ななきたのご隠居~野崎 幸治

千葉市美浜区で行政書士をしています。
地元では「ななきた(磯辺7丁目北自治会)のご隠居」と言われています。

豊橋の旅(豊川稲荷)

2016年03月28日 | 旅行

さて夕方になって豊橋駅に着きました。

まだ千葉に帰るのはもったいないので豊川稲荷に行ってみました。

ついでじゃないですよ。豊川稲荷は商売繁盛の神様です。お金がじゃんじゃん入るように最初から参拝の計画は入れてありました。順番が違っただけです。

名古屋鉄道の豊川稲荷駅です。

豊橋駅からはJR飯田線(運賃210円)か名古屋鉄道(400円)を利用していきます。

駅が隣り合わせにあるのに(豊橋駅も豊川稲荷駅も)運賃がずいぶん違うなと思いましたが名鉄はまだ乗車したことがなかったので名古屋鉄道で行きました。

名鉄本線から国府駅で名古屋からの急行に乗り換えます。国府~豊川稲荷(7.2km)は名鉄豊川線です。

豊橋駅から乗車すると少し遠回りの感じで名鉄は名古屋方面から来る参拝客に便利なようです。

総門

運賃のことでゴチャゴチャ小さなこと言っていたら本格的に雨になりました。

旅先で雨に降られるのは久しぶりです。

総門から反対を見ると参道になっています。(大通りから来ました)

時間の関係で昼抜きで来たのでちょっと参拝前に何か食べましょう。

腹が減っていたのではゆっくりお願い事が出来ません。

やっぱり名物いなり寿しですね。

いなり寿しは豊川稲荷の門前町が発祥の地らしい。わさびが入っていたのがピリッとして美味しかった。

豊川稲荷うどん。

鐘楼堂。レンズに雨が当たっています。

昔から日本人は狐を神聖視して来ました。

狐は穀物を食い荒らすネズミを捕食し、狐の色や尻尾の形が実った稲穂に似ていることからです。元々は農業の神様です。

TPP交渉でもアメリカ通商代表に

「お宅の国でもお稲荷さんを祀るとカルフォルニア米がたくさん取れますよ」と教えてあげれば

「ミスター甘利がいいことサポートしてくれたのでジャパンの米の関税は少し高くしてあげよう」

と言ってくれたかも。

鳥居の向こうに本殿が見えてきました。広い。

日は暮れてくるし雨は降るし人影まばらで寂しい。

金儲けのお願いに来てバカずらして歩いていて狐に騙されないようにしよう。

本殿

約570年前の室町時代に創建された曹洞宗の古刹で、正式には豊川閣妙厳寺というれっきとしたお寺です。

境内に祀られている鎮守・護法の善神である豊川ダキニ真天(豊川稲荷)からお稲荷様と言われているそうです。

三大稲荷というと豊川稲荷とあとは諸説があって文句が来るといけないけど

伏見稲荷と祐徳稲荷という説があります。全国に有名なお稲荷さんは沢山ありますので決めるのは難しいでしょう。

右側の難しい漢字が豊川ダキニ真天と読みます。

それでは参拝しましょう。

ちょっと食べてきましたが酒は飲んでいないのでまじめにお参りしています。

どうぞ死ぬまで金が儲かりますように!!!

昔から営業戦略はありません。いつも神頼み、風まかせです。ご隠居は心地よい風が好きなのです。

弘法堂

あっちこっちに狐がいます。

霊狐塚

約1000体の狐像がそろっています。

現在は願いが叶った信者が像を献納しています。

薄暗いので不気味ですが昼間明るい時に来てゆっくり見るとそれぞれの表情が豊かなのが分かります。

奥ノ院

広い敷地でもう少しゆっくりしたいところですが豊橋駅に停まる上りの新幹線は少ないのでこの辺で撤収です。

これで豊橋の旅は終了です。

 

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豊橋の旅(潮騒の島)

2016年03月24日 | 旅行

さて三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台になった地、神島に行ってみました。(小説の中では姫島)

