ななきたのご隠居~野崎 幸治

千葉市美浜区で行政書士をしています。
地元では「ななきた(磯辺7丁目北自治会)のご隠居」と言われています。

上野東照宮冬ぼたん展

2015年01月27日 | 日記

寒い日が続いています。

北風に負けず仕事頑張っていますか?

近くの公園に行っても椿の花が咲いているくらいでまだまだ春は遠いという感じです。

寒さが一休みした先日上野公園を散策して来ました。

東照宮ぼたん苑で冬ぼたん展が開催されていたのでぶらりと入ってみました。

まずは右の「ラーメン」の旗の店で500円でラーメンを食べました。

牡丹の原産国は中国だそうです。牡丹は4月から5月が開花期ですが冬ぼたんはこの時期手間暇かけて咲かせるそうですよ。

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花

美しい女性の容姿を花にたとえた言葉ですね。

最近は美人の基準も変わってきたので当てはまらないというか山奥に行ってもこういう女性は棲息していないでしょう。

冬ぼたんの花言葉は高貴とか富貴だそうです。

花がぎゅうとしまっていなくて触るとハラハラと落ちそうなのがいいですよね。

園内には500株以上の牡丹が咲き乱れています。

冬ぼたんと紹介してきましたが厳密には冬牡丹と寒牡丹と2つの種類があるそうです。

興味のある人はネットで調べてみてください

本当に大事に手入れしている感じがひしひしと感じられます。

ロウバイの花が咲いていました。

最近のニュースでは安中を始めとして各地のロウバイが咲き誇っている画像が流れています。

牡丹は奈良時代に中国から薬用植物として伝えられ江戸時代になってから数多くの品種が栽培されました。

朝顔なども江戸時代になってさかんに品種改良がおこなわれたそうで江戸時代になって生活に余裕ができたのでしょう。

最近の若い人は切り花を買わなくなったというニュースが出ていました。生活に余裕がないのかスマホにお金使いすぎているのかちょっと心配ですね。

それにしても牡丹の花ひとつとっても中国とは長い歴史があります。中国とは仲良くやってほしいものです。

昭和55年に日中友好を記念して開園したそうです。

日中友好といえばパンダの方が華々しいですがこちらもなかなかです。

牡丹苑を出て左に行くと東照宮がありました。

神君家康公は金ぴかがお好きなようで。

そのあたり ほのとぬくしや 寒ぼたん   虚子

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南房総の旅(仁右衛門島など)

2015年01月22日 | 旅行

房総半島は太平洋に面した側を外房(東側)東京湾に面した側を内房(西側)といいます。

JR外房線は千葉駅から東側を走り鴨川駅までです。そこから内房線になり半島の先端を通って円を描くように西側を走り蘇我駅までです。

さて鴨川駅で内房線に乗り換えて太海駅(ふとみ)下車、仁右衛門島に行ってみました(上陸した?)

仁右衛門島は約30,000㎡の島で源頼朝や日蓮聖人の伝説で知られています。

平野仁右衛門が一戸だけ住んでいることからこの名前になっています。

手漕ぎの渡し船を10分ほど乗船すると島の桟橋です。

海の色はとてもきれいで澄んでいます。しかし風は冷たい。

売店を通って石段を登っていくとそこかしこに水仙の花が咲いていました。

西側の先端に出ると眺望が開け鴨川のリゾートマンションが良く見えました。

遊歩道に沿って行くと中央部に石垣囲まれた島主の住居が現れます。

1704年に建て直したもので南天の床縁、桑の天井板、手斧削りの帯戸などが使われていて歴史を感じます。

庭の蘇鉄の木をみているとここは房総半島というより沖縄の小さな島にでもいるのではないかと錯覚してしまいます。

実は10年ほど昔、高校時代の友人達とここを訪れています。

島主の自宅のたたずまいも島を吹き抜ける潮風も、大蘇鉄の木もまったく何も変わっていません。

こんなにも変わらない観光地もあるのだとある意味感心しました。

正一位稲荷大明神・源頼朝かくれ穴

1180年石橋山の戦に敗れた源頼朝が安房に逃れてきたときに夜襲をさけて身を隠したという洞窟だそうです。

 

帰りに駅に戻る途中にある太海フラワーセンターに寄ってみました。

島との共通入場券だったのですが植え替えをしている時期のようで閑散としていました。

風穴トンネル

 

普通列車に乗って館山に出てみました。

館山城

里見義頼の築城ですがその後廃城になり昭和になって再築しました。

近くに八犬伝博物館(館山市立博物館分館)があります。

NHKの大河ドラマに里見八犬伝をとの声もあります。

館山湾

洲崎灯台(以前来たたときに撮影したものです。今回は着いたとき暗くなっていました)

灯台は人工物ですが日本の風景に良くあっているなといつも思います。

特に夏に訪れると灯台近くには濃緑の木々が海を覆い隠すように育ち、遠くに群青色の海原が輝いています。

その木々の影になっている海の色がまた神秘的です。

そして真っ白な灯台、木々の葉を通ってくる潮風の気持ちよさ、カモメの鳴き声、蝉のコーラス、これぞ夏休みです。

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南房総の旅(誕生寺と鯛の浦)

2015年01月18日 | 旅行

新年になってから寒い日が続いていますがお元気でしょうか?

