秋田の旅も終わりに近づいてきました。
気持ちの良い海からの風を感じながら南に下ります。
赤神神社五社堂への登山口です。
鬼が築き上げたという999段の石段を登ると見えてくるそうです。
999段ここで上るのはきついので止めました。
JR、大人の休日倶楽部男鹿編で吉永小百合さんをバックに撮影されています。
次はゴジラ岩です。
自然もいい形に作りますね。
半島の南西、潮瀬崎にある岩で、夕焼けになると背景の赤く染まった空にゴジラが火を吹いているシルエットが浮かぶ上がるそうです。
男鹿の観光パンフレットの写真です。
やっぱりプロはうまく撮りますね。
やっと寒風山が見えてきました。
寒風山はおよそ2万年前よりの成層火山(円錐火山)です。安山岩の溶岩で形成され3個の火口が見られます。
それより最近はパラグライダーのメッカだそうです。
大潟村付近です。
ご隠居のつまらない文章より司馬遼太郎さんの街道をゆくからです。
狂言ふうにいえば
これは、はるか遠国方の旅の者でござる。寒風山に登らばやと思い立ってござる。
ということになるだろう。
標高354.7mといった小さな山にすぎないが、平地に立ちはだかって、元気よく空を画している。
寒げでもある。
木という衣装をまとっておらず、日本海の荒波をうけてふるえている。
この山の大いなる長所は、東をむいたときに感じる。
八郎潟の美田が、眼下に見下ろせるのである。
古墳の被葬者である土地の大王が生きていた時代なら、ここは呪術的な国見の行事をしたにちがいない。
さてあさってからは12月、師走ですね。
2018年の11か月間はどんな生きざまだったでしょうか。
何はともあれ風邪などひかぬよう規則正しい生活をしてくださいね。
今年の奥の細道の足跡を訪ねる旅はこれでおしまいです。
来年、ご隠居が元気で生きていたら桜の咲く頃から新潟、金沢、福井そして岐阜まで一気に南下したいと思っています。