何かいいねぇ~~メルシー体操音楽のリズムも最高
そしてサクラを演じるもたいまさこも、あの飄々とした雰囲気の存在感がたまらなくなんだよね。タイトルの『めがね』は皆めがねをかけているからなのかな?と色々なことを思いながら鑑賞した。10月16日、「あるスキャダルの覚え書き」鑑賞後、続けて観た。ちょいと二本連続はきついかな、?状態にならないか?と不安もあったけど・・・。おぉ二本ともちゃんと観れたよ
監督は『かもめ食堂』の荻上直子、キャストは常連の小林聡美、もたいまさこに、今回は新しく、市川実日子、加瀬亮、光石研が加わっての「めがね」という摩訶不思議なタイトル作品。
春まだ浅いころ、ある南の町に不思議な予感が漂う「・・・・・来た」。プロペラ機のタラップを降りて。片手には小さなバックを持ち、 まっすぐにを歩いてくるめがねをかけたひとりの女。待ち受ける男と女に向かい、彼女は深々と一礼する。
時を同じくしてもうひとりの女が空港に降り立った。名前はタエコ(小林聡美)。大きなトランクを引きずりながらたよりない手描きの地図を片手にを歩き、奇妙な懐かしさのある小さな宿ハマダにたどり着く。
出迎えてくれたのは飾り気のない宿の主人ユージ(光石研)とのコージ(ケン)迷わずにたどり着いたタエコに「才能ありますよ」と告げる。「ここにいる才能」
次の日、宿の一室で朝を迎えたタエコの足元に、微笑を浮かべためがねの女・サクラ(もたいまさこ)の姿が!「おはようございます」「何?」「朝です」。
「寝かしてよ~~」とタエコ・・・・。
不思議なことばかり起こる
毎朝、浜辺で行われる不可思議な「メルシー体操」。
宿周辺でぶらぶらしている高校教師ハルナ(市川実日子)。
人々に笑顔でかき氷をふるまうサクラ。
観光したいと告げるタエコに「観光するところなんてありませんよ」「たそがれないのに、一体何をしに来たんですか?」と皆が不審げに問い返す。
「・・・・・・無理」周囲のマイペースに耐え切れなくなったタエコは、ハマダを出てもう一軒の宿・マリンパレスへ行く決心をする
しかしここも・・・・・。女主人・森下(薬師丸ひろ子)の盛大な出迎えを受けたものの、ここもまた探している場所ではなかった
道に迷い、野中の一本道で途方に暮れるタエコそこにに乗ったサクラが現れる
再び、ハマダでの日々が始まった。ペースに巻き込まれ徐々に自らたそがれるタエコ。数日後、彼女を「先生」と呼ぶ青年・ヨモギ(加瀬亮)をハマダに現れる。
彼が加わり、さらにゆったりと流れていく宿の時間。だがこの時間が決して永遠でないことを、誰もが確かに感じていた。
かき氷が苦手なタエコも、いつのまにか病みつきに・・・・。
何が自由か、知っている。
映画の中で、美味しい料理がたくさん登場豪華な食材にごっくん
「かもめ食堂」以上にゆるくて、まったりとした作品。ストーリーそのものより、登場する人たちのキャラが何となく面白いという感じでしょうか?せかせかした現代社会から、離れてゆったり、のんびりすることの大事さを教えてくれる。
意外にこんな時間を上手に過ごせる人って少ないだろうね。たそがれるって簡単そうで、難しいかも・・・・・。結構好きな作品です
主題歌:大貫妙子『めがね』音楽:金子隆博
音楽もゆったり、優しいメロディーですよ