銅版画制作の日々

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中ハシ克シゲ展 ー連鎖する記憶ーZEROs

2006-10-20 | アート

滋賀県立近代美術館にて開催中の「中ハシ克シゲ展」を、先日鑑賞した。数年前京都芸術センターでも、開催されている。「ZERO Project」とは、特定のエピソードを持つ、主に零戦のプラモデルを細密に接写した約25,000枚もの写真を貼りあわせて、実物大の戦闘機を作りあげるものださらに「オン・ザ・デイ・プロジェクト」もある。これは戦争などの歴史的な事件がおきた同じ日付に、日の出から日没まで現場を接写するというものでこの写真の枚数は約5,000枚、それらの写真を貼りあわせ、巨大なレリーフをつくりあげるというもの現在も進行中だ。いずれも地元の住民がボランティアとして参加共同制作されている。そしてその作品は展示終了後、参加したボランティアに切り分けて配布または、ゆかりの地での焼却されるそうです。消滅することによって、より強く記憶に焼き付けることまた形として残す作品ではなく、皆で作りあげた過程の中での対話・交流こそが、作品としての大きな意味があるということが作品つくりの本質だというメッセージが込められている(展覧会紹介から抜粋)

タイトルのZEROsは西暦2,000年をあらわしているこのプロジェクトは第二次世界大戦体験者の高齢化を考慮して、2,009年までに一旦完結予定だそうです

滋賀県、比叡山山頂でも、特攻用の戦闘機があったそうです。でも実際は使用されることなく、終戦を迎えた。この時に使用予定だった特攻機を、このプロジェクトで制作予定今制作ボランティア募集中だそうですよ

写真25,000枚で作られた戦闘機は、想像以上にでかいものでした11月12日(日)まで展示されています。この日も制作進行中でした

詳細は滋賀県立近代美術館の展覧会案内へ

 

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キンキーブーツ♪幸せへと導くブーツ、お作りします。

2006-10-20 | 映画:ミニシアター

京都みなみ会館にて、「Kinky Boots」を鑑賞心がホットする素敵な映画です。結構お気に入りですね優柔不断な靴屋の跡継ぎチャーリーとカリスマ・ドラッグクイーンのローラが出会い、二人三脚で倒産しかけた靴工場の再建をするというお話なのですが・・・・。実は、ローラはトランスセクシュアルの男性化粧をして、ドレスを着ると、「クラブエンジェル」の人気スターに変身歌も上手いが、腕っ節も滅法強いでも彼女の悩みは、ドレスを脱ぐと自信のない男性に変身してしまう事だ一方のチャーリーは、父の死によって靴工場を継ぐ事に・・・・。何とか工場再建しなければいけないという意思はあるものの、手段が無い工場のスタッフからの受けも良くないし、仕事もなじめない完全に浮いているその保守的で田舎町で育ったチャーリーがローラと出会い強烈なカルチャーギャップを知るその異なるものを受け入れ、自分を変えていくのは勇気のいる事だがまったく相反する二人が大きいギャップを乗り越えていく過程は感動的

「フル・モンティ」以来の話題をさらって、イギリスに社会現象を巻き起こしたらしいこのところ、トランス関連系の映画がよくあるようなそのなかでも、深刻さがありながらも、さらっとして、気持ちが穏やかになる映画ではないかななんて思うのだ

キンキーブーツとは直訳すると変態ブーツだそうですこのエナメルにスーパーヒールのSEXYな《ドラッグクイーンご用達》のブーツ作りが始まりだす。目標は一ヵ月後のミラノの見本市偏見・保守的な町ノーサプトンの大きな壁が立ちふさがるという前途多難な状況・・・・。


ローラ役キウェテル・イジョフォー 踊り・歌の上手さに


キンキーブーツ作りに頑張る人たち

キャスト
チャーリー ジョエル・エドガートン(靴工場のオーナー)
ローレン  サラ=ジェーン・ボッソ(チャーリーを支えるスタッフ)
ニック    ジェミマ・ルーポー(チャーリーの婚約者)
メル     リンダ・バセット イギリスの典型的な働く主婦
ドン     ニック・フロスト かなり保守的な職人
ジョージ  イワン・フーバー 父親時代からの片腕
監督    ジュリアン・ジャロルド

   kinkyBoots公式サイト

映画「インサイドマン」に、イジョフォーはデンゼル・ワシントンと共演していたんですね
左がキウェテル・イジョフォーです

 

 

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