神島観光船の高速船で約15分です。

他にお客もなく貸切でした。鳥羽港からの連絡船が主なルートのようです。

伊勢湾フェリーの方が大きくて立派です。当たり前ですね。自動車共用ですから。

神島港の桟橋です。わずか15分でもここは愛知県ではなく三重県です。

愛知県のガイドブックを見ていたら有名なのに掲載されていないのでおかしいなと思いました。

三重県のガイドで探さなくてはいけません。

上陸すると大きな案内というか立派な碑がありました。

そうですね神島は潮騒の島です。人口は500人余りだそうです。

蛸壺がありました。タコ漁が盛んだとか。

歌島の年間漁獲高の八割は蛸であった。11月に始まる蛸の漁期は、春の彼岸にひらく槍烏賊(やりいか)の漁期を前に、すでに終りに近づいていた。

伊勢海が寒いので、太平洋の深みに寒を避けるいわいる落蛸を、壺が待ち構えていて捕える季節が終わったのである。(潮騒から)

島に一つの郵便局です。鳥羽市神島町の郵便番号は517-0001です。休日なのでATMは使えないみたいです。

郵便会社も東京市場に株式上場を果たして意気軒昂と言うところでしょうか。

今後も郵便局の諸君のご健康とご活躍を祈念します。とか心にもないことを言って島巡りに行きましょうか。

郵便局の先の路地を右折します。

時計がありました。かつては唯一この時計が島の時間を刻んでいました。

こういう写真はアリバイになりますね。

ご隠居の知人が殺されたとしてもこの時間に島にいたのだから千葉で殺人事件を起こせるわけがないとかいって容疑者から外されます。

ちょっと2時間ミステリードラマの観すぎかな。

洗濯場 

村の本道のコンクリートの段々を奥さんは白いサンダルで軽い音を立てて下りた。賑やかな笑い声がして、濡れたものをはたく弾みのよい音がきこえて来た

見ると道沿いの小川のほとりで、6,7人の簡単服の女たちが洗濯しているのである。(潮騒から)

さらに階段を山頂方面目指して登ってて行きます。結構きつい。

歌島には眺めの良い場所が二つある。一つは島の頂きちかく、北西に向かって建てられた八代神社である。

ここからは、島がその湾口に位いしている伊勢海の周辺が隈なく見える。北には知多半島が迫り、東から北に渥美半島が延びている。

西には宇治山田から津の四日市にいたる海岸線が隠見している。(潮騒から)

その八代神社を目指します。

八代神社

主人公の新治が祈ります。

神様、どうか海が平穏で漁獲は豊かに、村はますます栄えていきますように!・・・・・・・・それから筋違いのお願いのようですが、いつしかわたしのような者でも、気立てのよい、美しい花嫁が授かりますように!

・・・・・・・たとえば宮田照吉のところへかえって来た娘のような・・・

10円玉を賽銭箱に投げ入れ、更にもうひとつ投げ入れた(潮騒から)

神島灯台がやっと見えてきました。

海の難所である伊良湖水道を見守っています。日本の灯台50選です。

官舎の跡でしょうか?

新治を可愛がってくれた灯台長夫妻の所に魚を届ける場面で初江と偶然に会います。20円のお賽銭の効果は絶大です。

桂由美の「恋人の聖地」のプレートがありました。

愛を誓いプロポーズするのにふさわしい観光スポットとして恋人の聖地30か所の一つだそうです。

笑っちゃいますね。ここまで来るとかなり息が切れるので若いうちにどうぞ。シニアは倉敷のチボリ公園なんかの方が楽そうです。

映画でも小説でも盛り上がる「監的硝」です。

戦時中に旧陸軍が伊良湖から試射弾訓練の着弾点を確認するために建てたそうです。

昭和初期に建造されたものですがもしその後手入れされていないとしたら今でも痛んでいないのにはびっくりポンです。

新治と初江が裸になって暖をとった焚火の跡でしょうか。

・・・・新治が目をさますと、目の前には一向に衰えていない焔があった。焔のむこうに、見なれないおぼろげな形が佇んでいた。新治は夢ではないかと思った。白い肌着を火に乾かして、一人の少女がうつむいて立っている。

肌着をその両手が低いところで支えているので、上半身がすっかり露わである。(潮騒から)

屋上に出てみました。天気が悪い!

