ななきたのご隠居~野崎 幸治

千葉市美浜区で行政書士をしています。
地元では「ななきた(磯辺7丁目北自治会)のご隠居」と言われています。

2017大晦日

2017年12月31日 | 日記

2017年も大晦日になりました。

ただいま午前11時。あと13時間で今年も終わります。

ブログを見ている皆さんはどんな一年間だったでしょうか。山高ければ谷深しと言いますがなだらかな丘陵みたいなとしであればいい一年間だったのではないでしょうか。

年末の東京はどうだろうかと先日ぶらりと行ってみました。

雷門の周辺では日本人を探すのが大変なほどの外国人観光客です。

暮れでも本国では用事を済ませてしまった人達でしょうか。

来年は戌年ですね。もっとも一か月もたつとほとんど話題にも上らなくなります。

株式市場では「戌笑う」といって縁起が良いそうですがそれもすぐに忘れてしまいます。

まだ本堂もやる気を出していない感じです。お正月に向けてウォーミングアップ中でしょうか。

線香の煙がやわらかい陽射しにあたって幸せそうな感じを醸し出しています。

来年も平和な一年だといいですね。

スカイツリーも輝いています。

雷門通りを歩くとアサヒビールの「炎のオブジェ」が見えてきました。

舗道を歩いている女性が人力車の男性がお客を勧誘しているのを見て「みんなイケメンだねぇ」と漏らしていました。

ご隠居みたいな見かけの悪いのが車夫をやってもお客は来そうもありませんね。

見かけ悪くても話し上手で物知りなんだぞう。

最も若い時から口は達者でも体力がないからこういうのは儲かっても駄目だな。

1989年に「炎のオブジェ」が完成してついこの間2回目の塗り替え工事が終わって一段と輝きが増しました。

隣のアサヒビールの本社が巨大なジョッキでその泡が飛んでいる風景だとか。

ご隠居もこの近くの押上というところの生まれで高校も向島でわりとこの近所でした。あの頃はアサヒビールの本社もくすんでいました。

これが出来た時はグロテスクな感じもしましたが今やスカイツリー、隅田川、吾妻橋がそれぞれ一体となって落ち着いた風景になりました。

東武鉄道の車輌が隅田川を渡っています。

今年も東武電車で北関東の方面によく旅行をしました。

 

何はともあれ時間は容赦なく過ぎてゆき2018年まであとわずかです。

今日より明日が、そして今年より来年がよりいい年でありますように・・・・・・・。

2017年の「ななきたのご隠居のブログ」は終わります。

 

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2017クリスマス・イブ

2017年12月24日 | 日記

今年も年の暮れとなってきました。

千葉では朝から雲っていて夜半からは雨の予報です。

山下達郎さんの歌みたいにみぞれにはならないでしょう。

忘年会もいくつかこなしてクリスマスの時など家でゆっくりした方がいいと思いますが若い人たちにとってはどうなんでしょうか。

くりぼっちとかいって一人で静かに楽しんでいる人も多いようですね。

ご隠居などはクリスマスの夜も大晦日もただ酔っ払いの夜です。

クリスマスのプレゼントはお父さんが持ってくるなんて知らない年齢の頃の方が幸せかな。

ポインセチアは赤い部分をいつまでもきれいに保つのが難しい。

庭に出たら十月サクラが咲いていました。

どちら様も心温まるイブの夜をお過ごしください

                              (12月24日お昼頃、千葉市花の美術館にて撮影)

 

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僕の細道旅行譚(日光湯元温泉)

2017年12月21日 | 旅行

中禅寺湖から時間の関係で竜頭の滝を省略して戦場ヶ原です。

面積400ha、標高約1300mから1400mにある大きな湿原です。

この時期花は咲いていませんが夏、そして紅葉の真っただ中に来ると素晴らしいですよ。

戦場ヶ原からも男体山が見えます。

山の麓の方がハイキング道になっています。

昔、上野国の二荒山神社(大蛇)と下野国の赤城山神社(大ムカデ)がここで中禅寺湖を巡る領地争いで戦場になったとか。

どっちが勝ったのかな?それにしても領地争いなんて神様というより人間臭い話ですよね。

更に奥へ行きます。湯滝です。

落差50m、もちろんお湯ではなく水が流れ落ちていますが水量が半端じゃないです。

華厳の滝、竜頭の滝とこの湯滝は日光の三大滝といわれていますがそれぞれが違った流れ方をしているので面白い。

右側に階段があって滝の頂上まで行くことができます。

側面から見た湯滝。水の流れが速い。

上部からの写真。ドローンで撮ったらすごい迫力でしょう。

反対側をみると水量の源はこの湯の湖です。なるほど。

国道120号線からは駐車場があって上から滝つぼに下れます。

 

