昨日25日(土)、藤枝市文化センターで『夏版!酒と匠の文化祭Ⅲ』を無事、開催しました。8月最後の週末でお忙しい方も多かったと思いますが、予想以上に多くの方に来ていただき、楽しい楽しい“オトナの文化祭”になりました。開催に向けて多大なご協力をくださった方々、ご来場のみなさまに心より感謝申し上げます。
藤枝市文化センターのメイン会場(大ホール)では、この日、福島復興支援イベント『OMOIYARI for フクシマ』が開催され、ステージショー、福島と藤枝の旨いもの&地酒ブースが並び、11時開場直後から多くの市民の方が集まりました。ご当地戦隊ヒーロー・Fレンジャー、今流行りの子どもたちのダンスパフォーマンス、インディーズバンドのコンサートな
ど楽しいプログラムが展開されました。
一方、我々がお借りした小ホールでは、地酒バー・イーハトーヴォの後藤英和さんが日本酒カクテルバーを開店。11時開場直後から酒徒たちが三々五々集まってきます。初亀さんからこの秋発売予定の『秋上がり』を特別提供いただきました。
ほか、用意したのは『初亀純米大吟醸・亀』『喜久醉純米大吟醸』『志太泉開龍』『杉錦生酛特別純米』『磯自慢別撰本醸造』『若竹・鬼乙女』。
暑いこの時期、アルコール度数を薄めてすっきりスイスイ呑めるよう、後藤さんが日本酒カクテルのレシピをたくさん用意してくださったのですが、酒徒のみなさん
はほぼ全員、ストレートで呑んでました(苦笑)。
会議室用の事務机と折りたたみ椅子を並べただけの地味~なバーですが(笑)、大ホールで調達したおつまみや喜多方ラーメン等を持ちこんで、どっかり座って動かず、すべての銘柄を制覇する酒徒たちも。若い人が多く来てくれたのが嬉しかったですね!!
ちなみにこちらが後藤さん考案のカクテルレシピ。合わせる量はお好みで、いろいろ試してみてください。
●SAKE・ライム/ロックアイス+日本酒+ライムジュース
●SAKE・ロック/ロックアイス+どぶろく
●ドブ・ハイ/どぶろく+ソーダ
●SAKE・リッキー/日本酒+ライムジュース+ソーダ
●SAKE・トニック/日本酒+トニックウォーター
●SAKE・フィズ/日本酒+レモンジュース+サイダー
●SAKE・バック/日本酒+レモンジュース+ジンジャーエール
●SAKE・カルピス/日本酒+カルピス+ソーダ
●SAKE・オレンジ/日本酒+オレンジジュース
●SAKE・アップル/日本酒+アップルジュース
●SAKE・ピーチ/日本酒+モモの果肉(みじんぎり)
●SAKE・梅ハイ/日本酒+梅酒+ソーダまたはサイダー
●酒茶漬け/水洗いした冷や飯に好みの具(鮭・梅・塩から等)をのせ、キンキンに冷やした酒を注ぐ。
●酒しゃぶ/出汁のかわりに酒で肉・魚・野菜をしゃぶしゃぶする。沸騰させてアルコールを飛ばす。
私はこの中で、日本酒をレモンジュースとジンジャーエールで割った「SAKEバック」をいただきました。とっても呑みやすくて爽快で、これなら日本酒が苦手という女子たちにも薦められる!と思いました。
『吟醸王国しずおかパイロット版』は11時30分、12時40分、17時30分の3回上映。國本良博さんの『酒と命の朗読会』は15時から1時間余り。いずれもお客様には、映像や朗読に登場する酒蔵の酒を呑みながら鑑賞していただきました。
國本さんの朗読会には、初亀、喜久醉の蔵元も駆けつけてくれました。「朗読に登場する蔵元さんと、書いたスズキさんの目の前で國本さんが読んで、その酒を呑みながら聴くってものすごい体験です・・・!」と興奮した参加者もいて、とても嬉しくなりました。そういう愉しみ方が出来るのが地酒の良さなんですよってお返事しました。
初亀の橋本社長は発売前の貴重な酒を試飲用に提供してくださり、喜久醉の青島専務は終了後にスタッフ慰労会を催してくださいました。本当にありがとうございました。
酒の味わいをストレートに愉しむ、アルコール度をおさえて呑みやすくする、映像や朗読で理解する、そして造り手・売り手・呑み手が直接語らう・・・地酒の魅力を共有する方法はいろいろあります。微力ながら、これからもいろいろな方法で、柔軟に発信していこうと思います。
そして、少しでも映画完成に近づけるよう、協賛者の獲得に努め、これまで支援してくださった方々のご恩に報いたいと思っています。本当にありがとうございました。