ななきたのご隠居~野崎 幸治

千葉市美浜区で行政書士をしています。
地元では「ななきた(磯辺7丁目北自治会)のご隠居」と言われています。

僕の細道旅行譚(遠野物語)

2018年06月28日 | 旅行

SL銀河を下車すると釜石からの出迎えというか花巻に帰る人の見送りというか華やかにご婦人たちがいました。

駅郊外に出ると日曜日というのに閑散としていました。

昼を食べようと思いましたが休みだったり閉じていたりで少し奥の方に行って普通の食堂に入りました。

観光客はあまり駅を経由しないのでしょうか。ただ観光協会の建物は立派でした。

食堂に入ると5人連れの外国人だけでした。チャイニーズ?と聞いたら台湾!高雄だとニコニコしていました。

前に日月潭に行ったことあるけどいい所だよねとか適当なこと言っておいた。日本語結構わかるんですよね。

注文したオムライスが来たら彼女たちがびっくりして「インスタ映えするから写真撮らせて」とか言い出した。

どうやって作るのか教えてくれとおばちゃん引っ張り出して来たりして皆で盛り上がっちゃいました。

外国人の方が旅行するのが上手だなと思いました。遠野のどこを見に行ったのでしょうかね。その後遭遇しなかったけれど。

遠野は早池峰山、石上山、六角牛山に囲まれていて盆地になっているようです。

何処からも静かな山々が見えます。

まずは山崎のコンセイサマに行ってみました。

「山崎のコンセイサマ」のある金勢神社

子宝や豊作を祈願する神様。男性器を形どった自然石で作られた巨大なコンセイ様です。

でもなんだかユーモアがありますね。

ご隠居もここに並んで出したら粗末ですぐに帰りたくなるでしょう。

外にも立派なコンセイ様がありました。

毎年5月5日にコンセイ祭があるそうです。

山口の水車

かつては農産物の脱穀や製粉に地域の共同の使者として使われていましたが今わ観光としてのシンボルです。

のんびりしていて素晴らしい景色だと思いますが日本中こういう景色は多いですよね。

次はカッパ淵です。

遠野の観光でももっとも人気のある場所です。

常堅寺

柳田國男といえば一度ぐらい教科書で読んだことがると思う人もいるでしょう。

この遠野で佐々木喜善と出会い1910年遠野物語を上梓しました。

その後民俗学研究に専念して「日本民俗学の父」と呼ばれました。

人との出会いのきっかけは大事にしたいですね。

全国唯一のカッパの狛犬。

淵の水辺にはカッパの神を祀った小さな祠もたっています。

かっぱを実際に見たという老人の写真もありました。

そんなことに関係なく釣りをしている子供がいた方が面白かった。

次は伝承園

遠野地方の農家のかつての生活様式を再現して伝承行事、昔話、民芸品の制作等も行われています。

国の重要文化財に指定されている曲り家「菊池家住宅」

千体のオシラサマを展示している「御蚕神堂」(おしらどう)です。

桑の棒の先に馬や女性の顔を刻み、中央に穴をあけた布を重ねた着物をまといます。

その昔

農家の娘が飼馬に恋をした、

怒った娘の父親が馬を殺したところが馬と一緒に娘も天に昇り

オシラサマになった。

オシラサマは農業の神様、馬の神様

あるいは蚕の神様だとも言われています。

最後に駅の近くの遠野城下町資料館に行きましたがたいしたことありませんでした。

時間があれば「南部曲り家千葉家」や五百羅漢に行ってみたかった。

 

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僕の細道旅行譚(SL銀河)