そしてご隠居の大好きな日光湯元温泉です。

木立の間にお洒落なホテルが並び日本の温泉街にありがちな騒々しさはありません。

温泉は硫黄泉ですがそんなに強い刺激臭もなく気持ちがいい。

単純泉だと井戸水に入っているみたいでいやですよね。

この灯篭の先に温泉寺があります。

温泉とお寺、こんなところはは日本的でいいですね。恋のひとつも生まれそう。湯元温泉はガイドには北欧的な感じと書いてありますがどうでしょう。

(ご隠居は北欧は行ったことがありませんが・・・)

木立の間にある温泉寺。

日光山温泉寺。日光輪王寺の別院とのことです。

お寺なのに立ち寄り湯が可能です。

源泉かけ流し。お寺では珍しいですよね。

江戸時代は日光奉行の許可がなければ入れなかったそうです。湯元温泉のホテルで入浴してもここにも寄ってありがたく温泉の感触をつかむといいですね。

ご本尊の薬師如来です。日光の素晴らしい大自然を造ってくださりありがとうございます。

若い頃、夏に来たことを思い出しました。

ホテルで朝食をとり、お弁当を作ってもらいました。

湯の湖の東側の散策路を歩きシャクナゲ群落、湯滝、小田代橋から戦場ヶ原の木道を歩き展望台で男体山の素晴らしさに感激。そして竜頭の滝へ。

帰りはバスで120号線(日光ロマンチック街道)でもどり夕食にビールを飲み温泉に浸かりました。

今は晩秋ですがこの日と同じくいい天気でした。その後も一泊では何回か来ていますが湯元温泉は夏、それも連泊して避暑を楽しむのが最高だとおもいます。

ご隠居は単なる山ん中の温泉で静かに過ごすのは退屈で嫌いですがここだけは格別です。(別に湯元温泉の関係者から利益は受けていませんよ。念のため)

冬はスキー客に譲ります。

湯の湖。静かです。白根山のほうの山は冠雪しています。

さてこれでご隠居の2017年旅の記録は終わりです。

大晦日まであと10日余りになりましたね。

千葉では寒いですが湿度も低くて気持ちよく晴れ渡っています。

何の憂いもなく年末年始を迎えられるように気になることはかたずけておきましょうね。

 

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僕の細道旅行譚(二荒山神社中宮祠)

2017年12月19日 | 旅行

中禅寺湖の遊覧船を下船して昼を済ませて、湖畔を歩きながら二荒山神社中宮祠に行きました。

名前からしても市内の本宮、男体山の頂上にある奥宮の中間地点ということが分かります。

男体山を後ろに控えて強力なパワースポットだそうです。

登拝門。

毎年五月の連休頃になると男体山の開山式がここで行われます。

神主が祝詞をささげ門がおもむろに開いて登山客が男体山を目指します。

男体山は二荒山神社の境内ですから勝手に登ってはいけないのです。

TVのニュースを見ていると列島も初夏から夏に向かって季節が移って行くなと思います。

中宮祠稲荷神社。

お稲荷さんなので商売繁盛の神様かな。

境内からも中禅寺湖が良く見えます。箱根神社の鳥居と芦ノ湖と同じように日本の景色です。

さて次は中禅寺です。

やっぱり男体山が見えます。

中禅寺湖畔歌ケ浜にあり784年勝道上人の創建です。

歌ケ浜は伝説によると天女歌舞を奏した場所だそうです。

ご本尊の十一面観世音菩薩はかつらの木に彫ってあります。

そのかつらの木は現在でも根を張っているそうです。

そこでここを立木観音(坂東札所一八番)とも言われています。

本堂の裏手の長い階段を登って行くと五大堂に出ます。

五大堂は不動明王など五大明王が安置されている御祈祷の道場です。

美しい湖を見ていると本当に天女でも舞い降りそうです。

ちょっと台湾の日月潭に似ているなと思いました。

(東洋の)世界的な観光地は同じ感じがするのでしょうか。

 

