SL銀河を下車すると釜石からの出迎えというか花巻に帰る人の見送りというか華やかにご婦人たちがいました。
駅郊外に出ると日曜日というのに閑散としていました。
昼を食べようと思いましたが休みだったり閉じていたりで少し奥の方に行って普通の食堂に入りました。
観光客はあまり駅を経由しないのでしょうか。ただ観光協会の建物は立派でした。
食堂に入ると5人連れの外国人だけでした。チャイニーズ?と聞いたら台湾!高雄だとニコニコしていました。
前に日月潭に行ったことあるけどいい所だよねとか適当なこと言っておいた。日本語結構わかるんですよね。
注文したオムライスが来たら彼女たちがびっくりして「インスタ映えするから写真撮らせて」とか言い出した。
どうやって作るのか教えてくれとおばちゃん引っ張り出して来たりして皆で盛り上がっちゃいました。
外国人の方が旅行するのが上手だなと思いました。遠野のどこを見に行ったのでしょうかね。その後遭遇しなかったけれど。
遠野は早池峰山、石上山、六角牛山に囲まれていて盆地になっているようです。
何処からも静かな山々が見えます。
まずは山崎のコンセイサマに行ってみました。
「山崎のコンセイサマ」のある金勢神社
子宝や豊作を祈願する神様。男性器を形どった自然石で作られた巨大なコンセイ様です。
でもなんだかユーモアがありますね。
ご隠居もここに並んで出したら粗末ですぐに帰りたくなるでしょう。
外にも立派なコンセイ様がありました。
毎年5月5日にコンセイ祭があるそうです。
山口の水車
かつては農産物の脱穀や製粉に地域の共同の使者として使われていましたが今わ観光としてのシンボルです。
のんびりしていて素晴らしい景色だと思いますが日本中こういう景色は多いですよね。
次はカッパ淵です。
遠野の観光でももっとも人気のある場所です。
常堅寺
柳田國男といえば一度ぐらい教科書で読んだことがると思う人もいるでしょう。
この遠野で佐々木喜善と出会い1910年遠野物語を上梓しました。
その後民俗学研究に専念して「日本民俗学の父」と呼ばれました。
人との出会いのきっかけは大事にしたいですね。
全国唯一のカッパの狛犬。
淵の水辺にはカッパの神を祀った小さな祠もたっています。
かっぱを実際に見たという老人の写真もありました。
そんなことに関係なく釣りをしている子供がいた方が面白かった。
次は伝承園
遠野地方の農家のかつての生活様式を再現して伝承行事、昔話、民芸品の制作等も行われています。
国の重要文化財に指定されている曲り家「菊池家住宅」
千体のオシラサマを展示している「御蚕神堂」(おしらどう)です。
桑の棒の先に馬や女性の顔を刻み、中央に穴をあけた布を重ねた着物をまといます。
その昔
農家の娘が飼馬に恋をした、
怒った娘の父親が馬を殺したところが馬と一緒に娘も天に昇り
オシラサマになった。
オシラサマは農業の神様、馬の神様
あるいは蚕の神様だとも言われています。
最後に駅の近くの遠野城下町資料館に行きましたがたいしたことありませんでした。
時間があれば「南部曲り家千葉家」や五百羅漢に行ってみたかった。