連日の震災報道で落ち着かない毎日ですね。静岡の街中でも、東京電力管轄外なのに節電しているお店が多く、立ち寄ったお店のほとんどがレジ横に募金箱を置いていました。
街頭では大学生ぐらいの若い子たちがあちこちで募金活動をしていました。私は阪神淡路大震災のとき、駅で若い子から差し出された募金箱に、ちょうど手に持っていた切符の釣り銭を入れようとしたら、「1000円以上でお願いします」と言われ、あわてて財布から1000円札を取り出して入れたんですが、後になってどうも腑に落ちなくて(苦笑)・・・もちろん街頭募金活動をしている人のほとんどは真面目で一生懸命やっていると思いますが、私自身はそれ以来、義援金はしかるべき窓口でやっています。
今日は少し気分を変えて、久しぶりのしずおか地酒サロンのご案内です。しずおか地酒研究会では、静岡県清酒鑑評会審査員の松崎晴雄さん(日本酒ジャーナリスト)に、鑑評会審査の模様や全国の鑑評会の傾向等、今年の新酒についてあれこれうかがうサロンを毎年開催しており、3月の声を聞くと「今年はいつ?」と会員さんからせっつかれる恒例サロンになってます。
いつもは県清酒鑑評会一般公開の日に松崎さんが来静されるタイミングで開催しますが、今年の一般公開(23日)はあいにく松崎さんの都合がつかず、1週間後の30日夜の開催となりました。・・・被災地や計画停電でご苦労されている酒縁者のことを考えると、今週来週はお酒をせいせい飲むという気分にもなれないし、1週間ずれたのは多少の気休めになったかな・・・。
当日は、今年の県知事賞(吟醸の部)の『正雪』蔵元・望月正隆さんにも来ていただいて、今年の仕込みについてあれこれうかがおうと思っています。県知事賞(純米の部)の『磯自慢』蔵元・寺岡洋司さんからは、この日のためにスペシャルな新酒を試飲用にご提供いただけることになってます。
会場は、先月取材をし、先のブログでも紹介した『第二金座ビル・ボタニカ』カフェ。オーナー下山さんと取材後にメールのやり取りをするうちに、「面白そうな会をやってますね」と言われ、「だったらボタニカでやらせてもらえませんか?」と打診したところ、二つ返事で快諾していただきました。
先のブログ記事では、老舗カフェ『ダイナ』が復活すると紹介しましたが、その後、復活話がご破算になってしまったそうで、カフェ自体はボタニカさんの自主運営になるようですが、静岡でも新しい“アーティスト長屋”的シェアオフィスにふさわしい、ボタニカらしいお店になるのでは?と期待もしています!
第37回しずおか地酒サロン~松崎晴雄さんの2011静岡県清酒鑑評会うらばなし&県知事賞『正雪』蔵元に聞く
◆日時 3月30日(水) 18時30分~21時頃
◆場所 第二金座ビル・ボタニカ(静岡市葵区研屋町28 TEL 054-254-8401) 本通り日本銀行静岡支店西隣を北へ。詳細はこちら
◆講 師 松崎晴雄さん(日本酒研究家・静岡県清酒鑑評会審査員)
◆ゲスト 望月正隆さん(『正雪』神沢川酒造場社長)
◆会 費 4000円(酒・食事・講師謝礼代)
◆定 員 20名(お早めにどうぞ)
◆問合せ・申込 鈴木真弓まで msj@quartz.ocn.ne.jp
なお、『正雪』の杜氏・山影純悦さん、『磯自慢』の杜氏・多田信男さんの故郷である岩手県ならびに、地酒研で松崎さんにご案内していただいたこともある宮城県の酒蔵の一日も早い復興を願って、当日義援金を募り、日本赤十字社に託します。参加予定のみなさま、よろしくお願いします。