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僕の細道旅行譚(中禅寺湖)

2017年12月16日 | 旅行

滝(華厳の滝)を見たら次は湖です。

山岳地帯の国立公園の定番でしょうか。

中禅寺湖です。周囲約25km、一周するには9時間近くかかります。

湖に来たらやっぱり遊覧船に乗りたくなります。

中禅寺温泉の遊覧船乗り場から湖を一周しました。

中禅寺湖には男体山。芦ノ湖には富士山。猪苗代湖には磐梯山。霞ヶ浦には筑波山。

どうして湖の近くには名峰と言われている山々があるのでしょうか。

男体山。あなたが2万年前に噴火してくれたのでこんなに美しい湖が出来たのですね。

雪をかぶった白根山が見えます。

菖蒲ヶ浜の船着き場です。昔男体山と何処かの山が争いになってここが勝負の場所となったが今では菖蒲と名前を変えたそうです。

と船のスピーカーから案内が流れていました。

そんなことより初冬の風の心地よさが素晴らしい。

湖でただ一つの島、上野島(こうずけ)です。

日光を開いた勝道上人が中禅寺湖を発見しましたがこの島に骨の一部が埋葬されているそうです。

八丁出島のあたり。

紅葉のシーズンが始まるとニュースでこの上空からの映像が流れますが綺麗ですよね。

細長い小さな半島のようになっています。

中禅寺(立木観音)が見えてきました。

この後参拝に向かいます。

湖を一周して来てお腹もすいたので湖畔の喫茶店に入りました。

日光と言えば湯葉料理です。昨日ふらふらと入った店で湯葉ラーメンを食べたらおいしくなかった。

良く調べて観光地のレストランには入りたいものですね。

ここでは単なるナポリタンを食べました。普通の味です。馬鹿みたい。

 

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僕の細道旅行譚(華厳の滝)

2017年12月12日 | 旅行

日光国立公園最大のビューポイント、華厳の滝にやって来ました。

中禅寺湖湖畔から華厳の滝に向かうプロムナード。

お土産屋さんに泥棒猿が入って困るというニュースはこの辺でしょうか。

寒いのでそのサルも見当たりません。

ここで入場券を買ってエレベーターで一気に滝まで下ります。

長い地下道を通って滝の正面に出ます。

そういえば茨城県の袋田の滝も長いトンネルを抜けると見事な滝が見えますね。

97mの落差を一気に岸壁に沿って落下します。

日光は四十八滝と言われるぐらい滝が多いそうです。

日光全山の地下に巨大な水がめがあるような感じです。

これが原油だったらすごいだろうと思いますが、こんな素晴らしい景色にはならないので原油なんか外国から買えばいいですよね。

5月の新緑の頃から6月のイワツバメが飛び回るころも素晴らしいとのことです。

ナイアガラの滝なんかに比べると規模からみればおもちゃみたいでしょうがこじんまりとして日本の風景にあっている景色だなと思います。

だからこそ本家のアメリカ人の観光客も多いのではないのでしょうか。

外に出ると男体山です。

夕方になっても外国人が多くて自分も海外旅行に来ているようです。

ご隠居の数少ない海外旅行の体験のひとつカナダに行ったことを思い出しました。

昔々の話です(笑)

