滋賀県立近代美術館にて開催中の「中ハシ克シゲ展」を、先日鑑賞した。数年前京都芸術センターでも、開催されている。「ZERO Project」とは、特定のエピソードを持つ、主に零戦のプラモデルを細密に接写した約25,000枚もの写真を貼りあわせて、実物大の戦闘機を作りあげるものださらに「オン・ザ・デイ・プロジェクト」もある。これは戦争などの歴史的な事件がおきた同じ日付に、日の出から日没まで現場を接写するというものでこの写真の枚数は約5,000枚、それらの写真を貼りあわせ、巨大なレリーフをつくりあげるというもの現在も進行中だ。いずれも地元の住民がボランティアとして参加共同制作されている。そしてその作品は展示終了後、参加したボランティアに切り分けて配布または、ゆかりの地での焼却されるそうです。消滅することによって、より強く記憶に焼き付けることまた形として残す作品ではなく、皆で作りあげた過程の中での対話・交流こそが、作品としての大きな意味があるということが作品つくりの本質だというメッセージが込められている(展覧会紹介から抜粋)
タイトルのZEROsは西暦2,000年をあらわしているこのプロジェクトは第二次世界大戦体験者の高齢化を考慮して、2,009年までに一旦完結予定だそうです
滋賀県、比叡山山頂でも、特攻用の戦闘機があったそうです。でも実際は使用されることなく、終戦を迎えた。この時に使用予定だった特攻機を、このプロジェクトで制作予定今制作ボランティア募集中だそうですよ
写真25,000枚で作られた戦闘機は、想像以上にでかいものでした11月12日(日)まで展示されています。この日も制作進行中でした
詳細は滋賀県立近代美術館の展覧会案内へ