銅版画制作の日々

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ココ・アヴァン・シャネル☆★COCO AVANT CHANEL

2009-09-19 | 映画:シネコン

今こそ知りたいーーー〈シャネルの秘密〉

シャネル・シリーズ第二弾は、オドレイ・トトゥ主演のシャネル物語。本家本元のフランス映画です。いやあこれだけでも何かいいですよね。シャネルはフランス人ですから、こうこなきゃ!なんて・・・・。主演のオドレイ嬢、実際のシャネルと重なるところがあるそうです。アンヌ・フォンテーヌ監督曰く、オドレイとシャネルは顔が似ていて、しかも中性的な面があると話しています。
注目はやはりシャネルを演じるオドレイのファッション。シックで飾り気のないものですが、なかなか良い。シャネル自身、あの当時のやたらにちゃらちゃらした服装を見て、デコレーションケーキのようで趣味が悪いと酷評する場面がありますが。派手なのが素晴らしいというものじゃあないと思っていたのでしょうね。コルセットで締めつけることにも疑問を持っていたし・・・・。彼女には先を読む力があったと言う事でしょうか。


ボーダーのTシャツ。斬新です。現在でもこのTシャツは健在ですものね。


衣装デザインはシャネルデザインのものではありません。カトリーヌ・ルテリエによるものです。彼女はフォンテーヌ監督と過去にも組んでます。

 

STORY

 母親を亡くし、父親に見捨てられたガブリエル・シャネル(オドレイ・トトゥ)は、姉アドリエンヌ(マリー・ジラン)と共に田舎の孤児院で少女時代を過ごす。やがて、仕立屋でお針子仕事をする傍ら、姉と共にキャバレーで歌を歌い、つましく生計を立てていく。また、その時の持ち歌から“ココ”の愛称で呼ばれ、本格的に歌手を志すようになるガブリエル。そんな彼女はある日、エティエンヌ・バルザン(ブノワ・ポールヴールド) という裕福な将校と出会う。愛人関係となった彼の支援で歌手になる夢も膨らみ、上流階級の社交界も知るガブリエル。ところが、歌手の夢は潰え、愛人に留まるだけのエティエンヌとの生活も次第に陰りが見え始める。しかし、この時ガブリエルには裁縫の独創的で類い希な才能が芽生えていた。そうした中、本当の彼女を理解するイギリス人の実業家ボーイ・カペル(アレッサンドロ・ニヴォラ)が現われ、相思相愛となるのだが…。

 

シャーリー・マクレーンのココ・シャネルも先日鑑賞したが、重なるもののちょっと違うところもあります。ココのキャバレーでの歌手生活はそこまで取り上げていなかったようで・・・・。本作ではその部分をそこそこ描かれている。またエティエンヌとの経緯もちょっと違います。前作ではココがエティエンヌに見染められたということになっていますが。本作ではココが押し掛けていったようなくだりですが。どちらが真実なのでしょうね。まあどちらでもいいのですが・・・・。

アンヌ・フォンテーヌ監督は、20歳頃のシャネルと深い関わりのあったリル―・マルカンと接触があり、シャネルの事を聞かせてもらっているそうで。興味もあったと言う。おそらくその話を聞くと、事実に近いのかもしれません。
女性が自立なんて考えられなかった時代に、シャネルは働きたいという気持ちを強く抱いていた事は並の人ではなかったのだとつくづく感じます。

愛する人と出会ったココですが・・・・。結婚というごく当たり前な人生を選ぶことはなく。生涯一人だったんですね。今ならシングル女性は当たり前になりつつありますが。


愛を信じなかったココだが、ボーイと出会ったことで彼女の信念は揺らぎことに。


エティエンヌは最後にシャネルを愛していたことに気付く。しかし手遅れだった。

ボーイを愛するココ。しかし彼は別の女性と結婚することに・・・・。ガーン!でもその苦しみから克服するココ。しかしその後、もっと衝撃的な事態が訪れる。


左はエミリエンヌ(エマニュエル・ドゥヴォス
彼女はエティエンヌの元愛人。エティエンヌの邸宅でココと出会う。舞台女優。彼女はココのデザイナーとしてのセンスにいち早く気付いた。舞台用のドレスや帽子のデザインをココに依頼した。

エマニュエル・ドゥヴォス、見たことがあると思ったら、「キングス&クイーン」の主演女優さんでした。


シャネルは愛煙家だったのかな?実際の写真も煙草吸っている姿があります。
オドレイ、なかなかさまになっているよね。


運命なんか信じない。財産もコネクションもない彼女は、自分の人生を意志の力で変えた。世の中に自分を受け入れてもらおうと、自分を変えるのが普通の人が考える成功の道だが。彼女はそうではなかった。自分の個性を受け入れさせるために、世の中を変えようとした。

大嫌いなものーーー女を窮屈にしていた当時の大仰なファッションーーーを、早く流行遅れにするために。人とは違うことを切り札にする。常識を覆し、自分の生き方を貫く。

今でこそ個性が尊重される時代だけど、保守的な時代にここまでやれたのは、ココ・シャネルだからだろうね。


キャバレーで唄う歌は良かった!「ココ、ココ~~♪」何か今も口ずさんでしまう。

「アメリ」のオドレイ・トトゥを主演に迎え、世界的ファッション・デザイナー、ココ・シャネルの前半生を描いた伝記ドラマ。孤児院育ちの少女が独創的な縫製の才能を開花させ、のちにモード界屈指のオートクチュール・ブランドを興す自らのスタイルを確立していくまでの若き日を綴る。監督は「ドライ・クリーニング」「恍惚」のアンヌ・フォンテーヌ

 もし翼を持たずに生まれてきたのなら、
翼を生やすためにどんなことでもしなさい

メディア 映画
上映時間 110分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2009/09/18
ジャンル ドラマ/ロマンス/伝記

オフィシャル・サイト
http://www.sonyclassics.com/cocobeforechanel (英語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.fr/cocoavantchanel/ (仏語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/cocoavantchanel/

※途中状態になってしまい・・・・。気が付いたら、ボーイが亡くなっていましたよ。
フランス語だったのはいいんだけどね。シャーリー・マクレーンの「ココ・シャネル」の方が良かったような気がしますね。それにしても今回もおばさま族がわんさかシアターにおいでになっていました。結構おばさんもたくさん集まるとうるさいです

 

 

 

 

Comments (4)
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