ナイアガラの滝へは「霧の乙女」号で遊覧しました。

とにかくスケールは大きい。水に濡れないようにビニールのカッパをくれます。

バンフの町です。正面はサルファマウンテンだったかな。

もちろん現地で買った絵葉書です。当時の旅行のアルバムをひっくり返しても人に見せられるような写真はありませんでした。

最近は写真教室などでお金も使っているので少しは上手になったかな自画自賛です。

これももちろん絵葉書です。ボウ滝。

マリリンモンローの「帰らざる河」の舞台になった川です。宿泊したホテルのすぐ近くだったので見に行って感激しました。

マリリンモンローの甘い声が聞こえるようでした。

レイク・ルィーズ。もちろん絵葉書。

先住民から「小さな魚の湖」と言われています。すごく水が綺麗だったことを思い出しました。

日光より山が岸壁で猛々しいけど緑滴る山もいいですよね。

宿泊したジャスパーパークロッジの庭に鹿の親玉みたいなエルクがふらふらしていました。

ご隠居の写真です。

ジャスパーからバンクーバーまでカナディアン号に乗りました。エドモントン方面から入線です。

鉄道ファンなので車体を見ただけでもわくわくしました。

写真を見ると94年だからもう23年も昔のことです。最近行った人がいたら話でも聞きたいですね。

バンクーバーの町。イートンデパートからロブソンストリート。

トロリーバスに2本のポールがあるのはプラスとマイナスが別々のケーブルになっているからだそうです。

現在はトロリーバスなんて走っているのでしょうか。

それにしてもバンクーバーは素晴らしい町で一年間ぐらい住んでみたいなと思いました。

みんな昔の話です。

横を振り返ると茶店があったりして…やはりここは日本の観光地です。

いろいろ事情があって海外旅行で自宅にいないことはできないのでやっぱり日本がいちばんいいやと負け惜しみを言って終わりです。

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僕の細道旅行譚(明智平)

2017年12月09日 | 旅行

東照宮も見て、今回はいろは坂を登って奥日光に向かいました。

と言っても、実際の旅は日光湯元温泉を朝出て戦場ヶ原、中禅寺湖、と下ってきたので明智平には夕方になってしまいました。

前回リバティで帰ったのにまた夕方から始まるのはおかしいと思われるかもしれないのであえて書きました。

その明智平です。

小さなロープウェイ(16人乗り、乗車時間3分)が明智平駅から展望駅まで運転しています。

昭和8年11月日本では11番目のロープウェイです。そして日本最古のロープウェィと言えば尾鷲にあったそうです。(確かな記憶ではない。興味のある人は調べてみてください)

早速乗ってみましょう

「明智平」と名付けたのは天海大僧正と言われています。

実はこの天海大僧正は明智光秀という説があるそうです。

光秀は織田信長に謀反をおこし山崎の戦のあと比叡山に逃れて名前を天海に変えてその後徳川家康に会いました。

家康は光秀を気に入り相談役として重用しました。

そのが光秀は日光山貫主として日光を訪れた際、自分の名を残したいと考えて眺めの良いこの地を「明智平」と命名したとか。

源義経がジンギスカンになったとか日本人は戦いに負けた武将が結構好きですね。

ロープウェィはすれ違う瞬間がいいんですよね。

音もなく高速でスーっと行ってしまいます。

男体山とロープウェイ。日光の風景です。

展望台からは華厳の滝、男体山、日光市街の素晴らしい景色が見られます。

男体山

昔は日光駅から日光軌道線という路面電車が東照宮の前など通って馬返しという場所まで運行していたそうです。

馬返しからはケーブルカーが明智平まであったそうです。

箱根と日光は大観光地ですが日光には登山電車がないのが淋しいと思います。

華厳の滝まで登山鉄道でも作って欲しい。

そして、そして、遠くから見た華厳の滝です。

滝は近くで見ていると豪快な水しぶき、轟音に圧倒されます。

しかし遠くから見ていると音も聞こえないので淡々と水が流れ景色に溶け込んでいるという感じです。

夕闇が迫っています。

 

おまけ

前回の旅で書くのをを忘れましたが改装された東武下今市駅です。

ホームの向こう側にSLが見えます。

下今市駅は以前は単なる鬼怒川線と日光線の分岐駅でした。

しかしSL大樹が運行されるようになり駅が一新されました。

SL大樹は下今市駅、鬼怒川温泉駅間12.4kmを走ります。

C11形207号機、日立製作所笠戸工場製でかつては北海道を疾走していました。

最近SLの運行は珍しくありませんがその土地、土地の景色と併せて思い出すと記念になるかもしれませんね。

 

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奥の細道旅行譚(仏五左衛門)