さてここからはやっと穏やかな下り坂です。

カルスト地形

石灰岩が風化してできたもので荒々しい風景を醸し出しています。

鳥羽市の指定天然記念物です。

ニワの浜

晴れていれば前面にカルスト地形の白い浜と青い海が素晴らしいでしょうね。

その日も入梅前の、すでには初夏とは言えない烈しい日ざかりの浜に、たき火が焚かれ、煙が南風につれて王子の古墳のほうまで流れている。

ニワの浜は小さな入り江を抱き、入り江はまっすぐに太平洋に臨んでいる。沖には夏雲がそびえ立っている。(潮騒から)

島を一周してやっと神島港が見えてきました。帰りの船の時間もあるので急いで廻ったら結構時間が余りました。

まだ健脚です。と思いたくなりましたが膝がガクガク!

さようなら。神島!

 

小説を読んで、映画を観て、現地を訪ねる。という三点セットは結構楽しいですよ。

泊まるところは温泉なんかじゃなくてもいいのですがお風呂だけはちょっと大きいのがあるといいですよね。

それに近くに地元の美味しいものを食べさせてくれるレストランや食堂があると、なおいいです。

最近ルートインみたいなビジネスホテルでも1階に大浴場なんかがあったりして嬉しい限りです。

 

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豊橋の旅(恋路ヶ浜)

2016年03月21日 | 旅行

天気が悪くなってきました。

道の駅から海岸線に沿って遊歩道(いのりの磯道)を歩いてみました。

サーフインを楽しむ人達は天候は関係ありませんね。

丘の上にあるのは「伊勢湾海上交通センター」

伊良湖水道航路と周辺の船舶の安全を図る施設です。

最近は灯台よりもこういったハイテク機器の方が多いようです。

伊良湖水道の向こうに神島が見えます。

伊良湖岬灯台

晴れていれば海が綺麗なんでしょうけど・・・・・。

「日本の灯台50選」になっています。

思っていたより海ぎわにありました。灯台といえばと半島の丘の上から悠然と光を放っているというイメージがありますね。

さらに歩くと恋人たちの聖地、幸せの鐘というのがありました。

ばかに暗く撮ってしまいました。嫌がらせじゃないですよ。

これじゃお化けのカップルでも出てきそうですね。実際にはもっと景色も良く爽やかな場所なのでぜひ現地へどうぞ。

違った角度からです。

しかしこういった類の場所は各地にありますね。

しばらく休んで見ていたら若い人は少なくて、熟年カップルが車で来て面白半分にカンカン鳴らしていました。

ご隠居も意味もなくカンカン鳴らしてきました。

しあわせの鍵

南京錠に二人の思いを書いて鍵をかけると願いが叶うとか。

もし願いが叶ったあと今度は離婚したくなったら鍵を外しに来るのでしょうか?

さびついていて鍵が開かなくなったら離婚もできなくなるのかな。

恋に盲目の人達にはそんな先のことまで考えていないのでしょう。

小さな親切大きなお世話ってか?

更に伊良湖ビューホテルの方に坂を登って行って、振り返ると恋路ヶ浜が見えてきました。

残念!天気が良ければ素晴らしい夕陽が見えるポイントなのに。

沖の石門

横から見ると太平洋の荒波に浸食された洞窟が見えます。

島崎藤村作詞による「椰子の実」の記念碑がありました。

遠き島から椰子の実が黒潮に乗ってざんぶりこと恋路ヶ浜にやってきたんでしょうか?