2018年06月23日 | 旅行

釜石駅から遠野駅までSL銀河に乗ってみました。

盛岡市の岩手県営運動公園内に展示してあった蒸気機関車C58を動態復元して釜石線に運行させました。

すごいですよね。遊園地で子供が載ったり下りたりしていたのを走れるようにしました。屋根があり車内もあまり荒らされていなくて良かったようです。

ある意味新品の蒸気機関車みたいなものでしょうかね。

改札口から中に入ってみましょう。

花巻方面に向けて後ろ姿です。

キラキラしています。

釜石駅はエスペラント名の愛称はラオツェアーノ(大洋)だそうです。

C58239  出発の準備もばんたんです。

さあ前面にきました。ヘッドマークもいいですね。 ピッカピカ嬉しいです。

最近は新幹線の運転手より花形という感じもします。

SLの運転手になるには免許を取り一人で運転するようになるには約1年間もかかるそうでくれぐれも失礼の無いようにお願いします。

運転席は夏は約50度、冬はマイナス10度になるそうです。

せっかく銀河鉄道に乗るので自宅で久しぶりで宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んでみました。

氷山にぶつかって船が沈みましてね・・・・私たちは必死になってどうか小さな人たちを乗せてくださいと叫びました。

タイタニックの遭難を題材にして書いていたのを初めて気がつきました。

というより子供の頃読んだだけなので全体的に良く分からなかったのかもしれません。

車内に入ってみました。丁寧な作りになっていますね。

宮沢賢治一色です。

お土産さんのコーナーもあります。

SL銀河をモチーフにしたお菓子やグッズなど販売しています。

さあいよいよ出発です。

花巻駅では転車台がないのでこちらで通常向きを変えるみたいですね。

危ないよ。

めがね橋、釜石仙入峠、鬼ヶ沢橋梁など車で来ても見どころ沢山ですがまずは列車に乗りましょう。

 

記念乗車券です。釜石駅発売

花巻駅~遠野駅、遠野駅~釜石駅とデザインが違って全線乗車すると2枚もらえます。

遠野駅では1時間ぐらい停車します。少し遠野市を散策します。

車で行くよりなんだかんだいっても楽しいですよね。

 

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僕の細道旅行譚(釜石市)

2018年06月17日 | 旅行

一関駅から北上して花巻駅、更に釜石線(花巻~釜石 90.2km)で釜石駅までやって来ました。

40年以上昔、仕事で何回か釜石に来たことがあります。唐丹町と言うところですが懐かしい町です。

全く新しい雰囲気の駅前になっていました。津波の影響で生まれ変わったようです。

昔は駅を降りると目の前に新日鉄の工場がモクモクと煙を出していました。こんな小さなものでなかった。

今やコンパクトな物流センターみたいなものがあったりして本当に時代がかわったんだなと思いました。

日本中の産業構造が変わっているのでしょう。

釜石がラグビーの町であるのは今も変わらないようです。

1979年から85年にかけてラグビー日本選手権V7達成。「北のの鉄人」として無敵の強さを誇った新日鉄釜石ラグビー部。

2019年のワールドカップの開催都市にもなっています。

サンフレッシュ釜石では新鮮な魚が2階で食べられます。

昔は駅前橋上市場と言っていました。

昔は電車の本数も多かったので今より賑やかだった気がします。

釜石の再建を願って作られた「復興の鐘」です。

日本で最初に様式高炉を火入れしてから150年を記念して造られた「鉄のモニュメント」

古くから製鉄技術が伝えられた釜石です。

明治日本の産業革命遺産として、2015年7月「橋野鉄鉱山」はユネスコの世界遺産に登録されました。

行ってみたかったのですが釜石駅から往復3時間(見学時間を含めて)もかかるので止めました。

橋野鉄鉱山現地ガイド付きバスツアーなどもあるみたいです(要予約)

 

甲子川にかかる大渡橋を渡ると市内に入って行きます。

釜石駅から南に伸びる南リアス線の鉄橋。朝のドラマになったアマちゃんのは北リアス線かな。

何とか頑張って営業しているようです。今回は時間がないので乗れません。

市内は全く新しくなっているようです。津波の影響はどうだったのでしょうか。この先右に行くと海が見えてきます。

先を急ぐのでよくわかりませんでした。

釜石湾を一望する高台、大平町鎌崎半島に建つ釜石大観音にやって来ました。

湾内を見ながら上って行きます。高さ48.5mの像です。

ここで入場料を払います。

最近は恋人の聖地などと言う場所が多くなりました。

まだ復興の最中でしょうか。

ここでお参りして中に上がります。

網目の場所が展望台。

内部は13階に分かれていて11~12階は観音様の抱く魚の上に作られた「魚籃展望台」になっています。

海抜120mからのリアス海岸が眺められるそうです。

ご隠居は疲れてその気分でもなかったから下で止めました。

 