2017年12月05日 | 旅行

陽明門を出てすぐ左に鳴龍の薬師堂(本地堂)があります。

こちらも日光では眠り猫同様に大変人気があります。

堂内は撮影禁止です。

境内で購入した冊子の写真を借りました。右下が鳴龍です。

ガイドのお坊さんが鳴龍の下で拍子木をたたいて(顔の部分の下しか響かない)日本語で説明し、次にきれいな英語でガイドしていました。さすが大観光地です。

こちらは寺院です。昔は観光客が勝手に手をたたいたりしていたそうですが誰かが仏様の前で手をたたくやつがあるかこの罰当たり、とクレームがつき拍子木になったそうです。

縦6m、横15mの34枚のヒノキ板がはめ込まれた巨大なヒノキ天井で狩野派の狩野永真安信によって描かれた8mの龍の水墨画です。

 

さて一度外に出て二荒山神社まで戻りました。

二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)は男体山(2486m)をご神体山と仰ぎ山全体が境内と云うからすごい!

日光国立公園の中枢をなし3400haが御神域だそうです。男体山にも勝手に入るな(登山も)ということになっています。

男体山山頂→奥宮

中禅寺湖畔→中宮祠

市内(山内)→御本社   に分かれています。

日光良い縁まつりと云うのが行われていましたが、当面必要ないような子供たちが下りてきました。

日光の巫女「八乙女」さん。歴史ある神社としては前向きですよね。

近年神社女子(神女)にパワースポット、縁結びとして絶大な人気があるそうです。

ご隠居には縁結びは関係ないので興味のある方はご自分で調べてみてください。

願いを込めて結んでいくのかな?カラフルでいいですね。

一日の終わりが近づきホッとしている感じですね。

帰りは私服になって何処かで一杯飲んで行こうかななどと思っているのでしょうか?

さあ夕闇が迫って来てどの神社も拝観時間が終わっています。

さて輪王寺です。はずせないポイントですが・・・・。

ただいま大修理中です。

工事中のカバーにどでかい写真張ってあります。本物写しているみたいです。

神橋まで戻りました。

昼間は有料で渡ることができます。

二荒山神社の建造物です。日本三大奇矯です。

あと二つはどこかな?

山梨県大月市の「猿橋」と山口県の「錦帯橋」です。

上鉢石町付近。(神橋から少し日光駅方面に下った場所)金谷ホテルの売店がある付近。

芭蕉は上鉢石町の宿に泊まった。宿の主人は自ら「わが名は仏五左衛門」と名乗った。

「万事、正直を旨としておりますゆえご安心しておやすみください」と言った。

嵐山光三郎さんの本によると

「むろんこれも芭蕉の作り話である。

前段が神祇(室の八島)でまたつづいて神祇(日光)となるためその間に釈教(仏)を入れる必要があった。

これは連句の歌仙方式である。同じ題が重複されることを避けるため、宿の主人を「仏の五左衛門」と呼んで釈教をはさみ、しかもそれが旅行寸話のような形式になっているところに芭蕉の工夫がある」

曾良の旅日記では単に「日光上鉢石町五左衛門ト云者ノ方に宿」と有りほとけのほの字もでてきません。

日光に夜のとばりが下りてきました。街路灯が優しく感じられます。

くらやみの中に東武日光駅のやわらかい光が見えてきました。

長い長い一日が終わってほっとした気分になります。

帰りは東武鉄道の新型特急「リバティ」に乗りました。

外は真っ暗で車窓は楽しめませんでした。

これで芭蕉が訪ねた日光は終わります。

引き続き後日、いろは坂を登って奥日光に向かいました。

ご隠居が勝手に行く「僕の細道」です。

 

仏五左衛門

三十日、日光の麓に泊まる。あるじのいひけるやう、

「わが名を仏五左衛門といふ。よろづ正直を旨とするゆゑに、ひとはかくは申しはべるまま、一夜の草の枕もうち解けて休みたまえ」という。

いかなる仏の濁世塵土(じょくせじんど)に示現して、かかる桑門の乞食巡礼ごとき人を助けたまふにやと、

(どんな仏様がこの濁り汚れた現世に仮の姿を現して、私どものようなこんな僧形の乞食巡礼同然の者を助けてくださるのかと)

あるじなすことに頃をとどめて見るに、ただ無知無分別にして、正直偏固の者なり。

(主人のすることをよく気をつけてみると何のことはない、無知無分別で、正直一方なだけの男である)

剛毅木訥(ごうきぼくとつ)の仁に近きたぐひ、気稟(きひん)の清質もつとも尊ぶべし。

(「論語」にある剛毅木訥に近い感じでその生きざまの清らかな資質を尊ぶだけです)

