とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

田崎史郎氏がとうとう公明党のせいにしはじめた

2020-04-18 17:36:21 | どう思いますか
 10万円の支給についてコロコロ政策が変わっている。誰がどう考えても安倍政権の責任である。それなのに今日の朝日本テレビの『ウェークアップ』で、田崎史郎氏が公明党のせいにしていた。いい加減にしろ。

 田崎氏の言動はこれまでもひどかった。安倍晋三氏のためならばどんな言い訳でも許されるという態度である。田崎氏が番組をコントロールし、それが社会の空気を作っているのは明らかなのだ。なぜこの人はさまざまな番組に出るのだろう。ここを明らかにしてほしい。

 テレビ局が田崎氏を呼びたがっているのか。政権側から何らかの圧力があるのか。テレビ局が呼びたいのだとしたらどういう理由で田崎氏なのかを明確にしてほしい。テレビ局が答えないならば他の分野のジャーナリストが追求してほしい。

 ただし『ウェークアップ』の最後に田崎氏は「今はこの政権でがんばっていくしかないんだ。」という発言をしていた。これはいよいよ本音が安倍政権から逃げる準備をはじめたのか。それともこの発言によって世論を収めようとしているのか。「いずれにしても」この発言は正論である。
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「フェーズが変わった」

2020-04-18 07:09:22 | どう思いますか
 新型コロナウイルスの感染状況の発言でよく「フェーズが変わった」という表現を耳にするようになった。また新たな外来語である。なんとなく意味することはわからなくはないがはっきりしない。「フェーズ」って何なのだろう。ネットで調べる。
 
 phaseとは(変化・発達の)段階、時期、(目または心に映る変化するものの)相、面、(天体の)象(しよう)、(月の)相、位相、相、フェーズ

 もともとはIT業界で使われていたものだそうですが、それがビジネス用語になり、今回の新型コロナウイルスで広く一般でも耳にするようになったようである。

 しかし新型コロナウイルスの感染状況で、「フェーズが変わる」という言い方をする必要はない。「段階が変わった」「局面が変わった」で十分である。

 なぜ私たちははあえてわかりにくい表現をしてしまうのだろうか。

 おそらく知的に見えるという理由が大きいのだと思う。昔から外来語を使いたがる人は、、自分はほかの人とは違うんだということを示したいという人が多い。小池百合子氏はその典型的な人だ。

 そしててもう一つ。意味が曖昧であることによってごまかすことができるのである。例えば新型コロナウイルスの感染予防にPCR検査をもっとすべきだという意見が多くあった。しかし政府は検査をしなかった。新型コロナウイルスが急速に拡大し、PCR検査をしない政府に対する批判が高まった。すると政府は「フェーズが変わった」と言い始め、これまではPCR検査を増やすべきではない「フェーズ」だったのだという「空気」を生み出そうとし始めた。これは曖昧性を利用したごまかしでしかない。

 突然新しいことばが出現すると、その言葉が知的に見え使いたがる傾向にあるが、それによってごまかされるというのが、近年の日本語の傾向である。気を付けなければならない。
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三島由紀夫作『美しい星』を読みました。

2020-04-17 04:58:39 | 読書
 三島由紀夫の『美しい星』はSFというよりは、思想小説であり、後半の討論は『カラマーゾフの兄弟』のような迫力がありました。読み応えがありました。

 先日ドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs.東大全共闘』を見たので、久しぶりに三島由紀夫を読んでみようと『美しい星』を読みました。

 『美しい星』は三島由紀夫のSF作品として有名です。しかし、読んでみるとSFとして読みと安っぽい作品でした。あまりに無理な設定ですし、物語もあまり展開しません。本当にこんな世界がありうるかもしれないというSF的なリアリティが感じられません。

 しかし、この作品はSFではないのです。思想小説です。人間の視点を異化し、地球の外の生命体が地球を見たらどう見えるのか、そして今の地球の姿に対してどう行動すべきかを描いた作品なのです。地球の人間について意見をぶつけ合う、第8章と第9章の討論は迫力があります。

 新型コロナウイルスに侵されている現在の地球における人間の姿を見ていると、今こそ思想が必要なのではないかと思います。今読むべき本なのかもしれません。
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映画『娘は戦場で生まれた』を見ました。

2020-04-14 07:13:36 | 映画
 映画『娘は戦場で生まれた』を見ました。「正義」のために戦乱の中に行きる人たちと、恐怖や喜び、使命感、挫折感などの様々な感情の揺れを見ることができます。戦争の現実を内部の人たちの生活から感じることができる貴重な作品です。

監督 ワアド・アルカティーブ エドワード・ワッツ

 内戦の続くシリアでスマホで映像を撮り始めた女学生がやがて母となり、娘のために生きた証を残そうとカメラを回し続ける姿を捉えています。詳しい説明はないのですが、医師との結婚や子供の誕生には青春の輝きがありますし、爆弾の音、そして多くの死傷者の映像には戦争の悲惨な状況があります。戦乱の首謀者としてつかまるのではないかという恐怖と、そこから逃れられた時の安堵はドラマチックです。私たちは戦争を頭の中で考えがちですが、この映画によって戦乱の現実が生々しく伝わってきます。見るべき映画です。

 ただし、手ブレがひどくて三半規管が弱い私は目が回り見ることができない場面が多くありました。

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橋下徹氏の意見に反論する

2020-04-12 08:20:52 | どう思いますか
 朝のテレビでフジテレビの番組で橋下徹氏が保健所が手いっぱいで検査が進まなかったという趣旨の発言をしていた。この説明には納得できない。

 検査の少なさについては当初より多くの批判があった。それにも関わらず検査は進まなかった。確かに保健所は忙しいであろう。だから保健所のせいにするわけにはいかない。しかし多くの人の指摘では、保健所が忙しいならば民間に委託するなどの方法もあるはずだ。そういう他の方策をやらなかったのは政治の責任なのである。

 諸外国ではリーダーがそれを実現していた。リーダーがしっかりとしていた国では、ウイルスの感染が徐々に減りつつある。日本の場合はどこに感染者がいるのかがまるでわからない状況だ。いつまで感染の拡大が広がるのかわからない状況になってしまった。この責任は政府にあるのはあきらかだ。

 政治の役目というのは屁理屈を言っていないで、実現できることを確実に実行することである。「どっちにしても3か月後には解決しているだろうから、何人か死ぬかもしれないが、ある程度やってればいい」、今の政府の対応はこういう風に見えてしまうのである。

 ついでに言えばその番組で櫻井よしこ氏が、感染拡大阻止も大切だが経済も大切だから、経済活動を停止することはいけないという趣旨の発言をしていた。その通りではあるが、だからこそ感染を早急に収めるために、一定期間仕事も休業する必要があるという議論が起きてきているのである。経済、経済と言っている人の思考回路はあまりに単純である。

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