千葉県神崎町の酒蔵まつりに行ってみました。
一年に一度?午前8時発の一本きり、新宿駅発臨時特急「こうざき酒まつり」号が下総神崎駅に到着しました。
うめぇ酒飲むぞと目を輝かせてみんな降りてきました。
普段は乗降客も少ないんでしょうが今日は臨時の職員もでて頑張っています。
歓迎の酒樽です。
駅から会場の酒蔵まで歩くと20分ぐらいです。一汗かいてから美味しい酒を・・・・歩く人たちです。
駅の横を見ると送迎バスがありました。無料です。
歩くのもかったるいのでバスにしました。でも偉いですよね。
小さな町が予算を工面して送迎バスまで仕立てくれて。神様みたい。
財務省の官僚も上のほうばかり見て忖度なんか考えていないでいつも市民の方を見ている役場の人達を見習いなさい。
無料バスということでがぜん意気軒昂になりました。単純。
仁勇蔵まつりの会場に着きました。酒粕の詰め放題の列です。
まずは蔵見学をしてからただ酒でもいただきましょう。
仕込みタンクが並んでいます。
人間が一生かかってもこのタンクの中の酒をどのくらい飲めるのでしょうか。
タンク飲み干す前に糖尿病になっているかも。
原料米選ぶのにも慎重なんでしょうね。
飲んでいる方はこりゃうまい!もう一杯という感じですが・・・
酵母室。
蔵元のおねえさんです。いける口なんでしょうね。
蔵元に勤務していて「アタシ飲めないの」じゃ絵にならない。
タンクの中が覗けます。井戸のように深い。
美味しくなったら軒先に杉玉掲げて教えるからもう少し待っててね。
ゴボゴボゴボ。
何処にも酵母の香りがして気持ちいい。
みんな酒が詰まっていると思うと酒飲みにはたまらない。だいたい酒の嫌いな人は来ていないでしょうから。
日本銀行にでも見学に行って1万円札の入った段ボールがゴロゴロしていたらみんな生唾を飲み込むでしょうか?
酒は嫌いな人がいても1万円札の嫌いな人はあまりいないんじゃないかな。
見学を終えて敷地内に出ました。
3月の下旬と云うのに5月のような心地よい青空が広がっていました。
どこのイベントに行ってもフラダンスってありますね。
酒蔵だから盆踊りか田植え歌のが似合いそうな気もします。
次にもう一軒の蔵元寺田本家に向かいます。
蔵元の裏手にある神崎神社に寄ってみました。
約1360年前の白鳳時代にこの地に鎮座したそうです。
航空、交通、産業守護の神「天鳥船命」(あめのとりふねのみこと)です。
なんじゃもんじゃの木
国の天然記念物指定されている神崎神社境内にあるクスノキ。
お酒好きの人達です。
酒蔵の煉瓦でできた煙突。白い雲。芽を吹きだした森の木々。日本の春です。
町の人総出で会場を盛り上げてくれています。こんな休日の時間を大事にしたいですよね。
神崎町の皆様ありがとうございました。
関東灘 神崎町
この町はかつては関東灘と呼ばれた
酒造りの盛んな町でした。
それはこの地が良質な早場米の産地であり
そして、清らかな地下水に
恵まれていたからでありますが、
更にもう一つ、近くを流れる利根川の
水運を利用して、高瀬舟で江戸の街まで
多くの酒樽を運びやすかったからでもあります。
(仁勇酒まつりを1.5倍!?楽しむ本 より抜粋)