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本屋大賞受賞作 決まる

2013-04-10 08:56:09 | 報道/ニュース


  4月10日 おはよう日本


  全国の本屋さんが一番売りたい本を投票して選ぶ本屋大賞。
  過去の受賞作はいずれもベストセラーになり映画やテレビドラマ化されるなど
  影響力の大きい文学賞として注目されている。
  
  本屋さんからの支持を集め本屋大賞に選ばれたのは
  百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」。
  この作品は石油元売り大手の出光興産商業者の出光佐三をモデルにした歴史経済小説で
  戦後の困難な時代に誇りを持って挑んだ人たちを描いている。
  作者の百田さんは大阪出身の57歳。
  放送作家として活躍した後 7年前に小説家としてデビューした。
  (百田尚樹さん)
  「今 自信を失っている多くの人たちに
   日本人はこれだけすごいということを知らせたい一心で書いた本なので
   選ばれて本当にうれしい。」
  本屋大賞に選ばれた「海賊と呼ばれた男」は
  これまでの受賞作のようにベストセラーになるのか。
  (百田尚樹さん)
  「間の悪いことに12日に村上春樹さんの本が出て
   もしかしたら歴代の本屋大賞で一番売れない本になるのではないか。」
  百田さんは心配しているようだが
  東京都内の書店では今回の本屋大賞の発表と同時に売り場のレイアウト変更が始まった。
  本屋大賞に毎年投票をしている店員の間室道子さんは
  店員自身が一番売りたい本を選ぶ賞だけに力が入るという。
  (蔦屋書店 間室道子さん)  
  「本屋大賞は受賞者の賞であり私たちの賞でもある。
   ということでエネルギーの注ぎ方が違うし
   私たちが選んだという自負のようなものプライドのようなものもある。」
  早速受賞作を手に取るお客さんの姿も。
  (客) 
  「本が大好きなので本屋大賞はいつもチェックしている。
   たくさん本があるので本を選ぶ基準にはすごくなっている。」
  
  本屋大賞はヒット作を生み出す身近な文学賞として存在感を増している。
  歴代の本屋大賞はいずれもベストセラーになっているが
  この中で単行本として最も売れたのは
  2006年の受賞作 リリー・フランキーさんの
  「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。
  単行本で220万部を売り上げた。
  出版市場が縮小傾向にあるだけに本屋大賞への期待は高まっている。
  
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