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僕の細道旅行譚(猊鼻渓)

2018年06月13日 | 旅行

一関駅から大船渡線(通称ドラゴンレール線)に乗車、猊鼻渓駅を目指します。

約30分ぐらいで猊鼻渓(げいびけい)駅です。

さて駅を降りて10分も歩くと名勝・日本百景猊鼻渓です。

切符売り場もお洒落な感じです。

まずは乗車券です。

女性の船頭さんもいるみたいですね。

いよいよ乗船です。

船頭さんが竿一本で船を操る舟下りです。

鏡明岩という岩が現れます。

砂鉄川が石灰岩を浸食してできた渓谷が2kmあまり続き、高さ100mをこす断崖絶壁がそびえたつ幻想的な深山幽谷です。

しかし川は浅いので底までよく見えて魚が泳いでいます。

のんびりと見ていきましょう。

毘沙門窟。岩脚に洞窟があり、洞窟内には毘沙門天が祀ってあります。

何処の舟下りに行っても写真屋さんが崖の上で構えています。

一枚1400円といい値段ですが記念に買ってしまいました。

上から見るとこんな感じだそうです。

静かな感じですね。

一度下車して獅子ケ鼻を散策します。

さて帰りには船頭さんが一曲歌ってくれました。

そして終点の発着場に着きました。後ろに大船渡線の鉄橋が見えます。

長瀞みたいに川の流れは速くありませんがそれなりに青い空のもと楽しめました。冬もすごくいいそうです。

ご隠居は舟下りが好きなのです。

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僕の細道旅行譚(藤原の郷の続き)

2018年06月07日 | 旅行

引き続き藤原の郷です。

清衡館の入り口です。

後三年合戦で焼失した豊田館は清衡により再び江刺に建てられました。

寝殿を中心に東、北、西の対屋を渡り廊殿で結び、寝殿の床を高くして丸林を使うなど寝殿造初期の様式が取り入れられているそうです。

平泉に進出するまではここで暮らしたのでしょうか。

冬は寒そうな感じがしますね。部屋は狭くても暖房が良くきいている現代人の方が幸せかも。

少し歩くと金色堂のレプリカがありました。

覆堂がない姿で創建当時はこんな感じだったのでしょうか。それなりに素晴らし。

見晴らし台からの風景です。

政庁や伽羅御所のパノラマも大胆です。

伽羅御所

平安時代の最盛期を築いた奥州藤原氏三代秀衡の居館を想定して作ったものです。

平安時代の町並みと庶民の暮らしを再現しています。

売店もあり暑かったのでソフトクリームを食べてしまいました。すごく甘かったので今度は水が飲みたくなりました。

この辺りでドラマが沢山撮影されているようです。

さて帰りはバスもないのでタクシーを呼びました。

新幹線の水沢江刺駅は小沢さんの実力で出来たのか聞いてみたら

「とんでもない市民の寄付を何十億円も集めて作ったんですよ」とのこと。

くりこま高原駅、水沢江刺駅、新花巻駅などは最初駅を作る気はなかったので東北本線から離れているのでバスで新幹線の駅に向かいます。

でも一時間に一本ぐらいでも電車が止まると土産物屋さんやお弁当屋さんなど賑やかになりますね。

さて北上駅にやって来ました。

本当は桜の名所ですが今年は終わっていました。鯉のぼりが元気です。

これは桜の木です。

観光馬車や北上川渡し船などもあるそうです。

しょうがないから駅の看板で我慢してください。

新幹線ホーム11.12番線です。

こんな風に馬車の写真が撮りたかった。

これで一度終わりです。

 

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僕の細道旅行譚(藤原の郷)

