ときどき、面白いな、と思う話を目にしたり耳にしたりすることがある。
かなり前のことだが、仕事が終わって寝る前の深夜、Youtubeで昔のタモリ氏の芸を見終わって、パソコンを消そうと思ったら、なぜか「タモリ繋がり」の記事に、飛んでしまったことがある。
その中の文章に、誰かの「えっ、笑っていいともって、まだやっていたのかよ」というのがあった。
そして、「もう全然笑っていいとも、見ていないなあ。まだやっていたのか。興味がないから知らなかったよ」という文章が続いた。
その後の文章を読んで私は笑ってしまったのだが、文章を書いた本人は、その矛盾に気づかなかったのだろうか。
「だいいち、バナナマンの日村が出てる『笑っていいとも』なんか見たくないよ。あいつは、キモい」
バナナマンの日村氏が「笑っていいとも」に出ていることを知っているということは、少しは関心があるということだろう。
少なくとも、まだ「笑っていいとも」が放映されていることは知っていたことになる。
私も「笑っていいとも」は見ないので、誰が出演しているか知らない。
しかし、この文章の主は、「興味がない」と言いながら、日村氏が出ていることは知っていたから、私よりは「笑っていいとも」に詳しいことは間違いない。
それだけ知っていたら、たいしたものだと思う。
急に雨が降ってきた日。
ドトールコーヒーで雨宿りをしていたら、高校生と思われる3人が、村上龍氏と村上春樹氏の作品のことを話していた。
超ベストセラー作家の村上春樹氏はともかく、高校生が村上龍氏を読むというのが興味深くて、聞き耳を立てた。
「村上春樹は、日常的な出来事から自分の内面に入っていく展開が多い。村上龍は、ありふれた日常を打破して違う世界を築くのをテーマとしている。村上龍は攻撃的だが、村上春樹は内向的である」
極めて大ざっぱにまとめれば、3人は、こんなようなことを言っていた。
なかなか鋭い読解力だと思った。
「村上春樹の代表作って何だろうな?」
「海辺のカフカ、1Q84かな」
「じゃあ、村上龍は?」
「コインロッカー・ベイビーズ、ダンス、ダンス、ダンスかな」
「ああ、妥当なところだね」
惜しい、と思った。
「ダンス、ダンス、ダンス」は、村上春樹氏の作品でした。
中央線での会話。
30代の女性二人だった。
「この間のランチは、イタトマ(イタリアントマト)だったから、今回はガッツリしたものにしましょうよ」
「前回は上品すぎたから、今日はガッチリね」
「大戸屋の定食なんか、どうかしら。ガッツリしてると思わない?」
「ああ、ガッチリしてるわね。でも、昼間から焼き肉なんかはどう? これもガッチリしてるわよね」
「あと……バイキングはどうかしら? 好きなものをガッツリ食べられるわよ」
「ああ、それ、賛成! ガッチリ食べましょ!」
ガッツリとガッチリ。
意味はまったく違うが、会話としては成立しているようだ。
今朝方まで仕事をしたから、今日は寝不足だ。
ガッチリ昼寝でもしようかな(寝ている暇はないが)。
いや、この場合は「ガッツリ」の方が正しい………かな?
かなり前のことだが、仕事が終わって寝る前の深夜、Youtubeで昔のタモリ氏の芸を見終わって、パソコンを消そうと思ったら、なぜか「タモリ繋がり」の記事に、飛んでしまったことがある。
その中の文章に、誰かの「えっ、笑っていいともって、まだやっていたのかよ」というのがあった。
そして、「もう全然笑っていいとも、見ていないなあ。まだやっていたのか。興味がないから知らなかったよ」という文章が続いた。
その後の文章を読んで私は笑ってしまったのだが、文章を書いた本人は、その矛盾に気づかなかったのだろうか。
「だいいち、バナナマンの日村が出てる『笑っていいとも』なんか見たくないよ。あいつは、キモい」
バナナマンの日村氏が「笑っていいとも」に出ていることを知っているということは、少しは関心があるということだろう。
少なくとも、まだ「笑っていいとも」が放映されていることは知っていたことになる。
私も「笑っていいとも」は見ないので、誰が出演しているか知らない。
しかし、この文章の主は、「興味がない」と言いながら、日村氏が出ていることは知っていたから、私よりは「笑っていいとも」に詳しいことは間違いない。
それだけ知っていたら、たいしたものだと思う。
急に雨が降ってきた日。
ドトールコーヒーで雨宿りをしていたら、高校生と思われる3人が、村上龍氏と村上春樹氏の作品のことを話していた。
超ベストセラー作家の村上春樹氏はともかく、高校生が村上龍氏を読むというのが興味深くて、聞き耳を立てた。
「村上春樹は、日常的な出来事から自分の内面に入っていく展開が多い。村上龍は、ありふれた日常を打破して違う世界を築くのをテーマとしている。村上龍は攻撃的だが、村上春樹は内向的である」
極めて大ざっぱにまとめれば、3人は、こんなようなことを言っていた。
なかなか鋭い読解力だと思った。
「村上春樹の代表作って何だろうな?」
「海辺のカフカ、1Q84かな」
「じゃあ、村上龍は?」
「コインロッカー・ベイビーズ、ダンス、ダンス、ダンスかな」
「ああ、妥当なところだね」
惜しい、と思った。
「ダンス、ダンス、ダンス」は、村上春樹氏の作品でした。
中央線での会話。
30代の女性二人だった。
「この間のランチは、イタトマ(イタリアントマト)だったから、今回はガッツリしたものにしましょうよ」
「前回は上品すぎたから、今日はガッチリね」
「大戸屋の定食なんか、どうかしら。ガッツリしてると思わない?」
「ああ、ガッチリしてるわね。でも、昼間から焼き肉なんかはどう? これもガッチリしてるわよね」
「あと……バイキングはどうかしら? 好きなものをガッツリ食べられるわよ」
「ああ、それ、賛成! ガッチリ食べましょ!」
ガッツリとガッチリ。
意味はまったく違うが、会話としては成立しているようだ。
今朝方まで仕事をしたから、今日は寝不足だ。
ガッチリ昼寝でもしようかな(寝ている暇はないが)。
いや、この場合は「ガッツリ」の方が正しい………かな?