつなぐのに必要なものは既に組み込まれていて、プラグインをするだけでよかった。
新生Appleのスタンダードの確立:
a.iMac=アップル製品で使えるインターネットサービスを作るためのはじめの一歩。マッキントッシュの使いやすさにインターネットへの扉をプラスした。
b.アップルの美的側面を刷新するとともに、ビジネス的観点でも、在庫、製造の側面についても改革を押し進めた。
c.OSも数ヶ月ごとにアップグレードをするように。
d.iBook=家庭やオフィスで煩わしい配線を不要にするエアポート(Airport)を搭載するマシンの発売
e.音楽シーンへの着眼
同業の技術をM&Aにより獲得し、2001年にはiTunesをスタート。
iTunesの発売により、マッキントッシュでCD再生がシンプルに可能になり、MP3の音楽ファイルがウェブからダウンロードできるように。
☆スティーブ・ジョブズが関わることにより、音楽シーンがエレガントで使いやすく、芸術的デザインがプラスされることになる。
CH.11 iPod, iTunes Therefore I am.
この当時にハードウェアの専門家トニー・ファデルとの出会いにより、iPodの開発にも拍車がかかるようになる。
iPodとデザイン哲学の結実:
「デザインというのは面白い言葉だ。外観のことだと思う人もいる。本当はもっと深いもの。その製品がどのように動くかということなんだ。いいデザインをしようと思えば、まず『真に理解する』必要がある。それが何なのか。心でつかむ必要があるんだ。」
「何かを理解するためには全身全霊で打ち込む必要がある。そこまでする人は滅多にいない。」
☆クリエーターの心を鷲掴みにしたiTMS。
ジョブズ自身もクリエイターということもあり、違法ダウンロードをシステムで炉置くし、発売当時から大手音楽会者との提携を経て、20万曲、価格99セントという異例のスタートを切り大成功をおさめるようになる。