 

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12月

2017年12月01日 | 日記

早くも今年も師走になりました。

毎日毎日だらだら生きているので12月ぐらいは一年の締めくくり、少しかたずけたり大掃除でもしようか思います。

しかし月初はそう思っていても20日過ぎると来年もまだまだ生きていそうだからそのうちになどとなります。

皆さんはどうですか。

 

文化祭 フォークダンスで 触れた手よ それが最初の、 それが最後の

 (朝日歌壇 さいたま市 伊達裕子さんの作品)

最近の若い人たちでもフォークダンスなんかやるのでしょうか。

ご隠居の高校生の頃はよく体育祭や文化祭が終わった後、夕やみ迫るころ校庭で大きな輪になって踊りました。

青春の思い出です。学校での大きな二大行事が終わると北風が吹いてきて冬になります。

 

11月23日は大多喜紅葉まつりで出かけようかと思っていましたがあいにくの雨でやめました。

その後土曜日に暇だったのでぶらりと出かけてみました。

何回も来ている大多喜城ですがやっぱり登ってみました。

 

昔の懐かしい写真展みたいのをやっていました。

おじいさんの古時計・・・・歌がありましたね。

ご隠居の家庭は単なるサラリーマン世帯でしたので子供の頃でもこんな立派な時計はありませんでしたが母が時計のねじを巻いていたのを思い出します。

ついでに幸ちゃんの頭のねじも巻いてやろうか、とか言われたりして。

最上階からの眺め。たまに黄色いいすみ鉄道の車輌が走っているのが見えます。

今回は12時ちょっと過ぎの上り、下りが行ったばかりなので当分来ません。

毎年10月に行われる大多喜お城まつりは楽しいですよ。

お城の外では小春日和を楽しんでいる人達がいました。

時間が静かに過ぎていく城下町。

城下町で生まれて、窓からお城の見える高校に通ってそれから都会の風に当たりに出ていきます。

そして年を取ったら城下町に戻って行政書士事務所でも開業するなんていう人生は素晴らしいだろうなと思っています。

生れる場所は親の都合で決まるのでこればかりはどうしようもありませんね。

最近共栄トンネルや農溝の滝など写真スポットとしても有名になりました。

房総丘陵は晴れていれば冬でもぽかぽかして気持ちのよいハイキングが出来ます。

どうぞお正月休みの一日、出かけてみては如何でしょうか。ダイエットもかねて。

まあ、なにはともあれ平成29年もあとわずか。「平成」という時代の幕引きも近いようです。

楽しみましょう。

 

さて11月に紹介した「日の名残り」です。

やっと読み終わりました。最後が特に良かった。

主人公は6日間の旅を終えてドーバー海峡に面したウェイマスにいます。

夕日の美しいといわれている海岸の桟橋のベンチで人生を振り返ります。

有能な執事だったスティーブンスは人生の大部分をダーリントン卿に捧げてきましたが彼もまたナチの協力者として失意のうちに去って行く。

そして彼を恋い慕っていた女中頭の気持ちもわからない程度の鈍感な人間だったということがこの旅で分かります。

夕暮れです。桟橋にあかりがともる。

 

隣に座っていた老人が話かけます。

「あんたの話は理解できない。後ろばかりを向いているから、気が滅入るんだよ。なんだって?昔ほど仕事がうまくできない?みんな同じさ。

いつかは休む時がくるんだよ。わしを見てごらん。引退してから楽しくて仕方がない。そりゃ、あんたもわしも、必ずしも若いとはいえんが、それでも前を向き続けなくちゃいかん」

「人生楽しまなくっちゃ。夕日がいちばんいい。わしはそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方がいちばんいい時間だというよ」

そして主人公は新しくなったアメリカ人の雇用主のためにまた働こうと思います。

 

人生最後までときめいて生きたいなどと贅沢なことは言いません。

せいぜいあまりだらしない格好ではなく、小ぎれいな服装でこじんまりとした趣味を最後まで持ち続けたいなと思います。

この小説はある意味若い人にもお勧めです。若い時は煌めくような時間の中にいるというのを本人は自覚しないまま、つまらなく過ごしてしまことが多いからです。

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