今日は、野々村直通さんのメルマガから。
テーマは来春のセンバツから導入されるタイブレークの話題。
今回は9月21日付「夕刊フジ」の掲載記事を転載したものだそうです。
長いですが、どうぞ。
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タイブレークはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)で採用されており、時代の流れに沿った決断ではある。
選手、特に投手の負担は軽減され、大会日程の円滑な消化という観点でもメリットは大きい。
阪神、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツなどで投手として活躍した藪恵壹氏(48)は「なぜ13回からなのかはわからないが、延長15回の末に再試合となるリスクを考えれば、投手の負担は間違いなく軽減される」と賛成。
いざマウンドに上がれば、腕が折れても、あるいは2度と野球ができなくなったとしても、勝つために目の前の試合をまっとうしたいという心境になる投手もいるだろうが、藪氏は「そうやって素晴らしい人材を潰してしまったケースが、過去にはたくさんあったのでしょう。
高校野球を神聖化するあまり、そこでバーンアウトして(燃え尽きて)しまう選手が多いのは残念。
野球界全体の観点で見れば、優れた人材には致命的な故障を避け、上のレベルに進んで長く野球を続けてほしい」と主張する。
一方、「サウナから出てきたら、ちょうどNHK総合テレビのニュースが『タイブレーク導入』を伝えていて、思わず『バカヤローッ!』と叫んでしまいましたよ」と怒り心頭なのは、島根・開星高校の元野球部監督、野々村直通氏(65)。
2010年春のセンバツに出場して21世紀枠選出校に敗れた際、「末代までの恥」「腹を切りたい」と発言し大問題になったのは有名だ。
「選手のほとんどは、仲間のために倒れるまでプレーしたいと思っている。
江川や桑田ならまだしも、高校野球はプロ選手を育成するためだけにやってるわけではない。
野球を通じてすばらしい経験をするためにやるもので、その先にプロがあるからといって止めさせることはできない。
中途半端にやめさせたら、選手は一生後悔する。
どうしてもという選手は『プロに行きたいので』とあらかじめ申し出てくれればいい」と訴え、過保護な現状に疑問を呈する。
「野球はどこまでやさしくなるのか。それでは”尾木ママ野球”だ」とおかんむりだ。
また野々村氏は、愛媛・済美高の元監督で2014年に死去した上甲正典氏(享年67)とも親交があった。
上甲氏は13年のセンバツでエースの安楽智大投手(現楽天)に、延長13回完投をはじめ、5試合で772球も投げさせたのは酷使だと批判を浴びた。
しかし野々村氏は「上甲さんは『汗にまみれて練習を積み、肩が抜けても投げたいという選手に、大事な場面でダメとはいえない』とおっしゃっていた」と明かす。
タイブレークを導入すれば、高校野球の筋書きのないドラマに一定の制限がかけられ、1998年夏に横浜高校の松坂(現ソフトバンク)がPL学園戦で延長17回、250球を1人で投げ抜いたような試合はなくなるかもしれない。
近い将来、球数制限が検討される可能性も十分ある。
球児の負担軽減と試合時間短縮をめぐる論議に、そう簡単に結論は出そうにない。
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野々村氏のメルマガ、普段は至極全うな事を書いていますが、
時々、ウーンって思う時が有る。
今回は、勿論ウーン
>江川や桑田ならまだしも、高校野球はプロ選手を育成するためだけにやってるわけではない。
>野球を通じてすばらしい経験をするためにやるもので、その先にプロがあるからといって止めさせることはできない。
じゃ、プロを目指さない選手は怪我をしても良いの?
10年に一人の逸材じゃ無ければ、代わりはいくらでもいるから?
>野球を通じてすばらしい経験をするためにやるもので
ウーン、怪我をしてまでも野球をするのが、素晴らしい経験に繋がるのか?
怪我をしたら、学校は医療費を含めて、面倒をみてくれるのか?
>どうしてもという選手は『プロに行きたいので』とあらかじめ申し出てくれればいい」
こんな事を言ったら、起用しないでしょう
活躍しないと、スカウトの目には留まらないでしょう。
言葉通りに起用したとしたら、ちゃんと球数制限をして登板させるの?
最終回、1点リード、満塁のピンチ。
投球球100球だから交代。って絶対にしないでしょう。
>上甲さんは『汗にまみれて練習を積み、肩が抜けても投げたいという選手に、大事な場面でダメとはいえない』とおっしゃっていた」
こんなのは、指導者じゃないでしょ。
責任逃れでしかない。
それこそ、高校の部活ですよ。
700球も投げさせて、18歳の子供が「投げたいです。」って言っているからって、
それを60歳を超えている大人が止められないなんて。
大体、そんな事を言っている監督に違和感を感じた時に
選手が正直に訴える事が出来る雰囲気が有るんでしょうか?