今回は写真が良くなくてゴメンナサイ。下の「椰子の実」のビデオの中に綺麗な景色が入っていますよ。

さて明日は天気が心配でしたが三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台になった神島(小説では歌島)に行ってみました。

 

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豊橋の旅(渥美半島菜の花まつり)

2016年03月19日 | 旅行

豊橋駅から渥美半島を縦断して伊良湖岬方面に行ってみます。

駅から直通バスで1時間30分程ですがとりあえず豊橋鉄道で三河田原駅まで乗車しました。

豊橋鉄道渥美線(新豊橋~三河田原駅 18.0km)です。

かつての東急電鉄の車輌です。昔は東京の高級住宅地を走っていましたが現在は3両編成になってしまいました。

編成ごとに車両のカラーが違っていて花のペイントがしてあります。

こちらは菖蒲です。

沿線も菜の花が満開です。

三河田原駅に到着です。

三河田原駅の駅舎はものすごく近代的で駅前ロータリーもよく整備されています。

ここで豊橋から来る伊良湖行きの直通バスに乗るわけです。

菜の花まつりが半島全体で開催されていて現地に来ないと今ひとつよくわかりませんでした。

駅員の人に尋ねると電車が15分に1本ぐらい到着する合間を縫って親切に調べてくれました。

三河田原駅の駅員の皆様ありがとうございました。

そんな訳で無事、伊良湖菜の花ガーデンに到着しました。

ここから伊良湖岬には無料シャトルバスなども出ていて観光気分いっぱいです。

丘の上に見える建物は伊良湖ビューホテルかな。

菜の花の色が良く出ていないですよね。一応露出の補正なんかはやっているんですけれどね。

まだまだ写真の技術が下手です。自分でもあの黄色一色の絨毯のような光景が伝えられないのがもどかしい。

閑散としているようですが左の黄色のテントあたりはかなりの人で賑わっていました。

ちょっと天気が怪しくなってきました。

イベント会場に行くとこういったパフォーマンスが見られます。

近くにいた人が上野公園で見たことあるといってました。

日本全国をわずかな収入で飛んで歩いているのは大変だなと他人事ながら心配しました。

無料バスでフェリー埠頭までやって来ました。

伊勢湾フェリーです。伊勢神宮を参拝して鳥羽港から船でやってくるというのが主力ルートなんでしょうか?

結構頻繁に入出港があります。

道の駅「伊良湖クリスタルボルト」がありました。

最近は何処に行っても道の駅を見かけます。

しかし最初の頃の地元の農産物を売るという熱気みたいなものが無くなってしまったような感じがします。

次は雨が降ってこないうちに伊良湖灯台の方にハイクしましょうかね。

 

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豊橋の旅(路面電車)

2016年03月16日 | 旅行

ご隠居は鉄道ファン(乗り鉄)ですがその中でも路面電車は大好きです。

目の前にレールがありポイントがありそして電停が道の真ん中にこじんまりとあったりするのが好きです。

豊橋駅前を出発する781

豊橋鉄道東田本線(駅前~赤岩口 4.8km) 運動公園線(井原~運動公園前 0.6km)

に一日フリーパスを買って乗車しました。ディズニーランドのウエスタンリバー鉄道みたいにわくわくはしません。

しかし井原電停は日本一の急カーブがあり鉄道ファンにも人気がありますよ。

豊橋駅前電停より出発です。

市役所前電停

どうみても都電の車輌ですね。第二の職場の居心地はどうですか?

