リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

ガッツリとガッチリ

2013-09-01 07:38:00 | オヤジの日記
ときどき、面白いな、と思う話を目にしたり耳にしたりすることがある。

かなり前のことだが、仕事が終わって寝る前の深夜、Youtubeで昔のタモリ氏の芸を見終わって、パソコンを消そうと思ったら、なぜか「タモリ繋がり」の記事に、飛んでしまったことがある。

その中の文章に、誰かの「えっ、笑っていいともって、まだやっていたのかよ」というのがあった。
そして、「もう全然笑っていいとも、見ていないなあ。まだやっていたのか。興味がないから知らなかったよ」という文章が続いた。

その後の文章を読んで私は笑ってしまったのだが、文章を書いた本人は、その矛盾に気づかなかったのだろうか。

「だいいち、バナナマンの日村が出てる『笑っていいとも』なんか見たくないよ。あいつは、キモい」

バナナマンの日村氏が「笑っていいとも」に出ていることを知っているということは、少しは関心があるということだろう。
少なくとも、まだ「笑っていいとも」が放映されていることは知っていたことになる。

私も「笑っていいとも」は見ないので、誰が出演しているか知らない。
しかし、この文章の主は、「興味がない」と言いながら、日村氏が出ていることは知っていたから、私よりは「笑っていいとも」に詳しいことは間違いない。

それだけ知っていたら、たいしたものだと思う。


急に雨が降ってきた日。
ドトールコーヒーで雨宿りをしていたら、高校生と思われる3人が、村上龍氏と村上春樹氏の作品のことを話していた。

超ベストセラー作家の村上春樹氏はともかく、高校生が村上龍氏を読むというのが興味深くて、聞き耳を立てた。

「村上春樹は、日常的な出来事から自分の内面に入っていく展開が多い。村上龍は、ありふれた日常を打破して違う世界を築くのをテーマとしている。村上龍は攻撃的だが、村上春樹は内向的である」
極めて大ざっぱにまとめれば、3人は、こんなようなことを言っていた。

なかなか鋭い読解力だと思った。

「村上春樹の代表作って何だろうな?」
「海辺のカフカ、1Q84かな」
「じゃあ、村上龍は?」
「コインロッカー・ベイビーズ、ダンス、ダンス、ダンスかな」
「ああ、妥当なところだね」

惜しい、と思った。

「ダンス、ダンス、ダンス」は、村上春樹氏の作品でした。


中央線での会話。
30代の女性二人だった。

「この間のランチは、イタトマ(イタリアントマト)だったから、今回はガッツリしたものにしましょうよ」
「前回は上品すぎたから、今日はガッチリね」
「大戸屋の定食なんか、どうかしら。ガッツリしてると思わない?」
「ああ、ガッチリしてるわね。でも、昼間から焼き肉なんかはどう? これもガッチリしてるわよね」
「あと……バイキングはどうかしら? 好きなものをガッツリ食べられるわよ」
「ああ、それ、賛成! ガッチリ食べましょ!」

ガッツリとガッチリ。

意味はまったく違うが、会話としては成立しているようだ。


今朝方まで仕事をしたから、今日は寝不足だ。

ガッチリ昼寝でもしようかな(寝ている暇はないが)。


いや、この場合は「ガッツリ」の方が正しい………かな?