天神様とスカイツリー
白梅が少し咲いていました。
天神様には梅の花がよく似合う
菅原道真公が藤原時平一派の陰謀で大宰府に左遷させられました。人々はもちろんのこと、庭木までも悲しみました。情熱家の桜の木は落胆して枯れてしまいました。松と梅の木は「道真公を追いかけていくべぇ」ということになりました。
松の木は根性がないので現在の神戸市須磨区あたりで力尽きおちてしまいました。梅の木だけは一晩で大宰府にたどり着き花を咲かせたそうです。けなげな奴だね。
日本人は桜の花が好きですが梅も春には真っ先に花を開き希望を与えてくれて捨てたものではありません。それにしても頭のいい人は世の中にたくさんいますが道真公にはそれ以上に人徳があったのでしょう。各地の天神様は学問のお願いばかりでなく何となくほっとさせられる神社です。
東風(こち)吹かば にほいをこせよ 梅花
あるじなしとて 春なわすれそ
4月末の藤の花も見事です
木彫りの鷽鳥をいただくために並んでいる人たち
毎年1月24,25日朝8時30分から販売しますが6時には行列ができているそうです。ご隠居も2時間近く並びました。
「鷽」は幸運を招く鳥とされ毎年新しい鷽どりに替えるとこれまでの悪いことが「うそ」になり一年の吉兆を招き開運、幸福、出世を得ることができるそうです。
鷽鳥
日本海沿岸に生息するスズメ科の鳥で太宰府天満宮のお祭りのときに害虫駆除したことで天神様とご縁があります。
左は今回いただいた鷽。右側は昔太宰府天満宮の参道のお土産屋さんで購入したものです。
ご隠居はサラリーマン時代福岡に転勤で(左遷ではない)住んでいたことがありました。その後千葉に戻るときに西風が吹いたら家の庭に飛んで来いよと近くの公園の梅の木に言いましたが誰もついてきませんでした。人徳がないのです。
福岡支店のチンピラOLも毒舌家の私がいなくなるのでほっとした顔をしていました。
「どこに行きんしゃると?」
「千葉に帰るわ」
「よかとー」
「よかとーじゃないわ。博多が気に入ってたんだ。このバカ女」
亀戸天神様のお土産といえば船橋やのくずもちです。川崎大師や池上本門寺などの参道の店も有名です。
それぞれの地元の人たちは自分の所が一番美味しいと思っているでしょう。
天神様のお隣の香取神社は静かでした。
亀戸大根の碑
亀戸は大根が結構有名です。
亀戸梅屋敷 左は亀戸大根の料理で有名な升本
ご隠居も「亀戸あさりせいろめし」を食べてきました。
ご隠居の高校は墨田区向島にありました。通学していた頃はまだ都電がガタゴト走っていた時代です。高校の友人が亀戸にも住んでいて久しぶりに集まって飲みました。
東京のご隠居
さだまさし 飛梅 youtube