松田克久のワカサギ・鮎スパーク天国

ワカサギ電動二刀流マシンガン釣法、鮎下竿ワイドスパーク釣法の松田克久が綴るブログ。釣行記や情報・製品紹介をしていきます

ボート釣りのポイント選び

2009年12月05日 | ワカサギ釣り基本講座ボート釣り編

 ワカサギ釣りボート釣りのポイント選びとは、どんなもの??


レンタルボートによる、ワカサギ釣りの場合、やはりポイント選定が重要になる。人気釣り場であれば、実績のあるポイントなどの情報は、入手できると思うが、手前船頭の釣りなので、ポイント判断をするには、やはり、魚探は、必需品と言える。ワカサギは、同じ釣り場でも、時期によって釣れる水深(タナ)が変化する場合が多い。ワカサギのタナの変化は、天気、水温、酸素濃度などの影響もあると思うが、ワカサギを捕食している、エサによる影響が大きいと言える。夏から秋の水温上昇期は、プランクトンなどが豊富で、比較的、浅場や、水面付近で活発にエサを捕食しながら、泳ぎまわり、冬になると湖のプランクトンも減り、ワカサギは、岸よりの水草の近くや浅場の底に棲むユスリカの幼虫などを捕食します。夜間、魚が寝ている間はミジンコ類の活動が活発で、ワカサギ達は未明から起き出して群れを作り浅場のプランクトンを捕食していると思われます。太陽が昇るとプランクトンは底の方へ移動しますのでワカサギは回遊しながら深場へと移動するため、朝は、浅場、日中は、深場にポイントを選定するのが、基本とされています。

まずは、その釣り場の時期にあった水深のポイントを選ぶ事が重要で、魚探を駆使することは、魚群を発見する事は、もちろんだが、水深を把握する事がかかせない。

魚探で水深をチェックしながら、魚群をキャッチして、ポイントを選定するためのコツは、まず、地形変化があります。湖底の、カケアガリや、馬の背となる、変化地点などは魚が回遊してくる可能性も高く、ポイントを見つける、判断材料になります。また、魚群の反応が濃い場所を選ぶのは、もちろんだが、ボート釣りの場合は、比較的、小さい反応でも、底付近にある魚影を狙う方が、安定して釣れるケースが多い。大きな群れでも、中層の群れは、足が速く、魚が、直ぐに動いてしまうケースが多いため、注意が必要と言える。ただし、ワカサギは、回遊魚でもあるため、魚探に反応がないからといって直ぐにポイントを移動するのは考えもので、一度釣れた場所は、再び、群れが入ってくるケースもあるので、魚を追いかける様な、頻繁なポイント移動ばかりでは、釣果に結びつかないケースが多いため、じっくり待つ事も需要。
最初のポイント選びや、ポイント移動の際のアンカーリングは、水深の浅い釣り場などは、ポイントに近づく際は、魚に警戒されず、散らさないためにも、出来れば、船外機などの音も考慮して、出来るだけ、低速にするか、オールを使って手漕ぎで、静かにポイントにアプローチした方が良い。魚探に反応のあった場所に船首を風上にしてすばやくアンカーリングを行う。釣り場によっては、ポイントにあらかじめ、ロープは張ってある釣り場もある。(群馬の丹生湖、鳴沢湖、鮎川湖など)、


榛名湖や、赤城大沼は、アンカーを使った釣りになる。

アンカーのロープは、水深より、少し長め(50センチ程度)緩めた状態で固定すると、風が出た場合に、船が流されにくくなる。

ポイント選びは、初心者にとっては、難しいと言えるが、釣り場によっては、前日の釣果がどこで、良かったとか、的確に、釣り人の情報をチェックして、翌日の釣行者に役立てる事をしている釣り場もあるし、ボート店によっては、あらかじめ、魚探で、魚群を探し、ポイントにブイを付けてくれる釣り場もある。
最近は、GPSを使って、実績ポイントをマークし、データをとったりしている人もいるくらいだが、自然相手なので、その年の、水温、水量、濁りなどで、毎年、必ず釣れるポイントなんて存在しないと言えるのも事実。
結論的には、歴史のある釣り場なら、だいたいの実績ポイントができており、その釣り場に通う事で、把握していく事が一番ではないかと思う。
経験と、魚探などの機器を併用することで、さらなる、確実性の高い、ポイント選びが可能になる。

