4月6日 ニュース7
オバマ政権の2期目が始まって3か月足らずのアメリカだが
早くも2016年の次の大統領選挙に関心が高まっている。
話題の中心は国務長官を退任したばかりのヒラリー・クリントン氏。
世論調査では民主党支持者の60%近くが立候補してほしい人物に挙げている。
初の女性大統領にと支持者の期待が高まるクリントン氏。
5日 ニューヨークで講演し退任から2か月ぶりに活動を再開した。
クリントン氏が講演するシンポジウムの前には長い列ができた。
「アメリカ初の女性大統領に彼女がなると信じている。」
「彼女は調整能力を発揮して人々をまとめる大統領になれるはずだ。」
国務長官を退任したクリントン氏は
この日の講演で約2か月ぶりに本格的に活動を再開した。
(ヒラリー・クリントン氏)
「私はこの先ずっとあなたたちのパートナーであり続けたい。
私たちは変革 進歩 平和の推進者だ。」
ファーストレディーから上院議員への転身。
そして5年前 大統領選挙の候補者選びでオバマ氏に敗れながらも
外交のトップ国務長官に就任しオバマ氏を支えた。
(米ABC1月29日放送)
任期中に1,700回 世界の指導者と会った彼女は次はどこに向かうのか
退任後の動向に注目が集まったクリントン氏。
しかし大統領を目指すかどうかについては明言を避けている。
Q あなたに立候補してほしい
いつ決断してくれるんですか?
「より多くの女性に最高の地位を目指してほしい。
そのために私ができることはします。
自分の将来は自分で決めます。」
しかし支持者の期待は高まる一方である。
インターネット上にはクリントン氏の応援グッズが続々と登場している。
立候補に備え支援の輪を広げようと団体を設立する動きも相次いでいる。
ある団体ではすでに10万人が支持を表明し
献金やボランティアの申し出が殺到しているという。
(支援団体を作った人)
「彼女が決断したときのために支援の準備を整えてあげたい。」
クリントン氏は立候補するのか。
専門家は今は政治状況を慎重に見極めようとしているとみている。
(アメリカン大学 リクトマン教授)
「クリントン氏が大統領選挙で勝てるかは
オバマ大統領の2期目の成果にかかっている。」
史上初めての黒人大統領による2期目の政権が
アメリカで初めての女性大統領の誕生へとつながるのか
大統領選挙を3年半後に控え
全米の目はすでにクリントン氏の一挙手一投足に注がれている。