ワカサギ釣りボート釣りのポイント選びとは、どんなもの??
レンタルボートによる、ワカサギ釣りの場合、やはりポイント選定が重要になる。人気釣り場であれば、実績のあるポイントなどの情報は、入手できると思うが、手前船頭の釣りなので、ポイント判断をするには、やはり、魚探は、必需品と言える。ワカサギは、同じ釣り場でも、時期によって釣れる水深(タナ)が変化する場合が多い。ワカサギのタナの変化は、天気、水温、酸素濃度などの影響もあると思うが、ワカサギを捕食している、エサによる影響が大きいと言える。夏から秋の水温上昇期は、プランクトンなどが豊富で、比較的、浅場や、水面付近で活発にエサを捕食しながら、泳ぎまわり、冬になると湖のプランクトンも減り、ワカサギは、岸よりの水草の近くや浅場の底に棲むユスリカの幼虫などを捕食します。夜間、魚が寝ている間はミジンコ類の活動が活発で、ワカサギ達は未明から起き出して群れを作り浅場のプランクトンを捕食していると思われます。太陽が昇るとプランクトンは底の方へ移動しますのでワカサギは回遊しながら深場へと移動するため、朝は、浅場、日中は、深場にポイントを選定するのが、基本とされています。
まずは、その釣り場の時期にあった水深のポイントを選ぶ事が重要で、魚探を駆使することは、魚群を発見する事は、もちろんだが、水深を把握する事がかかせない。
魚探で水深をチェックしながら、魚群をキャッチして、ポイントを選定するためのコツは、まず、地形変化があります。湖底の、カケアガリや、馬の背となる、変化地点などは魚が回遊してくる可能性も高く、ポイントを見つける、判断材料になります。また、魚群の反応が濃い場所を選ぶのは、もちろんだが、ボート釣りの場合は、比較的、小さい反応でも、底付近にある魚影を狙う方が、安定して釣れるケースが多い。大きな群れでも、中層の群れは、足が速く、魚が、直ぐに動いてしまうケースが多いため、注意が必要と言える。ただし、ワカサギは、回遊魚でもあるため、魚探に反応がないからといって直ぐにポイントを移動するのは考えもので、一度釣れた場所は、再び、群れが入ってくるケースもあるので、魚を追いかける様な、頻繁なポイント移動ばかりでは、釣果に結びつかないケースが多いため、じっくり待つ事も需要。
最初のポイント選びや、ポイント移動の際のアンカーリングは、水深の浅い釣り場などは、ポイントに近づく際は、魚に警戒されず、散らさないためにも、出来れば、船外機などの音も考慮して、出来るだけ、低速にするか、オールを使って手漕ぎで、静かにポイントにアプローチした方が良い。魚探に反応のあった場所に船首を風上にしてすばやくアンカーリングを行う。釣り場によっては、ポイントにあらかじめ、ロープは張ってある釣り場もある。(群馬の丹生湖、鳴沢湖、鮎川湖など)、
榛名湖や、赤城大沼は、アンカーを使った釣りになる。
アンカーのロープは、水深より、少し長め(50センチ程度)緩めた状態で固定すると、風が出た場合に、船が流されにくくなる。
ポイント選びは、初心者にとっては、難しいと言えるが、釣り場によっては、前日の釣果がどこで、良かったとか、的確に、釣り人の情報をチェックして、翌日の釣行者に役立てる事をしている釣り場もあるし、ボート店によっては、あらかじめ、魚探で、魚群を探し、ポイントにブイを付けてくれる釣り場もある。
最近は、GPSを使って、実績ポイントをマークし、データをとったりしている人もいるくらいだが、自然相手なので、その年の、水温、水量、濁りなどで、毎年、必ず釣れるポイントなんて存在しないと言えるのも事実。
結論的には、歴史のある釣り場なら、だいたいの実績ポイントができており、その釣り場に通う事で、把握していく事が一番ではないかと思う。
経験と、魚探などの機器を併用することで、さらなる、確実性の高い、ポイント選びが可能になる。