  

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ボート釣りのタックル

2009年12月05日 | ワカサギ釣り基本講座ボート釣り編

ワカサギ釣りボート釣りのタックル

 


ワカサギ釣りのタックルは、最も一般的な小型両軸リールとリール竿の組み合わせや、氷上釣りなどに多く用いられる、リールなしの通称『手バネ竿』、電池や、バッテリーを使って、巻き上げが自動の電動リールがある。私の場合、比較的、数が釣れるボートのワカサギ釣りの場合は、機動力に優れた、電動リールを使うケースが多い。近年、ワカサギの盛んな地域では、高性能の小型で軽量なワカサギ用電動リールが各種販売されている。


電動リールの利点は、文字通り、巻き上げが電動なので、スイッチを押す動作だけで、片手で、巻き上げ可能で、スプールの回転性能が良く、例えば、1グラムと言った軽いオモリでも、仕掛けの落下がスムーズに行える。ワカサギ釣りは、時には、100匹、200匹・・・・1000匹なんて、数が釣れる釣りなので、手返しがスムーズに行えるタックルの方が、当然、釣果が伸びる。
ターゲットが小さいだけに、オモリのサイズ等も、1グラム単位で、使い分ける程、シビアな状況になる事もあるため、意外と軽視されているワカサギタックルだが、こういったタックルの性能による釣果の差は実は大きい。

また、ワカサギ釣りのタックルにおいて最も重要ともいえるのが、竿先(穂先の調子)で、仕掛けを下ろせば、どんどん掛かってくる入れ食いの状況下は別だか、穂先の調子で釣果が決まると言っても過言ではない。安易な道具立では、新聞の爆釣の釣果情報などの数を安易にとらえると痛い目に合うことも多いはずで、ワカサギは、基本的に、誘いをかけて、アタリを出し、アタリがあったら、アワセて、ハリ掛かりをさせないと、釣れない場合も多い事も頭に入れて、道具選びも思案したいところだ。

穂先の調子は、釣り場の状況や、深さによって、硬さや、長さを使い分けると良い。穂先の調子は、基本的に硬すぎるものは禁物で、柔らかいものほど、アタリがでるが、柔らかすぎるものは、アワセが効きにくく、誘いをかけにくくなったり、風で、アタリの判断がつかなくなるケースもある。使用するオモリのサイズとのバランスも考えて、水深が浅い場合は、柔らかめの竿に、軽量なオモリ、深場は、硬めの竿に、重めのオモリを基本に、魚の食いによって、硬さの違うものを使い分けると良いだろう。
また、穂先の長さについても、長短を使い分けるのも需要で、竿の長さを使い分ける目安としては、使う仕掛けの全長と魚の食い方で私はおおむね決めている。
水深が深く、魚の泳層にバラつきがある場合は、ハリ数の多い、全長の長い仕掛けが有利で、取り込み時の魚の外しやすさなどを考えると、長めの竿の方が楽で、置き竿の向こうアワセで、鈴鳴りで釣れてくる様な釣り場や、条件なら長竿が有効で、逆に、水深が深い場合や、ベタ底でしか釣れないケースは、長い仕掛けは、無用なため、アタリの取りやすい短竿が良い。私がさす、『短竿』とは、竿先の長さが、2050センチ程度のものを言う。

素材は、現在、『グラス』、『カーボン』、『竹』、『塩ビ』、通称『ホスボン』(正式名不明)など様々なものを削ったりして、使用している。もちろん市販品もあるが、私が近年、使用している穂先は、通称『PC』(ポリカーボネート)のもので、素材の特性上、柔軟性があり、しかも、非常に折れにくい、丈夫さが気にいっている。

 

