含満の淵よりバス停「裏みの滝入り口」から更に進むと一般車の駐車場があります。
そこから急な上りが約400m続きます。
黄葉した木立の間から滝が流れ落ちています。
あっちこちから滝が流れ落ち本当に水量が豊富と言った感じです。
最後はこんな感じの歩道が造られていて快適です。
芭蕉の時代はどんな感じで滝まで行ったのでしょうか。
ついに来ました裏見の滝です。
もう少しアップにしました。
芭蕉は下からの岩と上からの岩がV字型になっている中間の道によじ登り水浸しになりながら滝を裏から見たのでしょうか。
すごい根性です。
明治35年9月の風水害で落ち口が崩れ、昔に比べて滝の裏が狭くなって現在は通行禁止みたいです。
もっとも金くれると言ってもご隠居は行きません。ぜんぜん根性のない人です。
さあ日も少し落ちてきました。引き返して東照宮に早く行きましょう。
大猷院(たいゆういん)常行堂。
西参道口に戻りました。この先が大猷院です。右側正面が二荒山神社、そしてさらに右の参道を歩いて行くと東照宮です。
ちょっと暗くなりました。
小学生の一団が仁王門を目指しています。あとをついて行きましょう。
仁王門。
大猷院廟は徳川三代将軍家光公の廟所で公は1651年4月20日薨ぜられ、後光明天皇から「大猷院」の法号を勅賜せられました。
水盤舎
二天門は残念ながら工事中でした。
とにかく境内には世界遺産委登録された国宝、重要文化財が22件もあります。
さらに階段を登ります。日本の観光地はどこも階段です。
眺めの良い場所に出ました。秋の静かなたたずまいです。
夜叉門です。四体の夜叉が霊廟を守っています。
現場で写真を撮ってモニターを見ていた時にはもう少し明るく撮れていたと思っていましたが自分でもイライラするほど暗いですね。
家康公の東照宮に遠慮して彩色や彫刻が控えめになっているそうですがそれでも綺麗です。
鼓楼
夜叉門の門番は夜叉です。
ケン陀羅(けんだら・白色)ケンは牛に建と書きます。
夜叉は古代インドの鬼神です。
烏摩勒迦(うまろきゃ・青)膝が白い象になっていて膝小僧の語源とか。
境内には315基の灯篭があります。
唐門。
更には拝殿の中に入り説明を聞いて出てきて左側に行くと皇嘉門(こうかもん)がありますがあわてていたので見逃しました。
その先に徳川家光公の墓所がありますが入れません。
皇嘉門は入場券にあった写真で代用します。これが一番綺麗でしたね。
写真が上手に撮れていないので、やる気が無くなったのでこれで終わります。
次の東照宮もパァとしないので期待しないでください。今になって失敗の原因が分かりました。
また5月の若葉の美しくなった頃の昼間に行きたいと思います。
日光(後半部分)
廿余丁山を登って滝有。
岩洞の頂より飛流して百尺、千岩の碧潭(へきたん)に落ちたり。
(百尺、千岩の重畳するまっさおな深淵に(滝壺)に落ちている、李白の詩に飛流直下三千尺・・・というのがあるそうです)
岩窟に身をひそめ入り、滝の裏よりみれば、うらみの滝と申伝え侍るなり。
(滝の裏側から見るので裏見の滝と申し伝えているのです)
暫時は(しばらくは) 滝に籠るや(こもるや) 夏(げ)の初(はじめ)
こうしてしばらく洞窟にこもり、滝の放つ冷気にふれると夏の荒行に挑む修行僧のように身も心も引き締まる。