関東地方でも春が早く訪れる南房総に行ってきました。

外房線の安房小湊駅に降り立ちました。こちらも北風が強くて早春などと言うには程遠く寒かった。

徒歩15分ぐらいで誕生寺に向かいました。

仁王門の前に足湯がありました(小湊温泉願満の湯)

当ブログでも13年6月に池上本門寺(日蓮聖人ご入滅の霊跡の地)、14年11月には身延山久遠寺(ご修行の地)を紹介しています。

今回、時計の針が逆になってしまいましたが日蓮聖人ご誕生の地である安房小湊を訪ねました。

仁王門

日蓮聖人幼像

小湊には三つの不思議な出来事「三奇端」(さんきずい)が語り継がれています。

◎誕生水

日蓮上人が産声を上げたとき、突然、家の庭先から清水が湧きだしました。

現在は誕生寺境内に清水を祀った石柱があります。

◎蓮華ケ渕

近くの砂浜では時ならぬ蓮華の花が海辺一帯に咲き誇りました。

以来この浜を蓮華ケ渕と呼ばれています。

◎鯛の出現

日蓮聖人の誕生を祝するがごとく海面近くに真鯛が群をなして現れました。

この一帯に生息する鯛は日蓮聖人の化身・分身として尊敬され禁漁になっています。

祖師堂

世界中で宗教に関する紛争が続いています。宗教は人を幸せな気分にさせるものだと思うのですが。

でも「三奇端」  ほっこりした話でいいですね。

境内にちょっぴり梅の花がほころんでいました。

 

それでは鯛の浦の遊覧に向かいましょう。

風は強かったのですが船は出るということで乗船してみました。

30分ばかりのクルージングでした。

海上から見た小湊漁港

船員さんの後ろ姿の鯛を見ても、みんなに大きな鯛を見せてあげたいという気持ちがひしひしと伝わってきます。

大弁天島

船長さんが舳先に出て必死で餌を投げていたらやっと大きなのが出てきました。

写真ではうまく撮れなかったのですが水中にはかなりの鯛が泳いでいました。

海がすごくうねっていたので鯛も機嫌が悪かったのかもしれません。

 

おまけ

千葉市保護司連合会の新年会がありました。

ここでは若手と言われていたご隠居もその地位が怪しくなってきました。

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宗吾霊堂

2015年01月13日 | 日記

新年になっても毎日冷たい風が吹いて寒いですね。

今年も13日がたってしまいましたが仕事の方は調子が出てきたでしょうか。

佐倉まで行く用事があったので宗吾霊堂に立ち寄り参拝して来ました。

仁王門

佐倉宗吾(木内惣五郎)という人をご存知でしょうか。ご隠居も詳しくは知らないので「実説 佐倉宗吾伝」を読んでみました。

大本堂

惣五郎は印旛郡公津村の割元名主でした。江戸時代の正保に入り佐倉領では大飢饉に見舞われました。

それにもかかわらず29種にわたる不当な重税を課して過酷な取り立てをしました。

消費税に県市民税、自動車重量税・・・これは現在でした。そのうち今でも一揆がおこるかもしれませんね。

でも暴力はいけません。不満の決着は選挙で行いましょう。

薬師堂

当時の佐倉藩は堀田正信が治めていましたが江戸での国政が忙しくて国家老の池浦主計に任せていました。

これが間違いで勝手にいろいろ増税しました。商店でも番頭任せにしておくとわけわからなくなるのと同じです。

もっとも戦前の三井財閥みたいに番頭の力量で大きくしたなどという例があるので一概には決めつけられません。

正保2年9月389ヶ村の人々は一丸になり一揆を起こそうとしたのですが惣五郎の慰撫で名主総代に一任ということで事なきを得ました。

惣五郎が日頃から農民たちから信頼を受けていました。

宗吾様御霊廟

しかし国許では如何ともしがたく江戸、堀田家上屋敷に嘆願書を出しましたが却下されました。

次は幕府への上訴を考え公明英才の噂の高い久世大和守に訴えに及びましたがだめでした。

ほとほと困り名主たちは帰国したが惣五郎を始めとして6人が江戸に残りました。

最後は将軍家に直訴するしかないとの結論になりました。

しかし直訴は再び故郷に土を踏むことなどできず死罪です。

だが6人で行動すると目立つので惣五郎が一人で引き受けました。

とにかく家族に後難が及ばぬように且つ諸般の後始末をするために単身こっそり一度帰郷しました。

 

