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【四日目】
四日目の朝は、ホテルの近くで、お粥とチマキを食べた。
この日で、杭州ともお別れ。
午後からは移動で、上海に戻らないといけなかったのだ。
午前中は、茶器を買ったり、中国の本屋をめぐったりして、お土産を買うことに時間を費やした。
お土産を買うときだけ、Dの杭州人の友人とともに行動した。
彼女は、Dが杭州の大学に通っていたときの知り合いで、
日本語もちょこっと勉強している人だ . . . 本文を読む
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【三日目】
二日目にしてようやく、専属の通訳・ガイド(友人D)が付いたこともあり、僕らは、本格的に中国を楽しみ始めていた。
一時は、無事生きて帰る事が、最大の目的になっていた旅行だったが、ようやく観光に来たという実感がわいてきた。
さて、三日目の予定は杭州の観光スポットめぐり。
霊隠寺という有名な仏像が並ぶお寺と、杭州で最も有名な湖の西湖。
この二つは、日本のガイドブックにも必ずと . . . 本文を読む
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【二日目】
一日目の夜、友人Dから僕らの部屋に電話があった。
そこで旅の無事を知らせ、二日目の予定を聞いた。
ちなみに、この電話にもネタがある。
その電話が掛かってきたとき、僕はシャワーを浴びていたので、友人マィクが受話器を取った。
当然、フロントからかかってきたものと思ったマィクは、英語で「YES?」と話しかけ、友人Dは絶句。
何しろ、この二人面識が全くなく、この時初めて会話した . . . 本文を読む
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【一日目】
そうこうしているうちに、当日を迎えた。
夕刻便に不安そうに颯爽と乗り込み、いざ中国へ。
激安航空券だったが、そこは日本の航空会社。
全く問題なく、入国してしまった。
友人Dへのお土産として、日本ならではのお菓子や食べ物を買っていったので、もしかしたら、「コラコラ、君、駄目だよ」と中国語で話しかけられるかもしれないと、ちょっと期待(?)していたのだが、それもなかった。
この . . . 本文を読む
【概要】
それは、何気ない一言からはじまった。
2004年の年末、中国にいる友人が「一段落したら、中国に遊びに来たら?」と言ってきたのである。
その頃多忙を極めていた僕にとって、それはほとんど現実味のない提案であった。
しかし、今後のことを考えると、行くならこの冬しかないと考えるようになった。
なぜなら、中国なんてその友人が働いている間でないと、行く機会などまずないと思えたからだ。
中国語も話せな . . . 本文を読む