さて井原電停に着きました。

運動公園に行く路線と赤岩口への路線の分岐点ですので電車が頻繁に来ます。

交差点の写真の撮りやすい場所に行くと5人ばかりの撮り鉄(鉄道写真を撮るのが好きなファン)老若男性が立派なカメラをもって佇んでいました。

あとから行ったので「こんにちわ」と大きな声で言いましたが全員に無視されました。

しょうがねぇなあ。鉄道ファンというのは不愛想で。

ついでに背の高い青年の隣で「この前で撮ってもいい?」と尋ねたら

だまって頷きました。しょうがねぇなあ。若い人と世間話でもしたかったのに。同じ趣味でしょう。

わが幕張新都心にもこんな車両を走らせてくれたら楽しいんだけどな。

最新型「ほっトラム」です。2008年製。鉄道友の会からローレル賞をいただいてます。

この車輌は急カーブは曲がれません。

美人と同じで外観がいいのは役に立たないのが多いようです。

さて公園口に向かう電車が半径11mの急カーブに進入して来ました。

レールからはずれてこちらに横滑りしてくるのではないかという迫力です。

さて10枚ばかり写真を撮ったので撤収しましょかね。例によって先を急ぎます。

まだ残っている撮り鉄の諸君は(あのじいさん愛想は良かったけど、はんぱ仕事をして何処に行っちまったんだ)と思っているかも。

公園前電停に行ってみましょう。

途中にコメダ珈琲店がありました。

関東地方でも最近は有名になってきました。

喫茶店でモーニングを頼むとゆで卵が出てくるところが多いようですがここが発祥らしいですよ。

ここのモーニングセットはバラエティに富んでいて素晴らしいそうですが夕方なので入るのはやめました。

運動公園前電停。終点。

次は赤岩口電停に行ってみます。

赤岩口電停。終点。

ここが車庫になっているようです。

なにげにこんな風景が好きです。手動なんですよね。

イベント用らしい。3200形

熱々のおでんにカップ酒、ビール、市内をのんびり貸切で走るそうですよ。

今回は鉄道に興味のない人にはつまらなかったですね。

次回は菜の花咲く渥美半島、伊良湖岬まで足を延ばします。ヨロピク。

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豊橋の旅(二川宿)

2016年03月13日 | 旅行

豊橋駅より東海道線の上り(東京方面)に一駅乗って二川駅に着きました。

二川駅

並行して東海道新幹線が二川宿の裏手をビュンビュン走っています。

駅前に丁寧な案内図がありました。

二川宿は東海道五十三次三十三番目の宿場です。

現在でも旧東海道を歩いたりしている人にとっても人気の高い宿場町となっています。

ちょうど本陣でひな祭りをやっているとのことで足を延ばしました。

1月でしたか、NHKの月曜日夜「鶴瓶の家族に乾杯」で二川宿を放送していました。

TVを観ていた時はなんとなく閑散としていましたが今日は土曜日という事もあってかなりの人出です。

各家の軒先には大小の吊るし雛がありました。

あまり豪華なものよりひっそりとしていていいですね。

何となく宿場らしい案内碑です。

本陣資料館にやって来ました。

鶴瓶がここの中庭で結婚式前の試し撮りをしているカップルに会って一緒に写真を撮っていました。

観覧券を買って中に入ってみましょう。

中庭には梅が満開です。

二川宿本陣は文化4年(1807)から明治3年(1830)まで本陣を勤めていた馬場家の建物です。

総建坪233坪です。本陣(大名の宿)は旧東海道筋には2か所しか現存していないといわれています。

かごに乗っていても長距離の旅ではお殿様も疲れたでしょう。

江戸表から豊橋まで新幹線だと約90分です。考えてみれば現代人の生活はお殿様どころか将軍よりもローマ帝国皇帝より便利で豪華な生活をしているようにも思います。

こういったたぐいの人形はどこにもありますね。

それでは息をのむようなひな飾りを見ましょう。

こちらは人形ではありません。実演で雅楽を演奏していました。

こういった雛飾りが主屋、玄関棟、書院棟などに所狭しと置かれていて実際に訪れると豪華さが分かります。

通りは結構自動車が入ってきますがのんびり歩くと商家「駒屋」とか大岩神明宮、常夜燈など見ながら気持ちのよい午後となるでしょう。

ご隠居は例によって先を急ぐのでこの辺で撤収です。

 

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豊橋の旅(とりあえず市内)