歌舞伎などで有名な雪の甚兵衛の渡しの場(吉高の渡し場)などがあります。

現在でも464号線(宗吾街道)の近くにありますので寄ってみるといいでしょう。印旛沼が大きく広がっています。

 

惣五郎には妻、欽と4人の子供がいたが離縁状を差し渡しその夜のうちに江戸に戻りました。

そして承応元年12月20日訴状を隠し持って東叡山の入り口の前にある三枚橋のほとりに身をひそめ時の来るのを待ちました。

12歳の徳川4代将軍家綱は後見職の保科肥後守正之を側近い従え、行列もおごそかに三枚橋に差しかかった。

惣五郎は脱兎のごとく走り寄って訴状を肥後守の手に収めさせました。惣五郎は直ちに縄を打たれました。

その後 訴えの結果は?妻や子供たちの処分はどうなったか?国家老の役立たずはどうなったか?

 

ご隠居の話が面白かったらこの続きは宗吾霊堂に行って宗吾御一代館にて見聞を広めてくださいね。

宗吾霊堂には京成電車で宗吾参道駅より徒歩10分ぐらいです。霊堂からバスで甚兵衛の渡しにも行けます。水ぬるむ桜の咲く頃行くといいでしょう。

 

いろいろ長々となりましたが宗吾霊堂は義民宗吾様を祀る大本山鳴鐘山東勝寺の管理する仏堂です。

肝心なこと書くの忘れていました。

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西新井の大師さま

2015年01月07日 | 日記

今日は1月7日です。列島も人々が動き始め普通の生活に戻ってきたようです。

ご隠居も今日が仕事始めで美浜区役所内の更生保護サポートセンター(美浜保護司会事務局)に当番で一日詰めていました。もちろんノーギャラです。

久しぶりで一日椅子に座っていたら何となく疲れました。

 

さて先日初詣に西新井大師に行ってきました。厄除けでは東京の人に(墨田、江戸川などの下町の人)人気のあるお寺です。ご隠居も30歳まで東京で生まれて生活してきたので千葉に来ても西新井大師によく初詣に出かけます。

もっとも商売繁昌だったらやっぱり成田山ですね。神社仏閣にも得意な分野があるので一生懸命に立身出世をお願いした後パンフレットを見たら安産子育ての神様(水天宮など)だったというのでは話にならないので気をつけましょうね。

弘法大師が天長の昔、この地に立ち寄り悪疫流行に悩む村人を救わんと護摩祈願をしたら清らかな水が湧き出て病もたちどころに平癒したそうです。その井戸が堂の西側にあったことから西新井という地名になったとか。

西新井大師には東武鉄道スカイツリー線(昔の伊勢崎線)に乗って西新井駅で大師線に乗り換えます。わずか一駅2両編成の電車が行ったり来たりしています。わずか一駅ですが歩くと少し距離があるなという感じです。

   大師前駅

門前、三が日の混雑する時は一方通行の出口となります。

お煎餅やさんお浅香家さん。結構人だかりがしていました。美味しいですよ。

お正月なので賑わっています。

草団子の清水家さん。ものすごい行列ができていました。

平日行くと店の人が味見していってと喚いているぐらいすいています。

この人混みをみていると日本人は信心深いのかなと思ってしまいます。

しかしどこに行っても中国語が飛び交い(台湾の人もいるのでしょうが)中国の人が沢山物を抱えて元気です。

日本近海から珊瑚をごっそり持って行ったのだから沢山物でも買って日本に儲けさせてくれても罰はあたらないよなと思いました。

 

今年もご隠居のブログは老人なので神社仏閣の旅の紹介が多くなりますがご愛読よろしくお願いいたします。

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謹賀新年

2015年01月02日 | 日記

 新年あけましておめでとうございます

列島は寒いお正月となりましたが皆様は気持ちの良い新年を迎えられたでしょうか

当ブログを観ていただいている皆様が今年も和やかな一年であるようにお祈りいたします

    2015年  正月

    ななきたのご隠居  野崎幸治

明治神宮拝殿

南神門

夫婦楠の木

クスノキ

日本の神社に行くと何処でもクスノキ、タブノキ、スダジイなどいわゆる照葉樹林といわれる木々の森が生茂っています。

日本はやっぱり暖流の影響を受けた暖かい国に属しているようです。

今年も北から南、各地を旅したいと思っています。

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