引き続き『龍村式指ヨガ』のお話。今日はお疲れポイント別に紹介します。
◆目の疲れ→中指の爪の周囲
パソコンワークの職業病でもある疲れ目。『指ヨガ』では中指の第一関節から上、指紋のある部分が〈顔〉にあたります。目のツボは爪の周辺部分。反対の手の親指と人差し指ではさみ、少しずつ場所を移動しながら指圧します。痛いところがあったらとくに念入りに。同業者のみなさん、目薬よりも簡単にケアできますよ!
◆首筋のコリ→中指の先端
たいした脳みそもない私の頭ですが、疲れが溜まるといつも重~くなって、それを支える首がホントにつらくなります。首に相当するのは中指の第一関節から第二関節の間。全周囲をぐりぐり回したり上下にさすったりします。手の甲側から押さえて指の右側が痛ければ、首の右から右肩にかけてがこっている証拠。よくもんだりこすったりしてあげてください。
◆肩のコリ→真ん中の三本指の付け根
私が一番効果を実感するのがこの指圧!
肩コリは、手の甲側の、中指の左右の付け根、人差し指と薬指の境界あたりがツボです。骨の隙間にそって手首のほう~指の付け根を往復しながら指圧しましょう。人差し指と薬指を回したりそらしたりすると、肩回しの代わりになります。気の流れがよくなるんですね。
◆腰の痛み→手の甲の下半分~手首
手の甲の真ん中から手首にかけての部分が腰に相当します。腰の真ん中(背骨に近い部分)が痛いときは、中指の骨のミゾあたりを。腰の外側が痛いときは、親指と人差し指、薬指と小指の骨の根元あたりを念入りにさすりましょう。押して痛いところがコッている部分なので、より重点的に。
◆膝の痛み→親指の付け根
親指の付け根の部分を指圧します。右手は右膝に、左手は左膝に相当します。膝の痛みは腰痛ケアとセットで行うと効果的です。
いずれも、指圧する前には手をブラブラ、リラックスさせてから。指圧中は腹式呼吸をしながらやると、気の流れがよくなり、より効果が上がります。ぜひお試しを!