2016年03月10日 | 旅行

今回の旅は東京駅8時33分発ひかり505号で出発です。

この列車は新横浜駅を出ると次は豊橋駅なのでこだまより便利です。

しかし東海道新幹線はカラーがみんな同じで味気ないですね。すっきりはしていますがものたりない。

豊橋駅にいつも元気なご隠居は春風と共に9時57分定刻に到着、下車しました。

コンコースに手筒花火のモニュメントがありました。

豊橋名物手筒花火

1メートルほどの竹筒に火薬を詰めてそれを人が抱えながら行う花火です。

吹き上げ式花火で火柱は10mにもなるそうです。豊橋の吉田神社が発祥の地だそうです。

豊橋は中世、吉田と呼ばれていましたが明治維新から豊橋となりました。

現在人口は38万人程度。周辺はトヨタをはじめ自動車産業が盛んでヨーロッパ車の陸揚げ拠点にもなっています。

まあちょっと調べればわかる知識です。

最近は「豊橋カレーうどん」が話題となっています。

器の底から、ごはん、とろろ、カレーうどんの順に入れて豊橋産うずら卵をのせ紅ショウガを添えます。

まだお腹がすいていなかったので食べませんでした。

駅の外に出てみましょう。

環境にやさしい路面電車の走る町です。

豊橋市役所の展望ロビーがエレベーターで無料で入れるという事なので行ってみました。

千葉市役所の展望ロビーと似ていますがおしゃれなイタリアンレストランがありました。

ロビーからの眺めです。

市内中心部。

吉田城の屋根が見えます。そして豊川のながれ。

それでは下に降りてみます。

豊橋公園です。春はサクラが綺麗だそうです。

吉田城の石垣が見えてきました。

吉田城は16世紀後半には大改築が行われて三河支配の重大拠点として機能しました。

そして江戸時代は東海道の防衛拠点として有能な譜代大名が城主となり出世城と言われたそうです。

歴史はネットなどで調べればわかりますので興味のある方はパソコンでどうぞ。

吉田城本丸(鉄櫓)

修理中なので中には入れませんでした。

平成28年3月26日にリニューアルオープンするそうです。

豊川を見下ろす休息場所です。

城下町のデートスポットですかね。城下町はいいですね。

豊橋ハリストス正教会

大正2年に完成したビザンチン様式のロシア正教会です。

八角形の鐘塔は結構素晴らしいなと思いました。

さて次は旧東海道の宿場町の中でも人気の高い二川宿に行きます。

 

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坂田城跡公園梅林

2016年03月03日 | 旅行

横芝光町にある坂田城跡公園の梅林に行ってみました。

横芝光町ってどこだぁ?ごもっともです。

旧横芝町と旧光町が合併したのですがそれでも市になれなかった程のどかな場所です。

房総半島の太平洋岸、もうすこし北上すると銚子市といった場所に位置しています。

県道79号線を入ると小さな看板がありました。

駐車場の前には公園になっていて坂田池が横たわっています。散歩している人や幼稚園児の一団がいるくらいで静かです。

パンフレットの小高い山上が公園になっています。

成田空港に近いので頻繁に旅客機が上空を飛んでいきます。

全日空機がすでに脚を出して着陸体制に入っています。

急な山道の階段を登って行くと木々の間から・・・

梅林が見えてきました。

梅林の後方、杉の木は茶色になるほど花粉をいっぱいつけてみんなを困らせようとしています。

さらに林を通りぬけて奥に行きます。

のどかな空間に出ました。

今年はなんだかんだ言っても暖冬でこの時期としては満開を過ぎているようですね。

でも梅の花のいい匂いは漂っています。

菜の花は完全に終わりです。

どこの梅園でもこのようなお土産が地元のご婦人達の手で販売しています。

 