>250球を1人で投げ抜いたような試合はなくなるかもしれない。
無くなっても良いんじゃない。
だって、高校の部活だもん。
テーマは来春のセンバツから導入されるタイブレークの話題。
今回は9月21日付「夕刊フジ」の掲載記事を転載したものだそうです。
長いですが、どうぞ。
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タイブレークはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)で採用されており、時代の流れに沿った決断ではある。
選手、特に投手の負担は軽減され、大会日程の円滑な消化という観点でもメリットは大きい。
阪神、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツなどで投手として活躍した藪恵壹氏(48)は「なぜ13回からなのかはわからないが、延長15回の末に再試合となるリスクを考えれば、投手の負担は間違いなく軽減される」と賛成。
いざマウンドに上がれば、腕が折れても、あるいは2度と野球ができなくなったとしても、勝つために目の前の試合をまっとうしたいという心境になる投手もいるだろうが、藪氏は「そうやって素晴らしい人材を潰してしまったケースが、過去にはたくさんあったのでしょう。
高校野球を神聖化するあまり、そこでバーンアウトして(燃え尽きて)しまう選手が多いのは残念。
野球界全体の観点で見れば、優れた人材には致命的な故障を避け、上のレベルに進んで長く野球を続けてほしい」と主張する。
一方、「サウナから出てきたら、ちょうどNHK総合テレビのニュースが『タイブレーク導入』を伝えていて、思わず『バカヤローッ!』と叫んでしまいましたよ」と怒り心頭なのは、島根・開星高校の元野球部監督、野々村直通氏(65)。
2010年春のセンバツに出場して21世紀枠選出校に敗れた際、「末代までの恥」「腹を切りたい」と発言し大問題になったのは有名だ。
「選手のほとんどは、仲間のために倒れるまでプレーしたいと思っている。
江川や桑田ならまだしも、高校野球はプロ選手を育成するためだけにやってるわけではない。
野球を通じてすばらしい経験をするためにやるもので、その先にプロがあるからといって止めさせることはできない。
中途半端にやめさせたら、選手は一生後悔する。
どうしてもという選手は『プロに行きたいので』とあらかじめ申し出てくれればいい」と訴え、過保護な現状に疑問を呈する。
「野球はどこまでやさしくなるのか。それでは”尾木ママ野球”だ」とおかんむりだ。
また野々村氏は、愛媛・済美高の元監督で2014年に死去した上甲正典氏(享年67)とも親交があった。
上甲氏は13年のセンバツでエースの安楽智大投手(現楽天)に、延長13回完投をはじめ、5試合で772球も投げさせたのは酷使だと批判を浴びた。
しかし野々村氏は「上甲さんは『汗にまみれて練習を積み、肩が抜けても投げたいという選手に、大事な場面でダメとはいえない』とおっしゃっていた」と明かす。
タイブレークを導入すれば、高校野球の筋書きのないドラマに一定の制限がかけられ、1998年夏に横浜高校の松坂(現ソフトバンク)がPL学園戦で延長17回、250球を1人で投げ抜いたような試合はなくなるかもしれない。
近い将来、球数制限が検討される可能性も十分ある。
球児の負担軽減と試合時間短縮をめぐる論議に、そう簡単に結論は出そうにない。
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野々村氏のメルマガ、普段は至極全うな事を書いていますが、
時々、ウーンって思う時が有る。
今回は、勿論ウーン
>江川や桑田ならまだしも、高校野球はプロ選手を育成するためだけにやってるわけではない。
>野球を通じてすばらしい経験をするためにやるもので、その先にプロがあるからといって止めさせることはできない。
じゃ、プロを目指さない選手は怪我をしても良いの?
10年に一人の逸材じゃ無ければ、代わりはいくらでもいるから?
>野球を通じてすばらしい経験をするためにやるもので
ウーン、怪我をしてまでも野球をするのが、素晴らしい経験に繋がるのか?
怪我をしたら、学校は医療費を含めて、面倒をみてくれるのか?
>どうしてもという選手は『プロに行きたいので』とあらかじめ申し出てくれればいい」
こんな事を言ったら、起用しないでしょう
活躍しないと、スカウトの目には留まらないでしょう。
言葉通りに起用したとしたら、ちゃんと球数制限をして登板させるの?
最終回、1点リード、満塁のピンチ。
投球球100球だから交代。って絶対にしないでしょう。
>上甲さんは『汗にまみれて練習を積み、肩が抜けても投げたいという選手に、大事な場面でダメとはいえない』とおっしゃっていた」
こんなのは、指導者じゃないでしょ。
責任逃れでしかない。
それこそ、高校の部活ですよ。
700球も投げさせて、18歳の子供が「投げたいです。」って言っているからって、
それを60歳を超えている大人が止められないなんて。
大体、そんな事を言っている監督に違和感を感じた時に
選手が正直に訴える事が出来る雰囲気が有るんでしょうか?
>250球を1人で投げ抜いたような試合はなくなるかもしれない。
無くなっても良いんじゃない。
だって、高校の部活だもん。