2018年06月05日 | 旅行

厳美渓から一関に戻りさらに北を目指します。

水沢駅にやって来ました。

最近はあまり元気がありませんが小沢一郎の町ですね。現在は奥州市というみたいです。人口約12万人です。

ここから「えさし藤原の郷」に行ってみました。

駅からバスを乗り継いで結構不便です。

広い駐車場がありました。みんな車で来るんでしょうね。

とりあえずお腹が空いていたので盛岡名物冷麺を食べました。あっさりした味でした。

早速中に入ってみました。

団体入場券と言ってもJAFの会員権を出すと100円安くなりました。大勢で入った訳ではありません。

南側の朱塗りの建物は律令時代の成長の再現です。この時代は唐の影響を受けて正殿を中心に左右対称に建物が配置されています。

政治や重要な儀式を執り行われていた場所です。奈良時代から平安時代を再現しています。

ここは沢山の映画のロケ地にもなっています。

大河ドラマの「平清盛」平成24年「軍師官兵衛」平成26年。陰陽師(東宝)ほか。

奥州藤原氏初代・清衡が生まれたのは前九年合戦の最中。

この戦いで父経清は殺害され、清衡にも試練が待っていました。

山を全体に巡るようになっています。

じっくり体験120分コースやお急ぎ50分コースなどあります。

ゆっくり見るにはいい場所です。

11世紀半ばごろの地方豪族の一般的館で第一期豊田館と呼ばれています。

申し訳ありませんが急用ができたので今日はこれで終わりにします。

すぐに続きを掲載します。

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2018/6月

2018年06月01日 | 日記

6月になってしまいました。

暦があと1か月進むと半分終わってしまいますね。自分の人生の進捗状況は如何でしょうか。

日大アメフト部、安倍総理や官僚のうそつき等、庶民はまじめにやっているのに回りがひどいですね。

 

曲がり家に 残る馬屋の おやこ馬 チャグチャグ馬っこ 晴れの日を待つ

 (朝日歌壇 盛岡市 和田庄司さんの作品)

今月9日は盛岡ではチャグチャグ馬っこのお祭りです。

岩手山を望む田園風景は初夏を迎えて気持ちよさそうです。そこに飾り付けた馬が更新します。行ってみたい。

 

6月は雨が嫌ですが晴れている時を見計らって紫陽花でもみに出かけてみたいですね。

6月はジュンブライド、雨に濡れても愛する2人の結婚式だから何も気にならないでしょうか。

しかしご隠居ぐらいになると葬式ばかりで結婚式の招待状はあまりありません。

でもめげずにがんばりましょう。

 

さて久しぶりに桐野夏生さんの「路上のX」を読みみました。

桐野さんの本は好きでけっこう読みましたがすぐに忘れてしまいます。それでいいのかもしれません。

次々と新作が出たら読めばいいだけのことですね。

今回は「JKビジネス」が主題です。

 

「性的搾取以外の何物でもない」「居場所がないゆえに、大人の男のビジネスに吸収せれてしまう少女たちのことが書きたかった」

桐野さんだから相当詳しく執筆するにあたって調査していると思いますので真実に近いのでしょう。

一瞬をついてホテルから逃げる少女。彼女たちはお金がない。学校にもなじめない。仕事もない。

ニュースで見ていた時はちゃらい女の子が小遣い稼ぎに馬鹿なことをやっていると思っていましたとんでもないようです。

桐野さんは

「女だからということでたたかれるなら、アンフェアだと言わなければ。ずっと戦ってきた自負はあります。あれがなければ今の私はない。あの時ごまかしていたら、私はろくな社作品を書いていなかったと思う」

 

ご隠居も保護司をやっていて居場所のない子供たちを見てきました。

両親が再婚するとどちらの方に引き取られても肩身が狭い。なんとなく友人のうちに入りびたり。

シングルマザーはいいのです。しかしなかには酔っぱらって朝から寝ていてご飯も作ってくれないのでそのまま学校に行く。

お腹を空かせて先生が気の毒で何か食べさせてあげたりする。

切羽詰っていなくてもそれなりに厳しい生活をしている子が沢山います。

結婚するなら生れてくる子供のことを良く考えろ言いたいですがうるせぃと言われてしまいます。

結婚する時は少なくても愛していたんでしょう。

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