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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

ブルース・ブラザース(V)

2010-02-28 18:11:29 | 映画(は)
評価点:83点/1980年/アメリカ

監督:ジョン・ランディス

不良債権におちいった協会を救うため、刑務所上がりの男が立ち上がる!

出所したジェイク(ジョン・ベルーシ)を待っていたのは、安く競売で買ったという、弟のエルウッド(ダン・エイクロイド)の乗るパトカーだった!
エルウッドは出所した兄を連れて昔育ててもらった教会に向かう。
教会は経営の危機に直面し、十一日以内に税金を納めなければ差し押さえになるという。
お世話になった教会に恩返しするために二人は三年前に結成してそのまま解散になっていた伝説のバンドグループ、「ブルース・ブラザース」を結成することに決める。
しかし、昔のメンバーは、それぞれの職に就いており結成は難航するのだった。

一度は誰もが見たことがあるのではないだろうか。
二人組の黒いサングラスに黒い帽子。
超おばかな二人がみせる爆笑コメディーがこの映画だ。
そしてただ笑わせるだけではなく、音楽もいい。
ミュージカル仕立てのノリに思わずニンマリだ。

▼以下はネタバレあり▼

この映画を常識的な観点で観ようとしてはいけない。
冒頭の出所のシーンで使用後のコンドームを所持していることからもわかるが、この非常識な映画は、むちゃくちゃするのが面白いのだ。
保安官に追いかけられるカーチェイスなどは大型量販店への恨みがないとあれだけ派手に暴れられないだろうというほど店を壊しまくる。
謎の女(後に元彼女ということがわかるのだが)に家を壊されても動じないで、彼らが何かをするたびにどんどん敵が増えていく。
その二人に負けていないのが、保安官たち。
ラストの納税のシーンは、かつて見たことがないほどの軍隊と警察官が殺到する。
あたかも凶悪犯が立てこもったかのような騒動だ。
そして極め付けが終幕のシーン。
囚人にエルビスの「監獄ロック」を披露するブルース・ブラザースはかなりうまい。

何も考えずに彼らの生き様を観る、そんな映画。

(2003/10/8執筆)

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