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ボート釣りの仕掛け

2009年12月05日 | ワカサギ釣り基本講座ボート釣り編

◎道糸
最近は、ワカサギ専用ラインも多くなったが、道糸は、タックルによって、号数や、種類を使い分けるのがコツと言いえる。手バネ釣りの場合は、当然、手操りなので、糸がらみ等を考えると、適度の張りのある、0,81号程度、手巻きリールなら、ナイロンかフロロの0,4号~0,8号の視認性の良い、蛍光ラインなどの色つきが一般的。電動リールの場合は、PEラインなどの新素材系の0,2号~0,4号程度がおすすめ。PE系ラインは、ナイロン、フロロなどに比べて、強度があるのは、もちろん、伸びが少ないため、魚のアタリが明確になったり、アワセが効きやすいメリットがあるため、水深が深い場所では、特に威力を発揮する。
◎仕掛け

仕掛けは、一般的な市販品で充分であるが、時期や、場所によっては、有効な仕掛けも存在する。同じ湖でも、秋などは、フラッシャーや、色玉付きの、エサ無しで釣れる、カラバリ仕掛けが良く釣れ、冬になり、魚がベタ底付近で釣れる場合は、シンプルな仕掛けで、サシや、アカ虫を使って釣った方が釣果が上がるケースもある。

ハリは、細地袖や、秋田狐の2号前後が一般的で、魚の食いと、タナで、ハリの大きさ、ハリ数を使い分けると良いだろう。食いの渋い場合は、小さいハリの方が、アタリが多く出るケースが多く、タナがバラつく場合は、ハリ数の多い、ハリ間隔の長い仕掛けが有効で、反対に、ベタ底しか釣れない場合は、5本もハリがあれば充分な場合も多い。
仕掛けの糸の太さや、素材は、ボート釣りの場合は、それほど影響しないため、フロロの0,4号前後で充分である。
◎オモリ

オモリは、水深と、魚の食いによって、サイズを使い分けるのも、釣果を上げるコツと言える。入れ食いの時は、重めにして、手返し重視で、効率よく釣り、アタリが極めて小さい場合などは、オモリのサイズを下げるとアタリがわかりやすいケースもある。ボート釣りの場合は、波や、風の影響も考慮して、1グラムや、2グラムのオモリでは、軽すぎて、かえって、マイナス面も多くなるため、4グラム~10グラム(1号から3号)程度の使い分けで充分である。

 
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ワカサギ釣りのエサ

2009年12月05日 | ワカサギ釣り基本講座ボート釣り編

◎エサ

エサは、サシ、紅サシ、ラビット(小サシ)、アカ虫などが一般的で、種類によっても、多少、そのフィールドに合ったものもあると思うが、基本的に、エサは、マメに交換する事が、一番の釣果を上げるコツと言える。適度な間隔で、エサ交換をする事が、魚を引きつけ、入れ食いを持続する秘訣で、私の場合は、
20分に一回くらいは行っている。また、サシエサは、ハリに差した後、半分程度、ハサミでカットして、小さくし、サシの体液を出すことで、集魚効果と、ハリ掛かり率をアップさせる。また、エサは、どんなものであれ、ハリ先がきちんと出るように差す事が重要。

特に、食い渋りの場合は、ほんのわずか、小さくエサがついている程度の方が良いケースが多く、小さいラビットでも、三分の二くらい切り捨てるほど小さくする。当然ハリも小さくする。また、逆に大きなエサが有効の場合もある。朝一、まだ、うすくらい時間などは、デカイエサ(モロコシ虫)などを半分にカットして使うのも、アピール力があり、集魚効果が期待できる。

基本的には、エサは、マメに交換する方が良く釣れるが、例外もあるからちょっとややこしい!!。使っているエサがサシや、アカムシにかかわらず、ある程度、交換せずに、つけっぱなし状態で、エサの中身が出て、皮状になったものが良く釣れるケースもある。考えてみれば、サシなどは、ワカサギは、常食しているエサではない。私の考える限り、サシや、アカムシの中身の無くなった、スケスケの皮状のエサの方が、常食しているプランクトンに近い状態に見えるのかも知れない。むしろ、こちらの方が自然なのかもしれない・・・・・・エサなしのカラバリ仕掛けの方がよく釣れるケースがあるが、魚からしてみれば、エサを食べるのより、ごく自然なことと言えるのだ。




 

 




 

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