杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

陶芸家と酒匠夫妻のチャリティー展示会

2011-07-26 09:29:37 | アート・文化

 前回記事のとおり、今週末30日には蔵元と陶芸家のチャリティーコラボイベントがありますが、先週17日(日)には、一足先にこちらで紹介したチャリティー展示会に行ってきました。

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 当ブログでも何度か紹介した伊豆の国市(旧大仁町)三福の山裾にある座禅堂・福厳院の安陪均さん&絹子さん(前回記事はこちら)。

 7月31日(日)まで、安陪さん&伊豆で創作活動中の陶芸作家のみなさんが作品を持ち寄り、売り上げの一部を東日本の被災地へImgp4656
送る活動をされています。

 

 5月に案内をいただいたとき、すぐにでも行きたかったのですが、お誘いした方々の都合をあわせるうちに、なんやかんやでギリギリになってしまいました。

 

 

 

 

 

 ・・・その代わり、料理人でもあるご夫婦がお住まいの藁ぶき屋根の母屋・無畏庵でふるまう盛夏らしい季節料理を、たっぷり味わえました。Imgp4657

 

 安陪夫妻はアンティークガラスのコレクターでもあり、涼しげな料理を、オークションものの由緒あるガラス食器でふるまってくださいImgp4658ました(食器の由来をうかがったんですが、料理に感動してしまって忘れてしまいました、ごめんなさい)。

 

 

 押し鮨は安陪さんご自慢の大皿にこんな感じで大胆盛り付け。静岡県の女性酒匠第一号である絹子さんがセレクトしてくれた「白隠正宗」と「英君」を、安陪さんの盃でしみじみ味わいました。真夏の昼間の冷酒・・・ききますね~

 

 

 食後に、作品展示会場になっている座禅堂でコーヒーをいただきながら、じっくり鑑賞しました。茶碗、カップ、皿、花瓶等など、自分にも手の届きそうな価格が揃っていて、ホッとした(苦笑)。売り上げの半額を義援金にされるとうかがい、一目で気に入ったこちらの安陪さん作のImgp4661_2
三島茶碗を購入しました。

 

 

 

 

 

 春は桜、夏は緑、秋は紅葉と、茅葺屋根の母屋Imgp4659の周囲は季節の色彩が満ち溢れていました。こういう環境でスローライフを実践する安陪夫妻。
 暮らしぶりは実に質素ですが、財力とは別次元の豊かさをお二人の笑顔から感じます・・・。

 

 作家のお仲間たちとのコラボ展示会は今月末までですが(こちらを再チェック)、安陪さんの作品ならびに創作料理はいつでも味わえます(要予約)ので、ぜひごひいきに!