さて次に多古米で有名な多古町(たこまち)に行ってみました。

構造改善事業のおかげでしょうか、広大な田園で多古米が生産されています。

道の駅「あじさい館」に寄ってみました。

以前は前の栗山川で遊覧船などが出ていましたが止めたのでしょうか。

対岸の遊歩道には6月になるとアジサイが満開になります。

ふれあい市場です。

多古米が売られています。

千葉県の人なら多古米が美味しいという事はみんな知っていますが全国的にはどうなんでしょうか。

1Fレストランで栗山川を見ながらのんびり食事ができます。

房総半島も春近しという感じですが列島全体が春に向かって準備体操をしているんでしょうね。

 おまけ

事務所の外観を塗り替えようと知り合いのペンキ屋さんに依頼しました。

朝8時にはやって来て大きな声で「おはようございます」とあいさつした後すぐにもくもくと下準備に取り掛かっています。

もう70歳はゆうに超えているんですよ。

天気が良くて仕事があって身体を動かすのが楽しいと何も言わなくてもオーラが漂っています。

このような人たちで今までの日本を支えてきたんすね。

ご隠居のところにやってくる保護観察中の少年に

「これから先、どうやって生きていくつもりだい?」と訊くと

「早く年金もらってのんびり暮らしたい」などと時たま言う子供がいます。

「バカか!まだ一銭も年金払わないうちからくだらないこと言ってないで若いうちは躰動かすこと考えなさい」

この先日本がどうなっていくかはわかりませんが怠け者が増えれば日本経済も落ち込み生活が苦しい人が増えるでしょう。

でもそんなこと心配してもしょうがない。彼らが作り出す世の中なのですから。

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3月

2016年03月01日 | 日記

3月になりましたね。確定申告は済ませましたか?

ご隠居は昨年仕事はボチボチだったので早くも申告書を税務署に提出して、わずかばかりの納税も済ましました。

毎年同じことをやっていますが、確定申告が終わるとなぜかホッとして夕方焼き鳥かなんかで一杯やりたくなります。

美浜区役所の敷地に咲いている河津桜です。

ウグイスかなんかがついばんでいると写真教室に持って行けそうですが、こんなこきたない鳥じゃしょうがないですね。

 

ヤマザキパンの春のパン祭りが始まりました。

ネット上のジョークで「日本の三大まつり」とはなんでしょうか?

「東映まんがまつり」「花王ヘアケアまつり」そして「春のパンまつり」だそうです。

このお皿日本の益子とか瀬戸で焼いているのかと思っていたらフランスの地方の町で製作しているみたいです。

1400万枚も作るのでちょっとした特需で町を潤しているそうです。

そういえばモンサンミシェルも訪れる観光客のうち日本人が1/8を占めているそうですがパリのテロ事件以来がっくり日本人が少なくなって困っているそうです。

最近は日本の経済もパッとしませんがけっこう世界各地に影響を与えているんですね。

 

人並みに 偉くもならず 仕事して 「以下同文」の 表彰貰ふ

       (朝日歌壇 徳島県 一宮一郎さんの作品です)

短歌は景色や季節感が浮かぶものが好きですがこの句は読んでいてすぐに共感を覚えました。

この年になると人生平凡なのが一番かなと思います。

どこかの電機会社のようにたいして能力もないのに社内遊泳術にたけた人が何代も社長になるとどんな大会社でもおかしくなって結局は何万人もの従業員を困らせてしまいます。

 

今年は石川啄木生誕130年目にあたるそうです。

満26歳という短い人生の間にたくさんの人々に愛されましたね。

最後の句に

呼吸(いき)すれば 胸の中(うち)にて 鳴る音あり 凩(こがらし)より さびしきその音

井上ひさしの「泣き虫なまいき石川啄木」なんかをを読むと啄木のすさんだ生活が書いてあります。(脚本)

井上ひさしは「道元の冒険」などでは道元禅師のこといろいろ書いてあって道元を信奉するひとにとっては面白くないかもしれません。

版元には文句の手紙や抗議の電話が結構いったでしょうね。

それにしても北原白秋・島崎藤村・竹下夢二など、女の人にだらしなくて3回も結婚、離婚を繰り返して、壮絶な人生を送った人の方が万民に感動させる芸術作品が出来るようですね。

朝起きて顔を洗って今日ものんびりした一日だったらいいなと思いつつ、夕方には三日続けて酒を飲んだから今日はやめておこうといったようなこじんまりとした人生を送っているような人にはいいものは書けません。

 

さすがにこの時期になると陽差しも明るくなって春近しといったかんじです。

昔流行った資生堂のCMソング「マイ・ピュア・レディ」を聴くと女の子のお洒落な春がやってきたなという感じがしますね。

みなさん春を楽しみましょう!

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