さて江之浦テラスを出て話題の韮山反射炉に行くことにしました。
その前にパワースポット三嶋大社に寄ってみました。
JR三島駅で伊豆箱根鉄道に乗り換えます。
三島はいたるところ富士山の伏流水が湧きだし池や小川が流れ周辺には大木が葉を繁らせ夏は気持ちの良い場所だと思います。
まさに「水の都」です。
伊豆箱根鉄道・駿豆線(三島~修善寺 19.8km)
東京駅を出た特急踊り子号は熱海駅で伊豆急行下田行きと修善寺行きに切り離されます。
後ろ5両は伊豆箱根線に相互乗り入れして修善寺駅に向かいます。そこでおぞましい殺人事件が起きたのでした。
と書き始めると西村京太郎サスペンスです。
まあそんなご隠居の好きな殺人事件もなく平和に列車は三島田町駅に到着です。
駅前から参道になっています。
写真に撮るのを忘れましたが右側一番奥がTVでお馴染み鰻の鯛焼き屋さんです。
外は鯛焼きなのですが中はあんこではなく鰻のかば焼きを切ったようなのが入っています。
三島の名物「福太郎」です。ドラッグストアではありません。
福太郎はヨモギ餅に鳥帽子をした甘さを控えたあんを添えています。
鳥居を入って右側に店があり200円で食べられます。お茶も出してくれます。
酒飲みで甘党のよくばりご隠居達も早速食してみました。
お参りする前にパクパクやっていたんではパワースポットもあったものではありません。
茅の輪(茅の輪神事)
日常生活で知らず知らず犯している罪やけがれを半年ごとに(6月、12月)に祓い清めて清らかな身になります。
一 水無月の 夏を越すには 千歳の命を延ぶとなり
一 思うこと みかつきぬとて 麻の葉を 切りにきりても祓いつるかは
蘇民将来 蘇民将来
と意味はよくわかりませんがブツブツ唱えて輪を8を横にしたような感じで潜り抜けます。
ここでも蘇民将来の信仰があるようです。
三嶋大社は大山祓命(おおやまつみのみこと)祀り恵比寿様として崇拝され商工、漁業者、また金運の神様です。
源頼朝が深く崇拝して源氏再興を祈願したそうです。
結果源氏は日本の頂点に上り詰めました。ご利益ありそうな神社です。
さて三島田町駅から伊豆長岡駅で下車、韮山反射炉にやって来ました。
「明治の日本の産業革命遺産」として国がユネスコ世界遺産センターに推薦書申請中です。
反射炉は17~18世紀にかけて欧州で発達して金属を溶かして大砲などを鋳造するための溶鉱炉です。内部の天井がドーム状になった炉体部と煉瓦積みの煙突からなります。
石炭などを燃料として発生させた炎と熱を炉内の天井で反射し、集中させることにより千数百度の高温を実現します。このような熱を反射させる仕組みから「反射炉」と呼ばれるようになったそうです。
日本ではぺりーの艦隊などがやって来て、こりゃ大変だこちらも大砲作るのに「反射炉」つくらなくちゃあとおっぱじめたのが始まりです。(薩摩藩などではそr以前に研究導入されていたみたいです)
日本人のすごい所は何もない所からでも文献あさったり蘭学に詳しい人を連れてきたりなんとか同じようなものを作ってしまいます。
種子島に初めて鉄砲が伝来されて見よう見まねで日本でも鉄砲が製作されると何十年もしないうちに当時では世界でも有数な鉄砲の所持する国になりました。
日本人を別段褒める気はありませんが何やっても一生懸命な人たちがいるのでこれから先も大丈夫でしょう。
「反射炉」で作った大砲。
世界中の人達はどうしてこのようなものを作るのに一生懸命なのでしょうか。
反射炉のある公園の裏山を見ると静岡らしく茶畑がありました。
明治時代お茶と生糸の輸出で日本の発展の基礎を造りました。
お茶の葉っぱの方が大砲より役に立ったような気もしますがどうでしょうか。